【近況報告】1級時計修理技能士になっています【仕事・趣味・旅行】

もう自転車旅行から帰ってきて8年半も経つとは驚きで早すぎると思うし、一方で旅の記憶は少しずつ薄らいできており、この点で年月の経過を感じる。


だからこうしてブログとか、Youtubeに旅の様子を残してきて良かったなと思う。苦しいことばかりだったと思うが、今ではいい思い出。


さて現在何やっているかというと、一級時計修理技能士という国家資格を取得したのでこの技能を生かして働いている。


旅後に普通の時計屋に就職したが、時計の内部構造に興味が出てきて、いろんな人に教わりつつ、自分はヤフオクでジャンク時計を入手してはバラして組み立ててをやっているうちに時計修理にハマっていった。


米粒より小さい部品を扱う仕事。でも自分の感覚では自転車をバラしてカスタムするのとそう変わらない感じがしており、練習は必要だったがそこまで難しいとは思わなかった。


一般の人は部品ひとつひとつの形状が違うからバラせても組み上げるのが難しく感じるかもしれない。でもメカニズムが分かってしまえばあとはどう組み合わせるかだけだし、壊さないように部品の素材や形などからピンセットでどこをつかむかや力加減を間違えないようにすればよい。


時計を直すのが楽しくなっているので、趣味も時計修理だ。ヤフオクで入手した時計をメルカリで売っている。ほとんど利益は出ないが楽しいからやっている。一級時計修理技能士になって手に職ができたし、小遣い稼ぎくらいしないともったいない。理想は現在の仕事を引退したら、こういう時計修理で自分の食費ぐらいは稼いで生きていきたい。


旅行も最近はそれなりの頻度で行っている。


行きたいと思ったら行ったほうが良い。年を取れば行きたいと思っても行けなくなるから。


特に、父と母が高齢になってきており、まだ歩けているうちに色んなところに連れまわして思い出を作っておきたい。だから今年は日光・鬼怒川、福島・会津に連れて行った。


しかし一人旅もしたいので、今年2024年の11月に大洗から苫小牧まで「さんふらわあ」というフェリーで行こうと思っている。苫小牧から1時間20分くらいに登別温泉があるのでそこへ行く。


その様子をこのブログとYoutubeでお伝えしようと思っている。


今回は写真も何もないが、もうこのブログを見ている人は全くいないだろうしまぁいいだろう。また細々とやっていくことにしよう。


では。

【おすすめ旅本】超濃厚系:読み手を選ぶ狂気の旅日記「タミオ―日記」を読め!


前回の記事(【名作】だいたい四コマ以上漫画「旅のコマんドー」が面白い)にて、私が旅の間で出会ったタミオさんの四コマ以上漫画を紹介した。
そのタミオさんは「タミオ―日記」という旅本も出版している。
全4巻、Vol.5まで存在する。

私は個人的に彼は精密描写・デザインの天才だと考えていて、その才が存分に表現されているのがタミオ―日記だ。


精密描写は表紙にも表れていて、是非写真をクリックして拡大して見てもらいたいのだが、全四巻の単独写真を撮ってみた。
細々したなにやら点のようなものがあるが、これは全て文字です。





肝心の中身はどうなのかというと手抜きが一切ない。
これは口で説明するよりも実際に見てもらおう。



こんな感じのページが各巻約300ページ展開されている。
正直1ページ読むのにどれだけの時間がかかるのだろう?
こういうものを書くにはまず性格的に丁寧でなければならないし、根気や忍耐といったところの精神も整わなければならない。
書き手の性格がにじみ出ている。実際タミオさんはゆったり丁寧な方でした。

購入して届いたのはつい昨日(2019/1/25)なのでまだVol.1の初めの初めまでしか読めていないが、じっくり読むと1冊を読み終えるのに1か月はかかるのではないか?

タミオ―日記をパラパラめくって見ていくと、未だかつてこれほどの意味内容・メッセージ・そして著者の旅人生の過程が詰め込まれた本は他にあるまい、そう思った。
旅っていいなと思ったし、旅人にとって刺激を与える本でもある。

一人の男がその旅の過程や感じたことを事細かく記録し、デザインして製本した本。
各地の切手やイラスト、スクラップまでも張り付けたヴィジュアルブック。

この本は確かタミオさんが旅先の上海やチェンマイで自分で印刷しているので、恐らく限定数しかないだろうかと。
今回私は恵文社一乗寺店のオンラインショップで購入した。
恵文社一乗寺店オンラインショップ タミオ―日記のページ

他にも…


といったところで販売されている。
Sold Outが出てきているので気になったらマストバイだ。

こういう本が出版社から全国区へ出回らないのが”惜しい”と思う。
それはこの本に触れることなく生きてしまうのが惜しいということ。
これは過大評価ではなく本当にそう思う。

旅人ならこの本は必ず読め!強くおすすめします。

【名作】だいたい四コマ以上漫画「旅のコマんドー」が面白い

http://tamioonews.com/tabikoma/

私が海外自転車旅行中、メキシコシティーの日本人宿で出会ったタミオさん。
狂気の旅日記「タミオ―日記」の著者であり、精密描写・デザインの才を持つお方。
そんな彼から「旅の漫画を始めました」と連絡があり、
さっそくアクセスしてみると、、、

「結構おもろい…笑」

お話の一部の紹介です。内容は実際に読んでみてください

タミオさんが長旅(現在進行中)の中で実際に体験してきたことをネタとして、
だいたい四コマ漫画として描いていた。
「濃いめの」海外旅行をしたことがある人なら「あ~あるよね!」というお話が多い。
例えば食堂にハエが多いとか、スリの手口の巧妙さとか、いろんな職業があるとか…

読んでいて刺激されたのは、
またあのゴチャゴチャした世界に行ってみたいという気持ち。
旅はやっぱり濃くなくっちゃあイケナイ!

例えば、自転車旅行者は読んでみたほうが良かろう。
我々チャリダーやバックパッカーは綺麗なところよりも、
各国の観光案内所が”見せたくない”景色をたくさん見ることになる。
地域密着型の旅形態なのだ。

そんな旅形態の人は日々こんな景色を見て経験してます、
それがよく分かる漫画…

旅のコマんドー、「旅コマ」はそんな漫画です。
是非読んでみてください、とても面白いです!







旅のコマんどー 海外ふらふら者が描くだいたい四コマ以上漫画。

タミオさんは旅日記も書いてます。
【おすすめ旅本】超濃厚系:読み手を選ぶ狂気の旅日記「タミオ―日記」を読め!

