自転車旅行の装備で何を揃えたらいいか考えた


今これから自転車旅行をまた始めると仮定して、ではどんな車体と装備品にするか、総額いくらかかるのかを考えてみた。

価格はメーカー価格で、表示は税込み。日用品のほかの装備品は一からすべて揃えると仮定する。最安店で買うとか、手持ちのギアを流用するとかでの総額ではない。

2017年1月時点での品ぞろえと価格で考えてある。


【装備品一覧】
・自転車
  • Masi Giramondo 完成車 150120円 
  • ペダル 三ヶ島シルバンツーリング 3300円 
  • クイックリリース BBBホイールフィックス 2160円 
  • サドル ブルックスB17スタンダード 15768円 
  • リアキャリア チューブスロゴクラシック 21600円 
  • ボトルケージ トピークモジュラーケージXL 4つ 6220円 
  • ハンドルバーバッグ モンベルドライフロントバッグ8 5292円 
  • リアパニアバッグ オルトリーブバックローラークラシック 21384円 
  • リアラックバッグ オルトリーブラックパックMサイズ 11880円 

マジィを使うのは単にマジィが好きだからというだけ。ちょうどよく良いツーリング車を出しているので、これを使う。クロモリ製でボトルケージ台座がたくさんあり、いろんな荷物の積み方を想像させてくれる。

3段チェーンリングをミドルの32Tだけ残してインナーとアウターを排除・フロントシングル化して、フロントシフターとフロントディレイラーを外す。正直、自転車旅行ではそんなに速度を出す必要はない。登坂に備えて歯数の多いスプロケットを使ってさえいれば十分。

クイックリリースをBBBのホイールフィックスに交換。気休め程度だろうが盗難防止になる。クイックだと工具無しで取り外せるが、それは逆に盗人にも同じことが言える。工具で外すタイプにすることで、面倒だが盗人に手間を与えることができる。



サドルをブルックスB17スタンダードに交換。ブルックスのカンビウムと悩むところだが、革サドルのほうが無難。ただ、正直どちらを選んでも良い。カンビウムのメンテナンスフリー性は魅力的。

自転車の革サドルならBROOKS(ブルックス)を使え!

ボトルケージをフォーク左右2か所と、前三角内のダウンチューブとシートチューブに配置して1.5リットルペットボトルを計4つ最大6リットル積めるようにする。



シュワルベのタイヤは無理に求める必要はない。安物でも十分走れるし、厚みのあるタイヤで、空気圧を上げておけばパンクし難くなる。

自転車旅行のタイヤの選び方

泥除けは要らない。泥道を走るにしても、泥除けのあるなしに関わらずどのみち車体と荷物は泥だらけになる。


【ギア各種】
  • テント モンベルサンダードーム1型 37152円 
  • 寝袋 モンベルダウンハガー650#3 23220円 
  • 枕 インフレーター式 1000円前後 
  • マット モンベルフォームパッド120 4536円 
  • キャンプライト 1500円以下 
  • ソーラーパネル ゴールゼロスイッチ8リチャージングキット 10000円 
  • レインウェア レインスーツ 6000円前後 
  • ヘルメット 2000円前後 
  • グローブ ハーフフィンガー 2000円前後 
  • 工具 マルチツール・シマノホローテックⅡBB外し・ネジザウルス・チェーンのコネクティングピンなど予備パーツ 10000円以下 
  • ウェストバッグ 3000円前後 
  • 調理ストーブ 自作ウッドガスストーブ 製作費400円 
  • クッカー モンベルアルパインクッカーディープ11 1955円 
  • 箸・フォーク・スプーン 日用品流用 0円 
  • まな板 プラ製ソフトまな板 500円以下 
  • ナイフ ビクトリノックスキャンパー 4536円 
  • キャンプライト 1500円以下で 
  • 下着 コロンビアビアジェンタロングスリーブ1着&タイツ2着 計10692円 
  • 上着&パンツ ロングスリーブ ハーフパンツ 10000円以下 
  • 靴下 ダーンタフ 3500円前後 
  • スポーツサングラス 3000円前後 
  • その他日用品 タオル・手鏡・髭剃り・スニーカーなど 0円 

マットはラックパックにひもで固定する。単純にかばんに入らないから。

レインスーツは安いので十分。サイクリングでは雨に濡れなくても汗で濡れる。レインスーツを着てもどのみち濡れるが、雨に当たればなお濡れるので、レインスーツはとりあえず着ておく。とりあえず着ておくものにお金をかける必要は全く無い。

ウェストバッグには財布やカード、スマートフォン、パスポートを仕舞う。貴重品は常に身に着けておく。自分を離れたところにしまうことは避ける。

マルチツールは六角レンチとチェーン切りなどが付いた機能豊富なもの。ネジザウルスは固着したネジを外すほか、ブレーキやシフターのインナーワイヤーを切断するのに役立つ。アウターワイヤーはシマノであれば2年程度の旅なら交換不要。



調理ストーブはガソリン式は不要。フルーツ缶でウッドガスストーブを自作すれば大抵済ませられる。これに加えてガスカートリッジ式のシングルバーナーをプリムスあたりで買っておくと便利かもしれない。

