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1月, 2017の投稿を表示しています

自転車旅行の装備で何を揃えたらいいか考えた

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今これから自転車旅行をまた始めると仮定して、ではどんな車体と装備品にするか、総額いくらかかるのかを考えてみた。 価格はメーカー価格で、表示は税込み。日用品のほかの装備品は一からすべて揃えると仮定する。最安店で買うとか、手持ちのギアを流用するとかでの総額ではない。 2017年1月時点での品ぞろえと価格で考えてある。 【装備品一覧】 ・自転車 Masi Giramondo 完成車 150120円  ペダル 三ヶ島シルバンツーリング 3300円  クイックリリース BBBホイールフィックス 2160円  サドル ブルックスB17スタンダード 15768円  リアキャリア チューブスロゴクラシック 21600円  ボトルケージ トピークモジュラーケージXL 4つ 6220円  ハンドルバーバッグ モンベルドライフロントバッグ8 5292円  リアパニアバッグ オルトリーブバックローラークラシック 21384円  リアラックバッグ オルトリーブラックパックMサイズ 11880円  マジィを使うのは単にマジィが好きだからというだけ。ちょうどよく良いツーリング車を出しているので、これを使う。クロモリ製でボトルケージ台座がたくさんあり、いろんな荷物の積み方を想像させてくれる。 3段チェーンリングをミドルの32Tだけ残してインナーとアウターを排除・フロントシングル化して、フロントシフターとフロントディレイラーを外す。正直、自転車旅行ではそんなに速度を出す必要はない。登坂に備えて歯数の多いスプロケットを使ってさえいれば十分。 クイックリリースをBBBのホイールフィックスに交換。気休め程度だろうが盗難防止になる。クイックだと工具無しで取り外せるが、それは逆に盗人にも同じことが言える。工具で外すタイプにすることで、面倒だが盗人に手間を与えることができる。 サドルをブルックスB17スタンダードに交換。ブルックスのカンビウムと悩むところだが、革サドルのほうが無難。ただ、正直どちらを選んでも良い。カンビウムのメンテナンスフリー性は魅力的。 ⇒ 自転車の革サドルならBROOKS(ブルックス)を使え! ボトルケージをフォーク左右...

自転車旅行のバッグの選び方

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キャリアに取り付けるパニアバッグまたはパニエバッグ、ハンドルバーバッグもあるし、リアラック上に設置するラックバッグもある。これらバッグ類は自転車旅行では欠かせないアイテム。 今回はツーリングで使うバッグの選び方について考えてみた。 【バッグの種類】 パニアバッグ  ハンドルバーバッグ  ラックバッグ  フレームバッグ  自転車旅行に使うバッグはざっと4種類ある。全部使う必要はない。荷物の量に応じて選んだら良い。さらに、荷物は必ずしもバッグの中に入れなければならないものでもない。 例えば水タンクは雨で濡れようが害は無いわけだ。こういう視点を持ったうえで、必要なバッグはどれか、そしてその数を考えたらいい。 とはいえ、経験がない人にとってはどの程度の容量のバッグがいくつ必要かは想像しがたい。だから先人の装備をよく観察すること。どんな風に積んでいるのかを、ブログなりの連絡フォームから質問してみてもいい。 【どういう機能が必要か?】 防水性があれば、雨天での走行や突然の雨でバッグの中身が濡れる憂いがない。防水性のないバッグでも、レインカバーをかぶせることで70%程度の防水性は得られると言われる。雨天走行が少ないことを考えるとレインカバーでも十分に思えるが、晴れている日でも水たまりや泥道を走ることもある。 耐摩耗性があると、長持ちして使い続けられる。パニアバッグは特にガードレールや岩と擦れる機会が多い。車幅の狭い道で端に寄って行ったときにふいに擦れてしまったり、自転車を立てかけるときに擦れたり。 仕舞いやすく、取り出しやすいこと。ロールクロージャ―だと素早い。ジッパータイプだと壊れたらどうしようもないのと、防水性に劣る。 旅行バッグの他の機能があること。自転車を降りて街歩きをする際に使えること、使いやすいこと。 【メーカー】 オルトリーブ モンベル トピーク オーストリッチ 自転車旅行で使われるバッグメーカーはこの4つ。このほかは通勤や日常使いのものであって、自転車旅行に使えなくはないが、まぁ上記4つの中から選べば間違いはないと思う。 【オルトリーブ】 ここの社長はかつて自転車旅行をしていた人。それだけにどんな機能や性能が必要なのかよく...