JACC PEDALIAN.comの世界一周記録保持者に名を連ねる


JACC(日本アドベンチャーサイクリストクラブ)の世界一周記録に名前が載りました。67番目に載っています。

JACC世界一周記録保持者

本当は帰国後すぐにJACCにメールを送って報告しようと考えていましたが、体調不良とその後の仕事にかまけて送らずにいました。

こうして諸先輩方とともに名を連ねることができて良かったです。

老後はユーラシアとアフリカを走って5大陸走破を目指す予定なので、まだまだ記録更新を狙います。

しかし自分の記録なんて大したもんではないですね。100ヶ国10万キロに到達している方もいますのでレジェンド級ですね。

そもそも人生で海外自転車旅行をすることは稀有なことで、その中で世界一周を達成するのは相当に思い切りがいる決断だと思うのです。

周りが仕事と恋愛と結婚などを送っている中で、海外自転車旅行をする人はそれらを犠牲にして若いうちの青春を充実させようと行動しているのだから改めてすごく稀有なことと思います。

この旅はモラトリアムと呼ぶには生易しいものではないわけで、一度きりの人生、いわゆる普通の人生を送るのはもったいない。

これから走ろうと夢を持っている方は借金してでも今すぐに行ってください。贅沢しなければその後の人生は何とかなります。若いうちにしかできないことに注力すべきです。

現在走行中の方は頑張ってください。その貴重な体験は無駄になりませんので、誇らしく思ってください。

Selle Italia セライタリアの革サドルStoricaはどんな感じなのか


1897年創業のイタリアのサドルメーカー、セライタリア。2017年で120周年となるため、記念として創業当時の金型を使って復刻革サドルを作った。通常革サドルは一枚の革で仕上げるところを、三枚の革を張り合わせることで耐久性を上げている。

…と、いうことらしい。本当はブルックスの天然ゴム製のカンビウムを買うと決めていたが、いざ買おうとすると「やっぱり革だよね」と急に考えを変え、ブルックスのロード用の革サドルを見るも高額で買う気が失せ、それじゃあどうするかと悩んでいたところにセライタリアの革サドルが目に飛び込んできた。

なんにせよ現在の愛車のマジィにはツーリング用のデカい革サドル(ブルックスB17インペリアル)は似合わないし、この革サドルは海外走行でそれなりのダメージを受けているために交換しないといけない。

しかしセライタリアの革サドル?素材とか形状だとか、最新で軽量なサドルメーカーのイメージがあるが革サドルも作ってるのかと思ったら、2017年、創業120周年記念で作ったものらしい。平時のサドルと区別するためか、「Selle Italia」ではなく「Sella Italia」とちょっと名前も変えてのリリース。




何でこれを買ったかというと、手ごろな価格と見た目が気に入ったから。革サドルだから跨った感じと、乗っていくにつれてのこなれていき具合はブルックスとそう変わらないだろうからある程度予測できる。だから価格と見た目が全てだった。セライタリアはよく分からんメーカーでもないし、ちゃんとしたものだろうという期待感もあった。




うん、キレイによくできてると思う。ブルックスのサドルと遜色ないくらい。右側面の押し印がイタリアの洒落っぽさを出している。セライタリアの革サドルには一応3種類あって、Storicaはロード向け。Miticaはトレッキング向け、Epocaはツーリング向けだ。



Storicaの重量は505グラム。革を張り合わせているため断面が3層になっている。レールはクロモリ製。革に触れた感じは固い。グッとそれなりに力を入れて押さないとしならないくらい固い。



ブルックスと同じくノーズに革の張り具合を調整するボルトがあり、その調整のための工具もついている。さらにケア用のクリームもついてくる。

ひとまずは乗る前にこの付属のクリームを薄く塗ってケアしておいた。説明書によると、直射日光と雨を避け、2か月に一度のケアをするとサドルの寿命が延びるで!とある。さらに、最初はめっちゃ固いけど500キロ~800キロほどの走行でケツに馴染んでくるで!とも書いてある。




取り付けて30キロほど乗車してみた。結果、、、

「クッソ固ぇし、痛ぇ」

まぁ革サドルってこんなものだろう。痛みは鈍痛とかいうでもなくあとに残らない感じではあるが辛いっちゃ辛い。でも騒ぐほど辛くはない。だんだんこなれてくることを知っているし、痛いけど期待感しかない。これから休日のライドが楽しみだ。



⇒深谷産業「セライタリア復刻革サドル」紹介ページへ

自転車旅行視点で言うと、ブルックスとセレアナトミカのほかにも良質な革サドルが登場したなという感じ。価格も手ごろだし、ライドスタイルによって異なった形状も用意されている。ツーリング用途だとEPOCAになるだろうが、選択肢が一つ増えましたね。これならブルックスと同様おススメできますよ。

ブルックスサドルは本当に良いものなのか?


自転車の革サドルならBROOKS(ブルックス)を使え!

2014年2月のこの記事について見直して、かつ批判的な意見を述べ、最後につまりどうなのかということをまとめようと思う。

さてまずはこの一文。

革サドルは三角木馬に例えられたり、尻の皮が剥けて血が出たとか色々噂がありますがアテになりません。実際使ってみてどうなのかという体験のほうが信頼できる。

尻の皮が剥けたとか血が出たという情報を「アテにならない」の一言で片づけるのはどうかと思う。「実際使ってみてどうなのかという体験のほうが信頼できる」の一文からして、ネットの情報はアテにならないということを言っているのだろうと思うが、ネット上で書いている人たちにとっては実体験であるし、他人から見れば私の見解もまたネットの情報に他ならない。

皮が剥けるとか血が出る原因としては、新品の革サドルは固いということと、それに長時間跨り続けて痛みを我慢しつつも走っていた、ということだろうと考えられる。購入した革サドルを早く自分の尻の形に育て上げたいという焦りがあるのと、こんなものじゃないはずという期待感があるためと思われる。

どの革サドルでもこのリスクはある。革がこなれてくるまでは長時間の乗車はできないだろう。「乗れるサドル」になるまでは時間がかかるというリスク表示に欠ける一文。ただし時間かけて育て上げていくということで、自分の子供のようなサドルにもなり得るのだが。

購入してからおよそ一年くらいで、風雨に晒されつつ私のお尻の形に変形しました。このサドルに跨る限りは、長距離走行でもお尻が痛くなることはありません。これは驚くべきことですが本当で、私のお尻に完璧にフィットしています。

やっぱりこなれてくるまで1年かかっている。

「長距離走行でもお尻が痛くなることはありません」というのは半分嘘。長時間座っていれば当然痛くなるだろう。圧迫が続いて痛くならないなんてことはあり得ないんだから。たとえ自分の尻の形に仕上がったものであってもね。

ただ、実体験として革じゃないサドルと比べたら痛みは少ないと思う。この「比較して痛みが少ない・軽減される」という一文が無いのはダメ。誤解を生みかねない。

多少濡れようがそんなものは問題になりませんよ。安物じゃないのでそうそう割れたりしません。

多少濡れようが問題にならないのは確かだが、その「多少濡れる」ことが積み重なると、安物だろうと高価であろうと劣化して割れる。

入手しやすいというのは、例えサドルにトラブルを抱えても、自転車先進国に立ち寄れば必ず換えを入手できるということです。

確かにそうなんだけど細かいことを言えば、まずどこの自転車屋にもあるわけではないということ。ロードバイク・MTB全盛の時代なので、競技向けではない革サドルを店頭に置いて販売している店は少ない。ちょっとしたサイクリングでも競技向けサドルを使うのが一般的。

ただ、ブルックスと販売のコネクションのない店はそうそうないので、注文取り寄せはできるだろう。数日かかるが、入手できないわけではない。

最近BROOKSはC17 CAMBIUM (カンビウム)という、硬化天然ゴムとコットンキャンバスで作られたサドルをリリースしました。革じゃないというのは驚きですが、長期使用可というコンセプトは維持しているようですし、水に弱いという欠点やオイルケアを無くしている点で革サドルより扱いやすく、こちらの方が圧倒的に自転車旅行向きでしょう。