ソロキャンプならクッカーは鍋ひとつあれば足りる。鍋ひとつでどうにかするのがソロキャンプの美学だと勝手に思っている。

ビクトリノックスキャンパーはのこぎりがついている。ウッドガスストーブ用に枯れ木を小さく裁断するのに役立つ。



下着は上下ロングスリーブのタイツがいい。汗の蒸散が速く、洗濯後でも乾きやすい。上は1着あればどうにかなるが、下は汚れやすいので2着欲しい。上着とパンツは適当に安いものでいい。靴下も1足あればいい。キャンプ・ホテルにしろ、走行後に洗って干せば翌朝には乾く。

自転車旅行の服装の選び方

スポーツサングラスは安いもので十分。

合計 372715円


【まとめ】

リストは思いついただけで作ってあるから、必要なものは他にもあるだろうとは思う。

最安値を考慮して揃えればもっと安くなる。さらにテントもムーンライトを使えば1万円は抑えられるし、安価ブランドで妥協できるところを絞り込んでいけば30万円以内でまとめられるかもしれない。

実際に組んでみないと分からない部分がある。特に荷物の量とバッグの容量とが合うかどうか。私は荷物の量が少ないほうなので大丈夫とは思うが。

写真・動画はスマートフォンで撮るということで済ませている。カメラはこだわればこだわった分それなりの綺麗なものを撮れるから、人それぞれだと思う。

サイクルコンピューターはいらないし、前照灯も夜間走行はしないからいらない。トンネル通過のときは怖い気はする。日本を走るならトンネルが多いし必要だろう。

自転車旅行のバッグの選び方


キャリアに取り付けるパニアバッグまたはパニエバッグ、ハンドルバーバッグもあるし、リアラック上に設置するラックバッグもある。これらバッグ類は自転車旅行では欠かせないアイテム。

今回はツーリングで使うバッグの選び方について考えてみた。


【バッグの種類】
  • パニアバッグ 
  • ハンドルバーバッグ 
  • ラックバッグ 
  • フレームバッグ 

自転車旅行に使うバッグはざっと4種類ある。全部使う必要はない。荷物の量に応じて選んだら良い。さらに、荷物は必ずしもバッグの中に入れなければならないものでもない。

例えば水タンクは雨で濡れようが害は無いわけだ。こういう視点を持ったうえで、必要なバッグはどれか、そしてその数を考えたらいい。

とはいえ、経験がない人にとってはどの程度の容量のバッグがいくつ必要かは想像しがたい。だから先人の装備をよく観察すること。どんな風に積んでいるのかを、ブログなりの連絡フォームから質問してみてもいい。


【どういう機能が必要か?】
防水性があれば、雨天での走行や突然の雨でバッグの中身が濡れる憂いがない。防水性のないバッグでも、レインカバーをかぶせることで70%程度の防水性は得られると言われる。雨天走行が少ないことを考えるとレインカバーでも十分に思えるが、晴れている日でも水たまりや泥道を走ることもある。

耐摩耗性があると、長持ちして使い続けられる。パニアバッグは特にガードレールや岩と擦れる機会が多い。車幅の狭い道で端に寄って行ったときにふいに擦れてしまったり、自転車を立てかけるときに擦れたり。

仕舞いやすく、取り出しやすいこと。ロールクロージャ―だと素早い。ジッパータイプだと壊れたらどうしようもないのと、防水性に劣る。

旅行バッグの他の機能があること。自転車を降りて街歩きをする際に使えること、使いやすいこと。


【メーカー】

  • オルトリーブ
  • モンベル
  • トピーク
  • オーストリッチ


自転車旅行で使われるバッグメーカーはこの4つ。このほかは通勤や日常使いのものであって、自転車旅行に使えなくはないが、まぁ上記4つの中から選べば間違いはないと思う。


【オルトリーブ】
ここの社長はかつて自転車旅行をしていた人。それだけにどんな機能や性能が必要なのかよく分かっているし、おそらくリサーチを続けているのだろう。近年のバッグには創業時にはない機能が追加されているし、年々改良されてもいる。

自転車旅行者の間でシェアナンバー1。おそらく7~8割かそれ以上を占めているのではないか。圧倒的シェア率。

バッグの防水性を高めるための圧着技術は他メーカーでも似たようなことをし始めていて、防水性能の点では差は無い。オルトリーブが他メーカーより1歩も2歩も抜きん出ていると言えるのは機能面。

例えば最近のパニアバッグはキャリアへの取り付けが昔のフック式(QL1あるいはQL2)ではないものがでている。QL3というのだが、バッグの裏側をフラットにできる。フラットにできると何が良いかというと、フックの突起がない分体に接したときに邪魔にならない。これを利用してパニアをバックパックとしても使えるようにしている。

このバックパックとしても使えるというのはかなりの利点で、一所に長く滞在して2泊3日で山に登ってこようとか、街歩き用のバッグとして使おうというときにすごく便利。

それに普通のフック式のパニアはほぼ自転車旅行限定使用なのだが、背負える機能があると日常使用もできる。旅行から帰ってきてもバッグの使い道がある。押し入れで眠らせずに済む。