自転車旅行のタイヤの選び方

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自転車旅行で使うタイヤはどう選ぶべきか。タイヤに問題が起こると途端に走れなくなるから、長持ちするしっかりしたものを選びたい。ここでは26インチ、29er、700Cあるいはそのほかのサイズに関わらず通用する考え方を書いた。 【ポイント】 メーカー  劣化  頑丈  長持ち  耐パンク性能  太さ  スリックとブロック  【メーカー】 信頼できるタイヤを作っているメーカー・シリーズは、 シュワルベ マラソンシリーズ  マキシス アーバン/ハイブリッドシリーズ  パナレーサー アーバン/リブモ  の3択になるかと思う。でも、安物でも分厚いならそこそこ走る。メキシコシティで1本960円で買った分厚い中華製タイヤは4000キロ走った。 しかしメデジンで買ったKENDAのSmallBlockという薄っぺらいタイヤは、1500キロでサイドウォールがバーストして、補修してどうにか3000キロ走った。分厚いタイヤのほうが良いだろう。レース仕様のタイヤを買ってはいけない。 つまり安物タイヤでも分厚いものを選べば問題ないわけだが、となると筆頭は中国のチェンシンタイヤ。ここは確かマキシスの親会社だったと思うが、価格のわりにまぁまぁ悪くない。上記3メーカーがないならチェンシンでいい。 シュワルベはマラソンかマラソンプラスか悩むが、普通のマラソンで十分。両方使った感じでは大差はないと感じた。 【劣化】 タイヤは紫外線に弱い。そのため、タイヤの予備を運んでいる自転車旅行者を見てもらうと分かるが、予備タイヤにテープを巻くなどして陽に当たらないようにしている。 その他劣化の原因は乾燥やほこり。何にせよ屋外に裸で放置しておくと劣化が早いので、使わないタイヤは紙テープでグルグル巻きにしておく。ガムテープだと陽に当たると粘着分が溶けるかなんかして、いざ使おうと剥がすとタイヤに残ったりする。 【頑丈】 バースト箇所にパンクパッチを裏表両面に張って補修。 頑丈なタイヤだとバースト(破裂・破け)しにくい。長距離走るとタイヤはどうしても削れて薄くなるし、劣化もしてくる。そこに最後の一撃とばかりに角やとがった石に擦る...

自転車旅行の自転車の選び方

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自転車旅行に使う自転車は荷物を積んだり、その重たい車体でオフロードを走ることがあるので旅行中のトラブルが起こりやすい。そこでできる限り頑丈な自転車を選びたいわけだ。 そこでいツーリング車を買う場合のポイントを、完成車を求める場合と、フレームやパーツをひとつずつ揃えて完組するバラ完の場合とで考えてみた。 【完成車を求める場合】 フレーム  ダボ穴  見た目  【フレーム】 素材はクロモリかアルミを選びたい。クロモリフレームがダブルバテッドならアルミとの重量差に大差はない。アルミだから軽いイメージはあるがそうでもない。どちらの素材がツーリング向きかと言えば、どちらを使っても問題ない。 堅牢性の点でクロモリのほうが一歩抜きんでている印象はある。あるが、実用性ではそれほど大差はないように思う。 【クロモリフレーム】 クロモリフレームの場合、大抵はロードバイク用途であってツーリング仕様は少なく、選択肢が狭い。堅牢性は最高。乗り味は巷では「しなる」とか柔らかいなどと言われているがそんなことはない。固い素材だから乗り味も固いし、しなることもない。だからこその堅牢性。 クロモリフレームはものによってはダボ穴が折れて取れることがある。溶接工は大体どの町にもいるが、海外ではやっつけ仕事であって期待できないことがしばしば。ダボ穴のほかは折れたという話を聞かないし、私が使ったオールドフレームでさえ折れることはなかった。乗り方が悪いとか荷物が重いとか、当たり前だが過負荷がかかると折れる。低品質なフレームは論外。メーカーはしっかり選びたい。 ツーリングクロモリフレームで信頼できるメーカーは以下の通り。 SURLY(サーリー)  SALSA(サルサ)  Bootleg(ブートレグ)  MASI(マジィ)  MARIN(マリン)  TREK(トレック)  GIOS(ジオス)  PanasonicPOS(パナソニック)  FUJI(フジ)  個人的にクロモリフレームを探すうえで信頼できないワードは、 メイドインジャパン  ハンドメイド  フレームビルダー  の...