カンビウムは私自身購入予定のもので、そこら辺の詳しいレポートは後々書こうと思っている。ユーロ系ライダーの間ではかなり高評価なのだが、一部の意見としてやはり痛いというのはある。どのサドルにもこういうことはつきものではあるが。

全くケアフリーであるわけではないだろう。耐水性はあるとはいっても水に濡れていいものでもないだろうし。表のコットン地にはできないが、裏のゴム地には多少はオイルを薄く塗っておくほうが良いかもしれない。コットン地には防水スプレーを吹いておくとか。なんにせよゴムは劣化するので、長く使いたいなら手間をかけてやる必要はある。


【まとめ】
ブルックスに限らず革サドルということになるが、注意点をまとめると以下のようになる。

  • 劣化はするのでメンテナンスの手間がかかる
  • なじむまで根気と時間がかかる
  • 自分の尻に合うものかどうかは実際に使わないと分からない
  • 流通性がいいとは言ってもすんなり手に入るかどうかは分からない

結局、常識的に考えれば分かることではあるのだが、この記事によって、ブルックス推しに偏った記事に対するバランスが取れると思う。

自転車旅行に革サドルを使え!ということに関しては揺らぎないが、人によってはジェルパッド付きのサドルのほうが合うのもいる。

ノウハウというのは二項対立なので、推し記事を読んで期待感を膨らませるのはいけないし、批判記事を読んでダメなものというレッテルでもって選択肢から除外するのもいけない。ここら辺が注意だな。

自転車旅行のやり方 旅後


旅後の話だから自転車旅行の本筋とはズレた話になるし、一部ダンディアイテムの紹介も兼ねているのでどうかと思うが、チャリダーはダンディズムに疎いので、とにかくそれじゃダメなので、大事なことなので書いておく。

【仕事を探す】
旅後に何をするかといえば仕事探しなさいよということ一点に限る。どんな仕事にすべきかというのは人それぞれしたいことをしたらいい。

普通のサラリーマンになるか、旅の間に人脈ができてそれが仕事につながることもあるし、分らんね。自分で仕事を作るよりも、他人が作った仕事に乗っかる(雇用される)のが無難だろう。長いものには巻かれるということ。だからとりあえず巻かれておく。しかし大事なのはそこじゃないってことをチャリダーは知っているはずなので、巻かれることは大したことではない。

さて自転車旅行ってやってる本人にとってはすごいことではあるけれども、こういう旅行形態を知らない一般人から見れば「まぁすごいっちゃすごいけどだから何なの?」という疑問があるので、「だから何?」というところを答えられるようにしないと、仕事の面接時に困ると思うし最大のウィークポイントになるだろう。

この旅を通して何が体験できてそれがどんな学びにつながり、どんな教訓を得られたのか、そしてこの学びを仕事のどんな部分に活かせるのかを説明する。あとは上を目指す気があるのか、技術・資格習得を求められる職なら”聞かれる前に”自分から「○○の資格に興味があるので取得を目指してます」とでも言えばいい。聞かれる前に自分から言うと、積極性のある印象を与える。もちろん嘘はつけないので、言ったからには取得を目指す必要はある。

で、自転車旅行者というのは大抵ダサい服装しかしていないので、社会復帰するときには「シャツとジャケット着ときゃそれなりに見えるだろう」と安易に考える。だぶん…

そこで一応、面接官に対して「この人デキそうだな」と思わせるための見た目のポイントを書いておく。これは第一印象にかなりの影響を与えるので言葉と同様に大事。

髪型

人によって似合う似合わないがあるからコレッということは書けないが、単に切りそろえたり短くするよりも、ある程度の髪の長さでジェルを使って「濡れ感」のある髪の流れをくしで作って整えたほうがカッコいい。

私の今の髪型は、床屋でサイドと後ろを短く刈りあげてもらって、トップは長さをもって切りそろえてもらう。夜のふろ上がりに髪を乾かすときにブローで七三に癖をつけておき、朝の整髪時に軽く髪を濡らしてブロー、本格的に髪型を作っていく。ある程度ボリュームを付けてブローし終わったら、ハードジェルを適量手に取って髪に馴染ませ、くしで梳いて整髪して完成。

「おしゃれ七三」ってやつ。まずブローで髪型を作り、ジェルで固める。ジェルで髪型を作ることはしない。髪型はあくまでブローで作る。これポイントね。おしゃれ七三は清潔感があってかつカッコいい。男女関わらず受けがいい。

ちなみにおすすめジェルはコレ。宣伝しておく。




フレグランスを着る
香水のこと。日本語では香水を着るという表現はするのかしないのか。英語ではWear a fragranceと言う。

面接なので香水は基本的に使わずにデオドラントスプレー(体と足)で済ませても良いが、石鹸の清涼感のある香りなら両腕と首に各1プッシュ、自分でも香るかどうかわからないぐらいで着てもいい。

仕事に就いたら両膝裏、両腕、左右首筋に1プッシュを出勤前に。帰宅時に首筋1プッシュくらいしてもいい。

これもおすすめを言えば、フェラガモのインカントシャインあるいはインカントチャームが良い。甘いフローラル系の香りで女性向と言われるが、男女に好まれる魅惑的な香りなので男性が使ってもいい。

ブルガリのマンインブラックは現時点で一番のお気に入り。スパイシーで甘い、大人の色気のある香り。




スリムフィットのスーツを着る
レギュラーフィットよりもスリムフィットのほうが若々しさが出る。スラックスを今はやりのアンクル丈のものにしてもいい。スラックスは靴にかかるほどの長さで履く時代はもう古いらしく、ファッションな最先端のイタリアではアンクル丈にして裾を細く、美脚に見せるのがスマートと言われている。ユニクロのアンクルパンツが結構いい。

ジャケットの袖丈は、ワイシャツの袖丈よりも10mm短く、ワイシャツの袖をチラ見せするといい。前ボタンの一番下は閉めない。


腕時計

時間はスマホを見ればわかるし腕時計は使わないという者もいると思うが、腕時計は時間を確認するためのものだけではなく、フォーマルまで通用するアクセサリーとステータスという位置づけになるので、腕時計はかならずすること。およそ成功者はみな時計をしているということをよく知ることだ。

面接では腕時計の中でもドレスウォッチと言われるシンプルな3針タイプが良い。文字盤は白あるいは流行りの青で、ケースとメタルバンドの色はシルバー、革ベルトの場合は黒か茶色。

SEIKOで定価1万~3万、シチズンのレグノでもやはりこのくらいの価格で出ている。カシオのGショックのうちでもG-STEELは「スーツに合うGショック」として作られたが、面接時にはちょっと攻めすぎている。就職してからがいい。オリエントも手ごろな時計を出している。


靴を磨く
足元を見られるというのは本当で、ここが汚いと全てダメになるというくらい靴は大事。ポリッシャーでピカピカに磨いておく。靴自体は安物で良い。良い靴は稼ぎ始めてから買ったらいい。

何にせよ一番大事なことは「綺麗な靴を履け!」ということ。そして基本的にスニーカーはスポーツをするときのほかには履いてはいけない。平常時は革靴にせよ。

銀座のクラブのママは男を見るときには、履いている靴の価格やブランドではなく、靴のケアをきちんとしているかどうかを見る。新品の革靴を履くとどうしてもシワが出るが、このシワにクリームを塗ったり、シューキーパーで伸ばしたりしている靴とそうでない靴では雲泥の差が出る。