キャリアへの引っかけ方やバッグの用途などの点で常に改良進化を続けていて、他メーカーを圧倒して利便性を高めている。この点で抜きん出ていると言える。

だた、注意しなければならない事は、QL3採用バッグは左右ペアではなく単体ということ。自転車旅行用のペア売りパニアバッグだとまだQL3の恩恵を受けられない。たぶん自転車旅行用途と考えると、フック式のほうが振動や衝撃、耐荷重の点で有利なのだろうと思う。

オルトリーブのことだからそのうちに技術は改良されて上から下へ降りてくるだろう。シマノのデュラエースの開発で培われた技術が下のグレードに受け継がれていくようなもの。

このように自転車旅行用のパニアでは無理だが、しかしラックパックは背負えるように出来ているので、こちらの使用をおすすめしたい。リアラックに乗せる都合上、Mサイズくらいが適当だと思う。オルトリーブのパニアを使えばストラップで互いを接続できるし固定が簡単。



オルトリーブ公式サイト


【モンベル】
登山・アウトドアギアだけでなく自転車旅行用の自転車やバッグなども作っている。

防水でドライバッグという名前で売っている。変な物は作らないメーカーだから信頼できるし、市場価格はオルトリーブより少し安いから手を出しやすい。

完全防水ではなく高い防水性能と控え目にうたっているが、雨天走行では完全防水と言っていいだろう。たぶん水中に沈めるとかで完全に防水できるかどうかの問題で完全防水と言わないのかもしれない。

パニアはモンベルにしてラックパックだけオルトリーブでもいい。オルトリーブのパニアと遜色は無いように思う。ただ、フックが壊れたときにそれだけ注文して取り寄せることができるのだろうか?オルトリーブではフックだけでも売っているので購入後のケアも万全なのだが。

防水機能のあるもので、オルトリーブより少し安く揃えたいならモンベルだろう。



モンベル公式サイト


【トピーク】
様々なサイクリング用品を作っているメーカー。ここも半端な物は作らない信頼できるブランド。

パニアバッグも1種類しかないが一応作っている。ドライバッグDXというもの。

防水性能は問題ないだろうが、片方で1万円以上するし、フックが金属でできているようで、これは走行したときの振動でカチャカチャうるさいんじゃないかな?一枚板を加工して折り曲げて作ってあるようなフックで、壊れにくいだろうし、曲がってもペンチで修正してやれそうな手軽さはあるように思うが、フックは樹脂のほうが良い気がする。

もっとこう、もう一歩進んだ開発をしたほうが良いんじゃないかとも思える商品。使えなくはないからとりあえず候補として選んでおく。

ただしバックローダーとフロントローダーは短期の自転車旅行では結構使える気はする。私自身、購入を検討している。



トピーク公式サイト


【オーストリッチ】
創業約50年ほどになる老舗。昔の日本人自転車旅行者のバッグと言ったらオーストリッチだった。

防水バッグもあるにはあるがあまり力は入れていない様子。多くは防水性能のない普通のバッグ。雨天は走行しないとか、走行中に降られたらレインカバーで対応とか、それでも十分走っていけるから装備を安く済ませるならオーストリッチのバッグ+レインカバーで良い。

オーストリッチのバッグは旅行バッグとしての昔ながらの見た目が魅力的かもしれない。ランドナーで旅行するなら、防水性よりも見た目のカッコよさで選んでもいい。

なにせ雨の日は必ずしも走らなくてもいいから。むしろ雨天走行は危なかったりする。じゃあ雨天走行しない!と決めて自転車旅行を楽しんでもいい。そうすると、防水バッグなんて必要なくなる。レインカバーがあればいい。



オーストリッチ公式サイト

自転車旅行のタイヤの選び方


自転車旅行で使うタイヤはどう選ぶべきか。タイヤに問題が起こると途端に走れなくなるから、長持ちするしっかりしたものを選びたい。ここでは26インチ、29er、700Cあるいはそのほかのサイズに関わらず通用する考え方を書いた。


【ポイント】
  • メーカー 
  • 劣化 
  • 頑丈 
  • 長持ち 
  • 耐パンク性能 
  • 太さ 
  • スリックとブロック 

【メーカー】

信頼できるタイヤを作っているメーカー・シリーズは、
  • シュワルベ マラソンシリーズ 
  • マキシス アーバン/ハイブリッドシリーズ 
  • パナレーサー アーバン/リブモ 

の3択になるかと思う。でも、安物でも分厚いならそこそこ走る。メキシコシティで1本960円で買った分厚い中華製タイヤは4000キロ走った。

しかしメデジンで買ったKENDAのSmallBlockという薄っぺらいタイヤは、1500キロでサイドウォールがバーストして、補修してどうにか3000キロ走った。分厚いタイヤのほうが良いだろう。レース仕様のタイヤを買ってはいけない。

つまり安物タイヤでも分厚いものを選べば問題ないわけだが、となると筆頭は中国のチェンシンタイヤ。ここは確かマキシスの親会社だったと思うが、価格のわりにまぁまぁ悪くない。上記3メーカーがないならチェンシンでいい。

シュワルベはマラソンかマラソンプラスか悩むが、普通のマラソンで十分。両方使った感じでは大差はないと感じた。


【劣化】
タイヤは紫外線に弱い。そのため、タイヤの予備を運んでいる自転車旅行者を見てもらうと分かるが、予備タイヤにテープを巻くなどして陽に当たらないようにしている。