爪を切る
女性は爪の伸びた男が嫌い。これは間違いない。面接でも身だしなみの基本として見られるだろう。


ネクタイ
ネクタイの結び方はプレーン・ハーフウィンザー・フルウィンザーの3種類のうちから選ぶ。このほかの結び方は少しドレッシーで華美になるから面接では避ける。

タイピンをするとネクタイだけの寂しい感じにワンポイント追加できる。

働き始めたら結び目でオシャレを表現しても良い。



カラーステイを使う

カラーステイというのはワイシャツの襟裏に仕込む、プラスチックか金属製の板棒。デキる男はこれを仕込んで、彼の襟はいつだってピシッとしている。

日本人の中にはワイシャツを買ったときについてくるカラーステイを捨てろなどという者もあるが、欧米ではカラーステイは使って当然のものとして位置づけられている。もちろんゴミみたいなカラーステイが付いてきたならそれは捨てて、新しいものを買ったほうが良いわけだが。

このカラーステイは実店舗ではあまり売ってなくて、私はブルックスブラザーズで「すいません、カラーステイってありますか?」と聞き、バルクではあったがどうにか手に入れた。ネット通販だと手に入れやすい。


シャツステイを使う

シャツステイとはいろんな形があるが、基本的にはシャツと靴下をゴムでつなぐものが一般的。日本ではあまり普及していないが、欧米のデキるサラリーマンたちのスラックスの内側には、このシャツステイが仕込まれている。デキる男は見えないところにも気を使うらしい。


このシャツステイを使うと何が良いかというと、スラックスからシャツがだらしなく飛び出ることがなくなる。腕を上にあげたり屈んだりすると、シャツは引っ張られてスラックスから出てきてしまうが、出てきたままにしているとだらしない。そこでシャツステイを使うと、シャツがゴムで引っ張られているので、だらしなく飛び出たままにならない。


スキンケア・デオドラントケアをする
まず肌がキレイだとどんな人に対しても好印象を与える。だからスキンケアは必ずすること。

通常の毎日の洗顔のほかに、ピーリングソープをつかって2日に一回洗顔する。洗顔後や髭剃り後は化粧水や乳液でうるおい補給をする。洗顔ブラシを使うとキレイに洗い上げられる。電動の超音波洗顔ブラシを使うのも良い。



体臭のケアも大事だ。いわゆる「男脂臭(だんししゅう)」は女性が最も嫌がるものであり、女性に限らずどんな人でも、臭い人は嫌いなのである。デオドラントスプレーを体に吹いておく。それから口臭の予防のために歯磨きをするか、お手軽には洗口液を外出時に携帯して昼飯後などに使う。ブレスケアを飲むのもいいし、フリスクのクリーンブレスも良い。

気休め程度かもしれないが、緑茶には口臭予防効果があるので積極的に飲んでいきたい。

自転車旅行のやり方 旅前
自転車旅行のやり方 旅中

自転車旅行のやり方 旅中


【ルートスケジュールの机上と実際】
こんな上り坂グニャ道二度と走りたくない

行きたいところへ行けばいいのが自転車旅行の基本。でも机上と実際は違う。

3ヶ月の滞在期間でギリギリのルートスケジュールを立ててあれこれ詰め込むのは日数オーバーしないか不安。2か月間でルートスケジュールをしよう。こうすれば1ヶ月余裕ができるからのんびりと走れるだろう。…ひとまず机上ではこのように考える。

ところが実際はどうかといえば当初の予定通りに走ることは不可能。なぜなら、思いのほか疲れて連泊したり、道のりがきつくて予定走破日数より長くかかったり、事前のマップで計算した距離よりも長く走ることになったり、道路工事でルート変更させられるなどということはザラにあるから。1ヶ月の余裕があったのに、走行終盤では滞在期間ギリギリになったりする。

じゃあどうするかというと、私の場合、日数ではなくて距離で考えていた。

「アメリカでは観光の滞在日数は3か月か。3ヶ月で何キロ走れるかな?1500km/月として、4500km。500kmは誤差が出るとして、4000km以内でルートスケジュールをするか」

まずひと月1500kmという基準はどこから出てくるのか?自転車旅行者の1日の平均走行距離は、玄人になるほど短くなる。だいたい平均50~60km前後くらい。経験者ほどのんびり走る傾向にあるらしい。走るときは100km前後走るのだが、休むときは数日間長めに滞在なんていうことが多いのが原因。旅行形態に慣れているので、観光や体験などをする心の余裕があるのだろうと思うし、ガッツリ走ってガッツリ休む人が多いのかも。これを勘案すると、ひと月30日として1500kmということになる。

500km誤差というのは、大陸縦横断では1国でこの程度の誤差は普通に出るから、あらかじめ差し引いておく。

だからアメリカの例では4000km前後でルートスケジュールするのがちょうどいいと思う。横断となると6000kmにはなるだろうから、毎日忙しく、休みたくても休めないし、ちょっとした寄り道も億劫になるかもしれない。やってみると分かるが、ひと月2000kmは結構きつい。

走行距離を抑え目にするということは行きたいところすべてに行けるわけではない。妥協して走るというのはネガティブなイメージはあるが、無理して走行距離を延ばせば心に余裕がなくなってひとつひとつの体験の思い出は薄らいでいく。目標を「こなす」旅になる。これだけは避けなきゃいけない。

私の場合オーストラリア走ったときがまさに「こなす」走行だったから、ちょっと後悔している。単に自分の中の目標である「世界一周」の定義を満たすためだけに走ったようなもの。

オージーでは2か月半で4350kmだから1740km/月。やっぱり月2000kmはキツイね。

【スーパーで何を買うか】
お茶漬けの素としょうゆとマヨネーズの炊き込みご飯、約1合。昼飯

国によって物価が違うのと、生ものは傷みやすいから悩みどころだ。

食材は米、オートミール、パン、缶詰(ツナ・サーディン・豆など)、卵、じゃがいも、たまねぎ、リンゴかオレンジ。調味料は塩、砂糖、しょうゆ、ブイヨン、マヨネーズ、ジャム。嗜好品はコーヒーなど好き好き。

このあたりが無難だった。

朝食はオートミールを水でふやかしたものにジャムを加えて味付けしたのと、リンゴかオレンジを食べる。昼食は出発前にコメを炊いたものにしょうゆマヨで味付けをしたものか、パンをかじる。夕食は玉ねぎを炒めたものにトマトソースに浸かっているオイルサーディンを加え、これを少し温めて、炊いた米に加えて混ぜて食べる。

しかしこれはどう考えても一日の走行の消費カロリーと栄養素を補うだけのものを自炊で食えていない。自転車旅行者は基礎代謝分を加えて一日4000kcal消費するといわれる。特に旅行の走り始めはものすごい勢いで瘦せていくから注意。

慣れてくると体が楽をしだして消費カロリーが少なくなるのか、不思議と太ってきたりする。でもたぶんコーラの飲み過ぎが問題だったかもしれない。

マルチビタミンを携帯してもいいかもしれない。自転車旅行はビタミンの消費量が半端ないはずなので。

個人的にはお茶漬けの素とドライの味噌汁がすごく役立った。

【いかに野宿するか】

野宿ってどこの国でもグレーゾーンというか、先進国では禁止だったりする。でも自転車旅行で野宿無しで走るのはかなり難しい。

どこに張るかというのが問題だ。身を隠せるところで一晩平穏に過ごせる場所が良い。林の中でも良いし、海岸や川岸でもいい。人に頼んで敷地内に張らせてもらえるよう交渉してもいい。警察署や消防署、ガススタンドとか。人に張れる場所は無いかを聞いてもいい。

キャンプ場があれば積極的に使っていきたい。堂々と張れるし設備もあるので安眠できる。ただ、お金がかかるのが難点ではある。でもまぁこれは仕方がない。

野宿せずに「ウォームシャワー」というシステムを使っても良いし、中南米では「カサデシクリスタス」がある。

ただ、野宿には醍醐味がある。大自然との一体感。この中で飲むコーヒーが最高。

さて野宿にはどうしたってトイレは無いわけだ。小便はそこら辺にしてしまうのだが、大きいほうはどうするか。これは地面を掘って土に埋めるかした。ウユニ塩湖ではこれができないから、小便はペットボトルにして、大きいほうはビニール袋にペーパーを敷いてその中にする。ホテルに着き次第トイレにこれらを流すと。

まぁどこであろうが「ウユニ塩湖スタイル」で大小を済ませるのが理想的ではある。これは登山では当たり前のことではあるから、自転車旅行でもこのスタイルがいいだろうと思う。あくまで理想では、だが。

【外国語を勉強する】

ジェスチャーでも通用するから海外旅行は何とかなる。トイレを探すにしても、トイレマークって世界共通の感じがあるしマップで探しやすい。だから「トイレはどこにありますか?」と英語やスペイン語で言えなくても全く問題なく旅行できる。欲しいものを売っているお店だってぶらぶら歩いて探せば人に聞くまでもなく見つけられるわけだし。

ただここには何らコミュニケーションがない。街中の喧騒の中にあって孤立している感じ。それがいいならそれでもいいのだろうが、私からするとそんな人がなぜ世界を旅するのかという動機が疑わしい。サラリーマンからの現実逃避なのか、何の学びもなくただふらふらするだけならそんな自転車旅行者は立派じゃない。個人的には自転車で旅する人には立派であってほしい。

だから外国語はかならず勉強してほしい。単語を並べるだけでもいいからどうにか会話をするという姿勢を持つほうが良い。こういう努力は帰国後に活きてくると思う。コミュニケーションは積極的にとっていったほうが良い。

【ブログやSNSで旅の記録を残す】
記事の更新作業はだんだん面倒になってくる。でもしっかり残しておくとあとあと良いことがある。

帰国後に自分の旅の軌跡を振り返られるというのが一番大きい。次に仕事探しで便利になると思う。仕事を辞めて旅に出てまた仕事に就くとなれば、採用する側からすれば仕事と今の間の空白期間が気になるだろう。どんなことをしていたかの明確な説明ができるので、履歴書にURLを記載しておくと。もっとも、説明はできてもこれがプラスに働くかどうかは人事次第となるわけだが。

あと旅の記録は他人のためにもなる。良くも悪くもね。悪く働いてしまったら申し訳ないが、だからといって書かなければ良い働きもなくなる。だからひとまず書いておく。問題は悪いことは書かないということ。読み手に悪い影響を与えないような記録を書いていけば、良い働きが増長されて、悪い働きは減るはず。

ともかく書いておいて損はないということ。

【情報収集はするが半分信じない】
たとえば「コロンビアは危ない」という情報にあふれているわけですよ、ネット上には。殺人率がどうとか、この町で日本人が殺されたとか。これらは明確な数字だし事実でもあるわけなので何ら間違ってはいないが、「殺人率が高い=危険」という認識は正しくない。

コロンビアを実際に走ってみた感じでは、明らかにヤバい街は確かにあったわけだが、じゃあ何か実害を受けたかといえば何もない。大半の場所では普通に生活が営まれていて平和だったし。

何も無かったという前提には基本的な注意をもって行動しているということが大きいので、たぶんこれだろうね。注意してさえいれば、ネットで情報収集した危険事由は半分信じていればいい。過度に恐れることはない。

一応私流ではあるが、いろいろ基本的な注意を書いているので参考に。


自転車旅行のやり方 旅前


自転車旅行の旅前・旅中・旅後の3回に分けてハウツーを書いておくことにする。読み手にはなんだかんだでヒントになると思うし、共感すれば自信になるし、反感すればその人は自身のやり方に自信を持つし、書いておいて悪いことは無いはず。

大陸横断クラスとかの長期旅行を前提として、「私個人の」ハウツーを書きます。

なぜこんな一言をわざわざ書くかというと、ただ自転車で走るだけのシンプルな旅行形態だけに、人によって色んなハウツーがある。だからここで良しとされていることが他の旅行者のブログではダメとされていることもあるので、まぁその恐れがありますよということをご了承ください。

さて今回は旅前について。

【お金を貯める】

普通の人は旅立ち前に仕事をやめねばならない。そうなると旅後は収入がなくなるし、旅を終えてから安定した仕事を探すのも少し時間がかかるだろう。

だから旅の資金というのは、「旅後の仕事を見つけるまでの期間の生活費」をも考えておかねばならない。そこで旅前に余裕を持って貯める必要があるのだが、ではどうやって貯めるのか?

余分に働く
諸々勘案して「3年後に旅に出ようかな」と考え至ったのなら、5年後に旅に出る。2年余分に働くことにはなるが、同時に2年分の貯蓄もできる。実際に旅に出ると、思っていた以上に資金は消えていくし旅後の生活費はそれよりもさらにかかる


装備・パーツ選定は慎重に
自転車のコンポーネントや装備品選定は、ネットの口コミと合わせて実店舗で実際に見てみるのが良い。要するに無駄な買い物をするなということ。口コミだけで買うと無駄が多くなる。私の場合10万円くらいはドブに捨てた気がする。無駄買いしなければお金は自然に貯まる


要らないものを売る
オークションとかブックオフ、リサイクルショップなどを利用して、まだ使えるけど使わないというものを売る。微々たる収益にしかならないが、お金になりさえすればそれで良い。金属・プラ製のものならサンエーパールを使って磨くと綺麗になる。綺麗になれば売値は多少上がるだろう。


実家暮らしをする
海外では社会人になっても実家暮らしというのは割と普通だったりする。日本では「体裁」とかいって親元を離れることを良しとする風潮があるが、そんな意味不明なプライドは無視して構わない。貯蓄を増やすには親とのシェアハウスがよい。月々の支払いはひとり暮らしの家賃より安く済むし、食生活の安定も得られる。年老いていく親の様子も常に見れるし合理的と思う。もちろん家事を手伝うのは言うまでもなかろう。恥だのなんだのそんなことはどうでもいい。目標を達成しよう。

仕事を辞めて長期の自転車旅行をすると言えば当然親は反対するが、実家暮らしの利点は説得から逃げられないということ。どうしたって親と顔を合わせることになる。親をどうにか説得してから旅に出よ。そうでないと帰国後に帰る場所が無くなるし、親不孝でもある。


投資で稼ぐ
これはかなり難しいことであるから貯金を増やす方法として真似してほしくはないが、一応私は投資で旅の資金の25%を作った事実があるので書いておかねばならない。私の場合先物投資の金銀プラチナで利益を上げたわけだが、株や為替と違って「売り」から取引を開始できない。空売りができない取り引き環境だったので、必然的に「安いときに買って、値が上がったら売る」しかなかった。