その他劣化の原因は乾燥やほこり。何にせよ屋外に裸で放置しておくと劣化が早いので、使わないタイヤは紙テープでグルグル巻きにしておく。ガムテープだと陽に当たると粘着分が溶けるかなんかして、いざ使おうと剥がすとタイヤに残ったりする。


【頑丈】

バースト箇所にパンクパッチを裏表両面に張って補修。

頑丈なタイヤだとバースト(破裂・破け)しにくい。長距離走るとタイヤはどうしても削れて薄くなるし、劣化もしてくる。そこに最後の一撃とばかりに角やとがった石に擦るとかすると破ける。

バーストする部分はタイヤの側面(サイドウォール)がほとんど。だから側面が強化されているタイヤがいい。

メーカーで呼び方が変わるが、サイドウォールの強化材はスネークスキンとかいわれている。それからバーストはサイドカットとか呼ばれている。このあたりの呼称でメーカーサイトを調べるといい。

シュワルベマラソンは案外サイドウォールが弱点だったりする。ただしシュワルベがダメなら他のタイヤもダメなので、サイドウォールの弱点は大した問題ではない。


【長持ち】

タイヤ1本で何千キロも走れるもののほうが、交換の手間が少なくていい。有名どころだとシュワルベのマラソンシリーズ。マラソンの名の通り、数千キロは普通に走れる。

マラソンは7000~15000キロ走ると言われる。これは荷物の量によって変わる。軽ければ1万キロ以上走るだろうし、重くても5000キロは確実だろう。

どんなタイヤでも長持ちさせるポイントは、耐摩擦性・耐候性のあるコンパウンド(素材)を使っているかどうかが50%。あとは単純に荷物を少なくするか自分がやせるなどして車体重量を軽くすることが50%とでも思っておけばいい。


【耐パンク性能】

バーストした自動車タイヤ。パンクの主な原因であるワイヤー片を車道にばらまく。

耐パンクベルトという厚みのある板が仕込まれていたりする。これがあればパンクしないというわけではないが、無いよりはいい。

あればそれだけタイヤ重量は増してデメリットになるわけだが、あまり速度を出さない、疲れたら休憩すればいい自転車旅行では、最高・平均速度を追求することもないし、加速性が悪くなろうがそれは大した問題ではない。


パンク修理中。

パンクすると面倒だから、少しでもパンクしにくいタイヤを使う。それから長持ちの点からしても耐パンクベルトはあったほうが良い。だから使う。ホイールという回転体の外側が重くなろうが、パンク防止の点からするとあまり重視して考えなくてもいい。

ちなみに、自転車旅行におけるパンクの多くは舗装路で起こる。破裂した自動車タイヤのワイヤーを踏み抜くことでパンクする。このワイヤーは鋭く、耐パンクベルトでも防ぎがたい。その他、植物のトゲも固く鋭い。ガラス片は何度も踏むとタイヤを浅く裂き、その裂かれた隙間に入り込むと、路面で踏み押された勢いでパンクを起こす。

ちなみにシュワルベマラソンは長距離走行を売りにしているのであって、耐パンク性能はそこそこあるが過信しないほうが良い。マラソンシリーズでも普通にパンクはするから、パンクしないタイヤなどというのは誤り。前述したとおりサイドウォールが弱点だったりする。路面との接地面よりも先にサイドがバーストする。


【太さ】
積載する荷物の量が多いなら2インチ以上を使いたい。少なければ1.75インチか1.5インチか、そのあたりでいい。でも未舗装路では太いほうが安定しやすく走りやすくもある。


【スリックとブロック】
スリックタイヤとブロックタイヤとで何か違いがあったかというと、舗装路を走る分には何もなかった。空気圧さえ高ければ、転がり抵抗に大きな違いは感じなかった。未舗装路ではブロックのほうが走りやすかった。

ではどんな時でもブロック履いて高圧に入れておけば無難かというと、ブロックタイヤの多くは耐パンクベルトが入っていないか薄いかだから、パンク防止の点からするとスリックのほうが選択肢は多い。

自転車旅行の行程の90%が舗装路だと言われている。未舗装路をスリックで走ることはできなくもないし、どのみちどんなタイヤを履こうが未舗装路は走りにくい。

自転車旅行の自転車の選び方


自転車旅行に使う自転車は荷物を積んだり、その重たい車体でオフロードを走ることがあるので旅行中のトラブルが起こりやすい。そこでできる限り頑丈な自転車を選びたいわけだ。

そこでいツーリング車を買う場合のポイントを、完成車を求める場合と、フレームやパーツをひとつずつ揃えて完組するバラ完の場合とで考えてみた。


【完成車を求める場合】
  • フレーム 
  • ダボ穴 
  • 見た目 

【フレーム】
素材はクロモリかアルミを選びたい。クロモリフレームがダブルバテッドならアルミとの重量差に大差はない。アルミだから軽いイメージはあるがそうでもない。どちらの素材がツーリング向きかと言えば、どちらを使っても問題ない。

堅牢性の点でクロモリのほうが一歩抜きんでている印象はある。あるが、実用性ではそれほど大差はないように思う。


【クロモリフレーム】
クロモリフレームの場合、大抵はロードバイク用途であってツーリング仕様は少なく、選択肢が狭い。堅牢性は最高。乗り味は巷では「しなる」とか柔らかいなどと言われているがそんなことはない。固い素材だから乗り味も固いし、しなることもない。だからこその堅牢性。

クロモリフレームはものによってはダボ穴が折れて取れることがある。溶接工は大体どの町にもいるが、海外ではやっつけ仕事であって期待できないことがしばしば。ダボ穴のほかは折れたという話を聞かないし、私が使ったオールドフレームでさえ折れることはなかった。乗り方が悪いとか荷物が重いとか、当たり前だが過負荷がかかると折れる。低品質なフレームは論外。メーカーはしっかり選びたい。

ツーリングクロモリフレームで信頼できるメーカーは以下の通り。
  • SURLY(サーリー) 
  • SALSA(サルサ) 
  • Bootleg(ブートレグ) 
  • MASI(マジィ) 
  • MARIN(マリン) 
  • TREK(トレック) 
  • GIOS(ジオス) 
  • PanasonicPOS(パナソニック) 
  • FUJI(フジ) 

個人的にクロモリフレームを探すうえで信頼できないワードは、
  • メイドインジャパン 
  • ハンドメイド 
  • フレームビルダー 

の3つ。このワードで触れ込みがされているクロモリフレームはやめたほうがいい。ハードユースでダボ穴が取れただのあまりいい話を聞かない。

アメリカ製か台湾製のファクトリー(工場)系フレームが信頼できる。日本メーカーで信頼できそうなのはパナソニックとフジくらい。

基本的に「日本製=良いもの」というイメージは誤り。


【アルミフレーム】
先進的なアルミフレームを作っているのはGIANT(ジャイアント)。有名な車体としてグレートジャーニーがあるが、海外自転車旅行者の使用率は低い。なぜか?

グレートジャーニーはフレームセットは良いのだがそのほかのコンポーネントが低グレードで、テクトロのリムブレーキなど、仕様がひと昔前のツーリング車という感じ。低価格だから手に入れやすいが、パーツ交換必至なので結果的に高額。要らないバッグやキャリアまでついてくる。

アルミフレームの場合どこのメーカーでも大差ない。たいていどのメーカーもOEM生産で、台湾のジャイアントが作っている。


【ダボ穴】
ダボ穴は無くても、ダボ穴を作るスモールパーツがVIVAやTUBESなどから売られている。だからツーリング用途でなくても自分の好きな車体を使うことはできる。

大抵のツーリング車にはキャリア取付用のダボ穴がフォークエンド、フレームエンド、シートステーに空いている。前三角内側のダウンチューブとシートチューブにはボトルケージ用の穴が空いている。

その他あると便利なダボ穴はダウンチューブの下側のボトルケージ台座や、フォーク側面のキャリア用ダボ穴あるいはボトルケージ台座があると良い。


【見た目】
景色と共に自転車を撮る機会は多い。写真は旅行の思い出を振り返るうえで欠かせないので、自慢の自転車やカッコいい自転車と共に写ったほうがいいと思う。

機能だけで選ばないほうが良い。自分が気に入った見た目の自転車を使い、愛着を持つことがとても大事。


【ホイール】
ホイールサイズは様々あるが、走る地域やブレーキの種類、リムの入手性の事情を組み合わせて考えたほうがトラブルに対処しやすい。

日本を走る分にはリムブレーキ・ディスクブレーキに関わらず、ホイール自体の入手性が良いため、何インチのホイールを使おうがかまわない。

海外を走る場合には、先進国地域なら日本を走る場合と同じ。後進国では、リムブレーキを使うなら26インチのほうがタイヤやチューブと共に依然入手性は良い。この傾向はしばらく変わらないだろう。ディスクブレーキを使うならホイールサイズは何インチのものでもいい。

どこを走ろうがよく起こるホイールトラブルはスポーク折れ。使うホイールのスポーク長を測って、何本か携帯するほうが良い。自分で修理するも店に任せるも、最適長のスポークを持っていると何かといい。

ホイールのスポーク本数は最低でも32本。ハブはシマノ。カップアンドコーンタイプのハブは、メンテナンスさえしっかりしていれば20年30年もつ。シールドベアリングだとメンテナンスができないためこうはいかない。

リムの信頼できるメーカーは、
  • SUNRINGLE(サンリングル) 
  • MAVIC(マビック) 
  • ALEXRIMS(アレックスリム) 


【統一されていないコンポーネントの場合】
完成車購入だとコンポーネントは様々なメーカーの混合で構成されている。シマノで統一したほうが信頼性は増すが、混合でも走ることはできるから無理してお金かけるまでもない。そのままでいいと思う。


【一旦バラしましょう】
完成車の組み付け精度というのはあまりよく無い。例えばネジはゆるゆるなのではなく、きつすぎるくらい締めてあるということ。きつく締める分には客からクレームは入らないから。