詳しく書くとひと記事では足りなくなるので書かないが、投資で稼ぐには練習が要る。いきなり取引を始めてもまず資金は減る。最低1年はデモ取引やMT4、フォレックステスターを使ってああだこうだと練習すること。なんにせよおすすめの稼ぎ方ではない

【走行の定義を考えておく】

走行の定義」って何なのかというと、たとえば世界一周の定義。私の世界一周の定義は、

「大西洋を挟んで2大陸、かつ赤道を通過してさらに1大陸、計3大陸を横断または縦断すること」

と考えていた。大西洋(欧米)中心の世界地図があるじゃないですか。一応自転車旅行って欧米発祥なので、あれを基準にしました。

人によっては「ユーラシア大陸と北米大陸を横断する」とか、「赤道上の地球一周距離40000kmを走ってこそ世界一周」とか、「5大陸制覇」「全ての国を走る」などなどあるかと思う。

自分の走行に意味合いを付与するとか、自信を持つとか、納得するとか、他人が何と言おうと自分の中でゆるぎない旅にするためには走行の定義付けが必要。それに旅中の目標にもなるでしょうし。自分で決めた定義を達成しない限りは納得できないわけだからね。

世界一周にこだわらずとも他のことでもいいと思う。世界の文化を何パターンかに分析してそのすべてを巡って体験する!とか。これも立派だと思う。自転車旅行はただ走ればいいってものじゃないから。どんな体験をするかということを重視しても良いよね。むしろこっちのほうが得るものは多いかもしれないと、最近思っている。

【大まかに走行ルートを考えておく】
旅前には入念な準備をしたくなるが、その準備が意味を成すかといえばそうでもないことが多い。走行ルートなんかは特にそう。旅の行程全体で何キロ走って、ここからここまで何日かかって、ここでキャンプしてなどなどいろいろ考えるわけだが、まぁ意味なかったよね。

どこを走るかは大まかに考えておけばいい。北米走ってそのまま中米南米と下がっていって、最後はオーストラリアだな!くらいでいい。あるいは観光名所に目印を付けてもいい。細かいことは行った先で考えればいい。大事なことなのでもう一度言おう。細かいことは行った先で考えればいい

【予防接種をする】

諸々の病気についてワクチン接種をしておく。狂犬病、肝炎、脳炎、破傷風、黄熱、あとはマラリア流行地域なら薬をもらっておいてもいい。

ただ、日本で接種するよりも海外でするほうが安く済むことが多い。まぁこの辺は注射器の使いまわしがないかとかの清潔面での信頼性がカギになるわけだが、心配なら日本ですべて受けると良い。

たしか日本人夫婦チャリダーがボリビアでマラリアにかかって亡くなったことがあった。予防接種は必須。

【海外旅行保険に入る】
長期自転車旅行だと選択肢が少ない。大抵が数日間の保険であって、数か月~数年の契約ができるものが案外ない。私は損保ジャパン日本興亜…だったと思うが(もう手元に資料がない)、AIUだったかな?ともかく1年半で契約した。実際の旅行期間は1年11ヶ月だったので、5か月間は無保険期間があった。

掛け値によって補償内容が変わるわけだが、携行品損害と損害賠償、治療費用の3点については特に重視して手厚くしたい。あとほかは補償が必要になることはまずないのではないか。

【年金の支払いを停止する】
国民年金だと年間で20万円近く支払うことになるわけだが、長期自転車旅行ではこの金額は結構な重荷になる。この重荷のために人生の充実度に関わる体験ができないなどというのは馬鹿馬鹿しいので、ひとまず支払いを停止する手続きを行う。

現在は過去5年間は遡って支払うことができるので、旅の遂行を優先すればいい。旅が終わったら、仕事に就き次第未納分を払っていけばいい。

ちなみに、長期的に支払わずにい続けると信用情報に関わると思われるので危険。コツコツとでも完納することが大事。一度下がった信用は取り返すのに時間がかかるものだ。

【慣れておく】
自転車
乗り慣れておくほうが良い。自転車で旅をするのだから当然ではあるのだが、ポジション決めとか体力作りうんぬんよりも、単に時間をかけて少しでも遠くへ行けるようにする。自転車と共にいる時間を長くしておく。ポジションと体力は実際に旅に出れば自然と決まってくるから心配いらない


アウトドア
ソロキャンプを経験しておくといい。楽しいキャンプをするとかではなくて、できる限りシンプルナイズドされた静かなキャンプを目指す。たとえば鍋ひとつで一食まとめて作るとか。野菜や豆を米といっしょに炊き上げれば炊き込みご飯になる。これでサラダやツマミや白米だなどと別々に作る必要が無くなる。あとはこれにリンゴひとつとコーヒーを付ければ独り飯としては十分かと思う。


自転車旅行は暇。何の変哲のない平原を延々走ったり、何一つイベント無く一日が終わったりなどということはザラにある。ブログ記事に書かれている内容は暇な中で唯一といっていいほどのちょっと楽しかった出来事だけが書かれているのであって、そのほかの大半の時間は超絶暇で、ただ無心で走り進めているというのが現実だったりする。

様々な体験をするために旅に出たのに、バックパッカーと違って自転車で旅をするというスタイルというのは、走り進めねばならない時間が一日の大半を占めるのであって、自ずからあちこちにある体験に飛び込んでいく時間がない。時間がないと聞くと忙しく思われるわけだが、走っている間は暇なのである。走らなきゃならないから毎日忙しいが、走り出したら出したで暇になる。でも暇になったからといってその間というのは自転車をこいでいるのでなにも体験しようがないし、走り終えればテントを張って食事を作ってと忙しくなる。

一体なんやねんこの旅行スタイルはって感じだが、一方で特殊なスタイルであるということをよく考えて、視点を変えねばならない。自転車旅行はそれ自体が貴重な体験なのだということをよく考えたほうが良い。苦しみ9割・楽しみ1割なんて旅、普通ないでしょ?でも楽しみ1割が濃密に凝縮された旅になるし、旅を終えると苦しみ9割が良い思い出になるのよねこれが。不思議だ。

ともかく暇に慣れておくのがいい。慣れておかないと普通の人はつまらな過ぎて目標を達成する前に辞めてしまうだろうから。

【携帯電話を解約する】
端末をSIMフリー化して、通話やデータ通信は各国でSIMを購入することでどうにかできる。それに大抵のホテルやホステル、公共施設には無料WIFIも飛んでいるし、スカイプを使えばデータ通信で電話も掛けられる。常に通話とネットに接続されている必要はないので、キャリア契約は必要ない。これで基本使用料や国際ローミングだのの支払いが必要無くなる。

【先人の旅行者たちのブログを読む】
人それぞれやりかたは違えど、共通していることは「いかに安全に楽しく快適に走るか」ということ。この人はどんなやり方でそれを実現しているのかということを見つけ出して真似すること。「自転車世界一周」で検索すると強者たちのブログが出てくるし、ブログ村にもたくさんいる。

にほんブログ村 世界一周(自転車)