工具の手の入りやすい旅行前に、きつく締めあげられたネジ類を一旦外してグリスアップして組み付けること。こうすると旅行後にメンテナンスしやすくなる。

それから、ホイールハブやヘッドのベアリングの玉当たりも強めに締められていたりして動きが鈍いこともしばしばある。一旦バラしてグリスアップしてやって、適度に締める。


【バラ完の場合】
  • フレームセット 
  • コンポーネント 
  • ホイール 
  • 快適性 


【フレームセット】
バラ完の場合は自由度は高いが、フレームセットの選択肢が狭い。アルミフレームはあまりない。選択肢はクロモリフレームだけになると思う。

信頼できるクロモリフレームセットを手に入れるなら、完成車の項目で述べたメーカーで探すのがいい。

滅多にないが、イタリアン規格のボトムブラケットだったりする。これはカンパニョーロ向けであって、シマノやスラムのコンポーネントを取り付けられない。JISかBSA規格であることを必ず確認すること。

ヘッドチューブのサイズは現在の主流がオーバーサイズなので、これを選ぶ。1インチだとヘッドセットの選択肢が少ない。

エンド幅はロード向けだと130㎜、MTB向けでは135㎜。これいかんによって使用するホイールハブの軸長が決まる。自分が使いたいコンポーネントがロード用なのかMTB用なのかによって選んだら良い。

そのほかのポイントは完成車の項目で述べたのでそちらを読んでください。


【コンポーネント】
コンポーネントとは自転車パーツのこと。ここではドライブトレインやブレーキ、シフターのことをいうが、メーカーはシマノ一択で良い。スラムは雑だし、カンパニョーロは高額、さらにこの両者は入手性に劣る。

ドライブトレインは最低でもロード用ならクラリス、MTB用ならデオーレを使いたい。

シマノは低グレードでもそこそこ動いてくれるところがすごいので、この点からしてもコンポーネントはシマノ一択。

シフターはロード向けならSTIよりもダウンチューブシフターやバーエンドシフターのほうが壊れにくいと思う。故障して交換するにしてもSTIは低グレードでも1万円前後するが、ダウン・バーエンドでは安価で済むだろう。するとブレーキレバーは他社製になるが、問題はない。

ブレーキの制動は運転者の実力が及ばない。プロがかけようがアマチュアがかけようが、制動力に違いは出ない。制動力は高グレードなほど良い。そこでブレーキだけは高グレード品を使ったほうが良い。


【ホイール】
自分かプロが組んだ手組と、工場でロボットが組んだ完組とがある。ホイールトラブルは手組・完組関係なしに起こるからどちらを選んでもいいが、選択肢が多いのは手組。手組を推奨する。


・リムブレーキの場合
MTBの26インチホイールだと選択肢がほとんどない。ディスクブレーキが主流だから。ロードの700Cホイールでもスポーク本数が少ないなど適当なものがない。国内・海外の両通販サイトで見つけたと思ったら廉価なホイールで、とても自転車旅行に使えないことがほとんど。

リムブレーキホイールは、サンリングルなどのリムと使いたいシマノハブを手に入れて、自転車屋で手組みしてもらうほうが良い。信頼できる自転車屋がないなら、自分で組むのがいい。スポークテンショナーなどホイール組に必要な工具を用意するのにお金がかかるし、難易度はそれなりに高いので組むのに時間もかかるが、それだけの経験値は得られる。


・ディスクブレーキの場合
ディスクブレーキだと26インチ、29インチで選択肢が多い。スポーク本数は32本は欲しいが、完組だとなかなか無い。結局使いたいリムとハブをそろえてプロに組んでもらうか、自分で組むか。これが一番確実。

ホイールはかなり重要なので、妥協して廉価ホイールを使うと痛い目を見る。


【快適性】
体と触れるところは快適性に影響する。手の触れるハンドル、お尻の触れるサドル。それからステムはコックピット長を決めるし、サドル高も快適性として重要な要素。

使うハンドルの形状やグリップの形にはこだわりたい。フラットバーにはエルゴングリップがあるが、あれを使ったら快適になるかというとそうでもない。では普通の円柱グリップならいいのかというとそうでもない。こればかりは各々試さないと何とも言えない。

普通の円柱グリップを使うなら、アーレンキーで固定する金属タイプがいい。ゴムのものは劣化するため。

ハンドル形状は使いやすいもの、使い慣れたものが一番いい。

サドルは自転車旅行では革サドル使用率が高い。次いで柔らかいゲルタイプも多い。どちらを使うにしても、雨天走行に備えてサドルカバーが欲しい。雨に濡れることが多いとサドルは劣化する。

サドル高はハンドルバー高さと同じ程度のほうが快適性が増すと言われているが、試してみたほうが良い。サドルを下げ過ぎてペダリングしにくくなってもいけないので、そういう場合は可変ステムで高さを合わせてもいいかもしれない。

コックピット長は通常の最適値よりも短めのほうが良いかもしれない。これも試してみたほうが良い。

自転車旅行のテントの選び方と野宿の方法


特定の商品をおすすめする記事ではないが、どんな考え方でテントを買ったら後悔少なく、ある程度の満足と性能のあるテントを買えるのかについて考えた。さらに野宿をする場合の張り場所の選定方法についても書いた。


【テントの選び方】
【ポイント】
  • 価格 
  • 重量 
  • 設置タイプ 
  • 居住性 
  • ウォール 

【価格】
歴代の自転車旅行者が選んだテントの平均価格は大体2~4万円。予算との兼ね合いや、キャンプ泊の回数と重視するかによって5、6万円程度のテントを買う者もいるし、1万円前後の安いテントを買う者もいる。