私が思うに、安全対策で共通していることは反射板・反射シール・蛍光ベストなどのドライバーに対して目立つものをバッグに取り付けたり着たりしていると思う。楽しくということで共通していることは、義務感・縛りのない旅行をするということ。自分の思うところに行って好きな時に休んで好きなだけ食べること。快適で共通していることは自転車のポジショニングとハンドルとサドル、速乾性があって風通しのいい衣服。

自転車旅行のやり方 旅中
自転車旅行のやり方 旅後

自転車旅行の装備で何を揃えたらいいか考えた


今これから自転車旅行をまた始めると仮定して、ではどんな車体と装備品にするか、総額いくらかかるのかを考えてみた。

価格はメーカー価格で、表示は税込み。日用品のほかの装備品は一からすべて揃えると仮定する。最安店で買うとか、手持ちのギアを流用するとかでの総額ではない。

2017年1月時点での品ぞろえと価格で考えてある。


【装備品一覧】
・自転車
  • Masi Giramondo 完成車 150120円 
  • ペダル 三ヶ島シルバンツーリング 3300円 
  • クイックリリース BBBホイールフィックス 2160円 
  • サドル ブルックスB17スタンダード 15768円 
  • リアキャリア チューブスロゴクラシック 21600円 
  • ボトルケージ トピークモジュラーケージXL 4つ 6220円 
  • ハンドルバーバッグ モンベルドライフロントバッグ8 5292円 
  • リアパニアバッグ オルトリーブバックローラークラシック 21384円 
  • リアラックバッグ オルトリーブラックパックMサイズ 11880円 

マジィを使うのは単にマジィが好きだからというだけ。ちょうどよく良いツーリング車を出しているので、これを使う。クロモリ製でボトルケージ台座がたくさんあり、いろんな荷物の積み方を想像させてくれる。

3段チェーンリングをミドルの32Tだけ残してインナーとアウターを排除・フロントシングル化して、フロントシフターとフロントディレイラーを外す。正直、自転車旅行ではそんなに速度を出す必要はない。登坂に備えて歯数の多いスプロケットを使ってさえいれば十分。

クイックリリースをBBBのホイールフィックスに交換。気休め程度だろうが盗難防止になる。クイックだと工具無しで取り外せるが、それは逆に盗人にも同じことが言える。工具で外すタイプにすることで、面倒だが盗人に手間を与えることができる。



サドルをブルックスB17スタンダードに交換。ブルックスのカンビウムと悩むところだが、革サドルのほうが無難。ただ、正直どちらを選んでも良い。カンビウムのメンテナンスフリー性は魅力的。

自転車の革サドルならBROOKS(ブルックス)を使え!

ボトルケージをフォーク左右2か所と、前三角内のダウンチューブとシートチューブに配置して1.5リットルペットボトルを計4つ最大6リットル積めるようにする。



シュワルベのタイヤは無理に求める必要はない。安物でも十分走れるし、厚みのあるタイヤで、空気圧を上げておけばパンクし難くなる。

自転車旅行のタイヤの選び方

泥除けは要らない。泥道を走るにしても、泥除けのあるなしに関わらずどのみち車体と荷物は泥だらけになる。


【ギア各種】
  • テント モンベルサンダードーム1型 37152円 
  • 寝袋 モンベルダウンハガー650#3 23220円 
  • 枕 インフレーター式 1000円前後 
  • マット モンベルフォームパッド120 4536円 
  • キャンプライト 1500円以下 
  • ソーラーパネル ゴールゼロスイッチ8リチャージングキット 10000円 
  • レインウェア レインスーツ 6000円前後 
  • ヘルメット 2000円前後 
  • グローブ ハーフフィンガー 2000円前後 
  • 工具 マルチツール・シマノホローテックⅡBB外し・ネジザウルス・チェーンのコネクティングピンなど予備パーツ 10000円以下 
  • ウェストバッグ 3000円前後 
  • 調理ストーブ 自作ウッドガスストーブ 製作費400円 
  • クッカー モンベルアルパインクッカーディープ11 1955円 
  • 箸・フォーク・スプーン 日用品流用 0円 
  • まな板 プラ製ソフトまな板 500円以下 
  • ナイフ ビクトリノックスキャンパー 4536円 
  • キャンプライト 1500円以下で 
  • 下着 コロンビアビアジェンタロングスリーブ1着&タイツ2着 計10692円 
  • 上着&パンツ ロングスリーブ ハーフパンツ 10000円以下 
  • 靴下 ダーンタフ 3500円前後 
  • スポーツサングラス 3000円前後 
  • その他日用品 タオル・手鏡・髭剃り・スニーカーなど 0円 

マットはラックパックにひもで固定する。単純にかばんに入らないから。

レインスーツは安いので十分。サイクリングでは雨に濡れなくても汗で濡れる。レインスーツを着てもどのみち濡れるが、雨に当たればなお濡れるので、レインスーツはとりあえず着ておく。とりあえず着ておくものにお金をかける必要は全く無い。

ウェストバッグには財布やカード、スマートフォン、パスポートを仕舞う。貴重品は常に身に着けておく。自分を離れたところにしまうことは避ける。

マルチツールは六角レンチとチェーン切りなどが付いた機能豊富なもの。ネジザウルスは固着したネジを外すほか、ブレーキやシフターのインナーワイヤーを切断するのに役立つ。アウターワイヤーはシマノであれば2年程度の旅なら交換不要。



調理ストーブはガソリン式は不要。フルーツ缶でウッドガスストーブを自作すれば大抵済ませられる。これに加えてガスカートリッジ式のシングルバーナーをプリムスあたりで買っておくと便利かもしれない。

ソロキャンプならクッカーは鍋ひとつあれば足りる。鍋ひとつでどうにかするのがソロキャンプの美学だと勝手に思っている。

ビクトリノックスキャンパーはのこぎりがついている。ウッドガスストーブ用に枯れ木を小さく裁断するのに役立つ。



下着は上下ロングスリーブのタイツがいい。汗の蒸散が速く、洗濯後でも乾きやすい。上は1着あればどうにかなるが、下は汚れやすいので2着欲しい。上着とパンツは適当に安いものでいい。靴下も1足あればいい。キャンプ・ホテルにしろ、走行後に洗って干せば翌朝には乾く。

自転車旅行の服装の選び方

スポーツサングラスは安いもので十分。

合計 372715円


【まとめ】

リストは思いついただけで作ってあるから、必要なものは他にもあるだろうとは思う。

最安値を考慮して揃えればもっと安くなる。さらにテントもムーンライトを使えば1万円は抑えられるし、安価ブランドで妥協できるところを絞り込んでいけば30万円以内でまとめられるかもしれない。

実際に組んでみないと分からない部分がある。特に荷物の量とバッグの容量とが合うかどうか。私は荷物の量が少ないほうなので大丈夫とは思うが。

写真・動画はスマートフォンで撮るということで済ませている。カメラはこだわればこだわった分それなりの綺麗なものを撮れるから、人それぞれだと思う。

サイクルコンピューターはいらないし、前照灯も夜間走行はしないからいらない。トンネル通過のときは怖い気はする。日本を走るならトンネルが多いし必要だろう。

自転車旅行のバッグの選び方


キャリアに取り付けるパニアバッグまたはパニエバッグ、ハンドルバーバッグもあるし、リアラック上に設置するラックバッグもある。これらバッグ類は自転車旅行では欠かせないアイテム。