どの価格帯のテントを買ったら正解というものは無い。旅行スタイルに応じて考えるしかない。たいしてキャンプをしないのに高額なテントを買っても意味がないし、かなりの回数をキャンプするのに安いテントを買えば使用感や重さ、収納性など不満は必ず出てくる。

では平均価格帯のテントを買えば無難かと言えば、そうでもない。なんにせよ価格だけで選ぶことは避けたい。


【重量】
これも平均重量をいうとすれば大体1.5~3.0kg程度。荷物の数は増えても持ち運ぶ面倒さえ受け入れれば構わないが、運ぶ都合上、重量は軽いほうがいい。

機能がものをいう商品では「軽い」ことは付加価値になるため、軽いほど高額になる。価格と重量はセットで考えること。

すると安くて軽いものを探す者もいるのだろうが、それはやめたほうがいい。安物買いの銭失いになるだろう。軽いものが欲しければお金を出すこと。ここにしっかりと付加価値を見れない人はテントのほかに何を買おうが失敗するだろう。

軽いテントと重いテントがあった場合、軽いほうがより良いかと言えばそうでもない。軽いテントがなぜ軽いのかということを考えなければならない。

軽いテントは使っている生地を薄くしていたり、ジッパーを小さくしてプラ製の噛み込みにしていたり、ポールにスカンジウムを使っていたりしている。

しかし基本的に生地は厚いほうが丈夫だし、ジッパーは大きくて金属の噛み込みのほうが壊れにくいし、スカンジウムよりアルミのほうが耐久力がある。

軽くすればそれだけ耐久性が無くなる。これは裏腹になっていることに注意しなければならない。つまり、高額だから良いものかどうかは分からない。


【設置タイプ】
ポールを立てればペグダウンせずともテントが立つ自立式と、ペグダウンしないとテントが立たない非自立式の2種類がある。

自転車旅行では自立式の一択で良い。設営が簡便で、非自立式よりもストレスがない。

一方で、非自立式はいつでもしっかりとテントを立てる必要があることとその低めの形状の都合上、風には強い。テントの大敵が強風であることを考えれば、風に強いことは大きなメリットになる。

ただし走る地域次第。年中台風並みの強風が吹くパタゴニアや山頂付近では活躍すると思うが、林の中などで野宿する場合には木が防風してくれるから意味がない。


【居住性】
持ち運ぶ荷物の量によって、1人用と2人用を選んだら良い。荷物が少ないなら1人用、多いなら2人用。ドーム型かそうでないかは特にこだわる必要はない


【ウォール】
フライシートのないシングルウォールと、インナーテントにフライをかけるダブルウォールの2種類がある。

重量はシングルウォールのほうが軽い。夜露を防いだり雨などに対する耐水性能はダブルウォールのほうが良い。

シングルウォールは前室がないことが自転車旅行では大きな欠点と思う。荷物が多いと前室にも荷物を置く必要があるほか、雨天のキャンプでは前室で調理をする必要がある。ダブルウォールのほうが利点は多い。


【その他】
自転車旅行者の大半はテントを使うたびにメンテナンスすることはしない。そのために劣化しやすく、年間100回程度のキャンプで保って1~2年間程度。

劣化する部分はまずインナーとフライシートの防水性が無くなる。次にフロアの生地に穴が空く。さらにジッパーが閉まらなくなったり、生地がほつれてくる。

それでもフライシートの防水性さえ保てばどうにか使い続けることはできるため、捨てるのがもったいなく思う人は防水スプレーなどをフライシートに吹いておくのがいい。生地が濡れることによる悪影響は長旅になるほど大きい。




【野宿のやり方】
【ポイント】
  • 人目に付かない 
  • 所有地 
  • 地形 
  • 虫 
  • 風 

【人目に付かない】
これがまず一番大事。夕方ごろに走りながらテントを張れる場所がないかを探すわけだが、どのようにして目星を付けるかと言えば、人目に付かないか否か。

およそ旅行中のトラブルの大半は対人関係で起こる。だから人目に付かないことがトラブル回避になる。

林の中や車道から遠く離れた場所、草むら、橋の下など。荒野では人目に付かないところはまずないので、できる限り車道から離れたい。


【所有地】
当たり前だが所有地には張れない。特に日本の場合大半の土地が誰かしらの個人所有地になっている。そして基本的に世界中どの国でも野宿は禁止かグレーゾーン。だからキャンプ場を使うのが一番。

ただ、自転車旅行の特性上野宿やむなしなことが多い。周囲に所有地しかなく、キャンプ場もない場合は、例えば日本では思い切って人に聞く。

かくかくしかじかでこういう旅をやっていまして、一晩テントを張れる場所はありませんか?と。すると大抵の場合あそこ張ったらいいよなどと、自宅の敷地内や空き地に案内される。

この方法は海外でも通用する。たとえばガソリンスタンドや警察署、消防署、病院などで。

パタゴニアのようなだだっ広い荒野や川岸の場合はどこに張ろうが怒られることはまずない。まずないが、一応グレーゾーンということは意識しておく。夜中にお巡りさんが来たら、一晩だけと頼み倒すと、日本の場合には見逃されることもあるが、海外では通用しない。見逃されることを期待しない。

私の場合、日本では大抵キャンプ場を利用したが、ときに道の駅の隅とか、県境の峠道の町看板の装飾として植えられていた植込みの裏とか、海岸、公園のトイレ裏などに張って旅行した。


【地形】
張る場所のめどが立ったら地形を見る。というのも、夜中に雨が降ったときの水の流れや増水のあるところには張らないようにしたい。

水の流れは地面に筋があったりする。頻繁に増水しているところでは植物が生えていなかったりする。

崖近くの草むらに張る場合には、地面が見えないためにどこから崖が始まっているのか見分けがたい。車道から遠く離れた奥に張ろうとズンズン進んでいったら崖から落ちたなんてことは気をつけたい。


【虫】
一番気をつけたいのはアリ。アリの巣の上にテントを張ることにはならないようにしたい。次に蚊。水場に近い草むらなどでは蚊の巣窟となっていることがある。そういう場所に張ることは避けたい。


【風】
風の強い場所にテントを張ることは避けたい。突風にテントが引きずられたりひっくり返ったりする。風よけになるものがあるかどうかが大事。建物や木々、大きな岩、くぼ地など。

無い場合はペグダウンは当然として、張り縄を使う。そこそこ重い石や自転車に張り縄をして風上に配置する。

自転車世界一周旅行の装備品リスト

【自転車】
  • Frame Set : HEAD610 4130 Chromoly 
  • Cranks : Shimano RSX FC-A410 175㎜ 
  • Chainrings : Sugino PE110 34T, 48T 
  • Front Derailluer : Shimano FD-4500 
  • Rear Derailluer : Shimano SLX RD-M662-SGS 
  • Sprocket : Shimano CS-HG300 12-36T 
  • Chain : Shimano HG-53 
  • BB : Shimano UN-55 
  • Brake Levers : Shimano BL-R780 
  • Shift Levers : Shimano SL-R410 
  • Brakes : Shimano BR-CX50 
  • Wheels : FUNN Misfit 
  • Tires : Schwalbe Marathon 26-2.00 
  • Tubes : Tioga 26inch 
  • Saddle : Brooks B17 Imperial 
  • Grips : Ergon GP2 
  • Headset : Tange FL-270C 
  • Pedals : Wellgo B144 
  • Fender : SKS ChromoPlastic 26 inch → 後に廃棄、フェンダー無し 
  • Racks : Surly NiceRack 前後 

【装備品】
  • 寝袋:モンベル スーパースパイラルバロウ#3 
  • マット:コールマン コンパクトインフレーターマット → ノーブランドリジッド 
  • 枕:プロモンテ 0170 → ノーブランドインフレーター 
  • テント:アライテント ドマドームライト2 → Denali Zephyr1 
  • ストーブ:MSR ドラゴンフライ → 自作ウッドガスストーブ 
  • クッカー:モンベル&プリムスクッカー 
  • 調理器具:MSRキッチンセット 
  • バッグ類:オルトリーブ パニアフロント&パニアリア&トラベルバイカー&ハンドルバーバッグ 
  • 浄水器:MSR MIOX 
  • ウォータータンク:プラティパス 2.5リットル2つ&1.5リットルペットボトル2つ 
  • レインスーツ:モンベル レインダンサー上下 → 上着のみ古着パタゴニアレインジャケット → 上着のみKathmandu安物 
  • コーヒー器具:ステラ ナポレターナ&ポーレックス ミニミル 
  • 髭剃り:ミューレ クラシックレイザー 
  • 靴:チペワ スーパーロガー 
  • 電源:GoalZero モバイルチャージャーキット 
  • カメラ:オリンパス SP720UZ 
  • スマートフォン:ソニー エクスペリアZ → 盗難 → HUAWEI Y550 
  • ウォシュレット:TOTO携帯ウォシュレット 
  • ウェストバッグ:マグフォース MF0315 M5 
  • ヘルメット:ジロ リバーブ 
  • 靴下:普通の靴下 → ダーンタフ 山岳用 
  • 下着:普通の下着 → アンダーアーマー コンプレッションウェア上下 
  • 工具:クランクブラザーズ マルチ19&BB工具一式&パンク修理一式&ワイドモンキーレンチ&ネジザウルス&ビクトリノックス キャンパー 
  • パンツ:ジーンズ → コロンビア アウトドア用速乾パンツ 
  • 上着:ポロシャツ → コロンビア アウトドア用速乾シャツ 
  • グローブ:ハーフフィンガー(ブランド忘れた。計3回買い換えた) 
  • サングラス:OGK Binato5 → ノーブランド → 安物ノーブランド → ノーブランド$80 
  • 身だしなみ用品:手鏡&爪切り&毛抜き&歯ブラシ&歯磨き粉&シャンプー&せっけん

【近況報告】1級時計修理技能士になっています【仕事・趣味・旅行】

もう自転車旅行から帰ってきて8年半も経つとは驚きで早すぎると思うし、一方で旅の記憶は少しずつ薄らいできており、この点で年月の経過を感じる。 だからこうしてブログとか、Youtubeに旅の様子を残してきて良かったなと思う。苦しいことばかりだったと思うが、今ではいい思い出。 さて現在...