今回はツーリングで使うバッグの選び方について考えてみた。


【バッグの種類】
  • パニアバッグ 
  • ハンドルバーバッグ 
  • ラックバッグ 
  • フレームバッグ 

自転車旅行に使うバッグはざっと4種類ある。全部使う必要はない。荷物の量に応じて選んだら良い。さらに、荷物は必ずしもバッグの中に入れなければならないものでもない。

例えば水タンクは雨で濡れようが害は無いわけだ。こういう視点を持ったうえで、必要なバッグはどれか、そしてその数を考えたらいい。

とはいえ、経験がない人にとってはどの程度の容量のバッグがいくつ必要かは想像しがたい。だから先人の装備をよく観察すること。どんな風に積んでいるのかを、ブログなりの連絡フォームから質問してみてもいい。


【どういう機能が必要か?】
防水性があれば、雨天での走行や突然の雨でバッグの中身が濡れる憂いがない。防水性のないバッグでも、レインカバーをかぶせることで70%程度の防水性は得られると言われる。雨天走行が少ないことを考えるとレインカバーでも十分に思えるが、晴れている日でも水たまりや泥道を走ることもある。

耐摩耗性があると、長持ちして使い続けられる。パニアバッグは特にガードレールや岩と擦れる機会が多い。車幅の狭い道で端に寄って行ったときにふいに擦れてしまったり、自転車を立てかけるときに擦れたり。

仕舞いやすく、取り出しやすいこと。ロールクロージャ―だと素早い。ジッパータイプだと壊れたらどうしようもないのと、防水性に劣る。

旅行バッグの他の機能があること。自転車を降りて街歩きをする際に使えること、使いやすいこと。


【メーカー】

  • オルトリーブ
  • モンベル
  • トピーク
  • オーストリッチ


自転車旅行で使われるバッグメーカーはこの4つ。このほかは通勤や日常使いのものであって、自転車旅行に使えなくはないが、まぁ上記4つの中から選べば間違いはないと思う。


【オルトリーブ】
ここの社長はかつて自転車旅行をしていた人。それだけにどんな機能や性能が必要なのかよく分かっているし、おそらくリサーチを続けているのだろう。近年のバッグには創業時にはない機能が追加されているし、年々改良されてもいる。

自転車旅行者の間でシェアナンバー1。おそらく7~8割かそれ以上を占めているのではないか。圧倒的シェア率。

バッグの防水性を高めるための圧着技術は他メーカーでも似たようなことをし始めていて、防水性能の点では差は無い。オルトリーブが他メーカーより1歩も2歩も抜きん出ていると言えるのは機能面。

例えば最近のパニアバッグはキャリアへの取り付けが昔のフック式(QL1あるいはQL2)ではないものがでている。QL3というのだが、バッグの裏側をフラットにできる。フラットにできると何が良いかというと、フックの突起がない分体に接したときに邪魔にならない。これを利用してパニアをバックパックとしても使えるようにしている。

このバックパックとしても使えるというのはかなりの利点で、一所に長く滞在して2泊3日で山に登ってこようとか、街歩き用のバッグとして使おうというときにすごく便利。

それに普通のフック式のパニアはほぼ自転車旅行限定使用なのだが、背負える機能があると日常使用もできる。旅行から帰ってきてもバッグの使い道がある。押し入れで眠らせずに済む。

キャリアへの引っかけ方やバッグの用途などの点で常に改良進化を続けていて、他メーカーを圧倒して利便性を高めている。この点で抜きん出ていると言える。

だた、注意しなければならない事は、QL3採用バッグは左右ペアではなく単体ということ。自転車旅行用のペア売りパニアバッグだとまだQL3の恩恵を受けられない。たぶん自転車旅行用途と考えると、フック式のほうが振動や衝撃、耐荷重の点で有利なのだろうと思う。

オルトリーブのことだからそのうちに技術は改良されて上から下へ降りてくるだろう。シマノのデュラエースの開発で培われた技術が下のグレードに受け継がれていくようなもの。

このように自転車旅行用のパニアでは無理だが、しかしラックパックは背負えるように出来ているので、こちらの使用をおすすめしたい。リアラックに乗せる都合上、Mサイズくらいが適当だと思う。オルトリーブのパニアを使えばストラップで互いを接続できるし固定が簡単。



オルトリーブ公式サイト


【モンベル】
登山・アウトドアギアだけでなく自転車旅行用の自転車やバッグなども作っている。

防水でドライバッグという名前で売っている。変な物は作らないメーカーだから信頼できるし、市場価格はオルトリーブより少し安いから手を出しやすい。

完全防水ではなく高い防水性能と控え目にうたっているが、雨天走行では完全防水と言っていいだろう。たぶん水中に沈めるとかで完全に防水できるかどうかの問題で完全防水と言わないのかもしれない。

パニアはモンベルにしてラックパックだけオルトリーブでもいい。オルトリーブのパニアと遜色は無いように思う。ただ、フックが壊れたときにそれだけ注文して取り寄せることができるのだろうか?オルトリーブではフックだけでも売っているので購入後のケアも万全なのだが。

防水機能のあるもので、オルトリーブより少し安く揃えたいならモンベルだろう。



モンベル公式サイト


【トピーク】
様々なサイクリング用品を作っているメーカー。ここも半端な物は作らない信頼できるブランド。

パニアバッグも1種類しかないが一応作っている。ドライバッグDXというもの。

防水性能は問題ないだろうが、片方で1万円以上するし、フックが金属でできているようで、これは走行したときの振動でカチャカチャうるさいんじゃないかな?一枚板を加工して折り曲げて作ってあるようなフックで、壊れにくいだろうし、曲がってもペンチで修正してやれそうな手軽さはあるように思うが、フックは樹脂のほうが良い気がする。

もっとこう、もう一歩進んだ開発をしたほうが良いんじゃないかとも思える商品。使えなくはないからとりあえず候補として選んでおく。

ただしバックローダーとフロントローダーは短期の自転車旅行では結構使える気はする。私自身、購入を検討している。



トピーク公式サイト


【オーストリッチ】
創業約50年ほどになる老舗。昔の日本人自転車旅行者のバッグと言ったらオーストリッチだった。

防水バッグもあるにはあるがあまり力は入れていない様子。多くは防水性能のない普通のバッグ。雨天は走行しないとか、走行中に降られたらレインカバーで対応とか、それでも十分走っていけるから装備を安く済ませるならオーストリッチのバッグ+レインカバーで良い。

オーストリッチのバッグは旅行バッグとしての昔ながらの見た目が魅力的かもしれない。ランドナーで旅行するなら、防水性よりも見た目のカッコよさで選んでもいい。

なにせ雨の日は必ずしも走らなくてもいいから。むしろ雨天走行は危なかったりする。じゃあ雨天走行しない!と決めて自転車旅行を楽しんでもいい。そうすると、防水バッグなんて必要なくなる。レインカバーがあればいい。



オーストリッチ公式サイト

【近況報告】1級時計修理技能士になっています【仕事・趣味・旅行】

もう自転車旅行から帰ってきて8年半も経つとは驚きで早すぎると思うし、一方で旅の記憶は少しずつ薄らいできており、この点で年月の経過を感じる。 だからこうしてブログとか、Youtubeに旅の様子を残してきて良かったなと思う。苦しいことばかりだったと思うが、今ではいい思い出。 さて現在...