自転車旅行のテントの選び方と野宿の方法

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特定の商品をおすすめする記事ではないが、どんな考え方でテントを買ったら後悔少なく、ある程度の満足と性能のあるテントを買えるのかについて考えた。さらに野宿をする場合の張り場所の選定方法についても書いた。 【テントの選び方】 【ポイント】 価格  重量  設置タイプ  居住性  ウォール  【価格】 歴代の自転車旅行者が選んだテントの平均価格は大体2~4万円。予算との兼ね合いや、キャンプ泊の回数と重視するかによって5、6万円程度のテントを買う者もいるし、1万円前後の安いテントを買う者もいる。 どの価格帯のテントを買ったら正解というものは無い。旅行スタイルに応じて考えるしかない。たいしてキャンプをしないのに高額なテントを買っても意味がないし、かなりの回数をキャンプするのに安いテントを買えば使用感や重さ、収納性など不満は必ず出てくる。 では平均価格帯のテントを買えば無難かと言えば、そうでもない。なんにせよ価格だけで選ぶことは避けたい。 【重量】 これも平均重量をいうとすれば大体1.5~3.0kg程度。荷物の数は増えても持ち運ぶ面倒さえ受け入れれば構わないが、運ぶ都合上、重量は軽いほうがいい。 機能がものをいう商品では「軽い」ことは付加価値になるため、軽いほど高額になる。価格と重量はセットで考えること。 すると安くて軽いものを探す者もいるのだろうが、それはやめたほうがいい。安物買いの銭失いになるだろう。軽いものが欲しければお金を出すこと。ここにしっかりと付加価値を見れない人はテントのほかに何を買おうが失敗するだろう。 軽いテントと重いテントがあった場合、軽いほうがより良いかと言えばそうでもない。軽いテントがなぜ軽いのかということを考えなければならない。 軽いテントは使っている生地を薄くしていたり、ジッパーを小さくしてプラ製の噛み込みにしていたり、ポールにスカンジウムを使っていたりしている。 しかし基本的に生地は厚いほうが丈夫だし、ジッパーは大きくて金属の噛み込みのほうが壊れにくいし、スカンジウムよりアルミのほうが耐久力がある。 軽くすればそれだけ耐久性が無くなる。これは裏腹になっていることに注意しなければならない。つまり、高額だから良いものかどうかは...

自転車世界一周旅行の装備品リスト

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【自転車】 Frame Set : HEAD610 4130 Chromoly  Cranks : Shimano RSX FC-A410 175㎜  Chainrings : Sugino PE110 34T, 48T  Front Derailluer : Shimano FD-4500  Rear Derailluer : Shimano SLX RD-M662-SGS  Sprocket : Shimano CS-HG300 12-36T  Chain : Shimano HG-53  BB : Shimano UN-55  Brake Levers : Shimano BL-R780  Shift Levers : Shimano SL-R410  Brakes : Shimano BR-CX50  Wheels : FUNN Misfit  Tires : Schwalbe Marathon 26-2.00  Tubes : Tioga 26inch  Saddle : Brooks B17 Imperial  Grips : Ergon GP2  Headset : Tange FL-270C  Pedals : Wellgo B144  Fender : SKS ChromoPlastic 26 inch → 後に廃棄、フェンダー無し  Racks : Surly NiceRack 前後  【装備品】 寝袋:モンベル スーパースパイラルバロウ#3  マット:コールマン コンパクトインフレーターマット → ノーブランドリジッド  枕:プロモンテ 0170 → ノーブランドインフレーター  テント:アライテント ドマドームライト2 → Denali Zephyr1  ストーブ:MSR ドラゴンフライ → 自作ウッドガスストーブ  クッカー:モンベル&プリムスクッカー  調理器具:MSRキッチンセット  バッグ類:...

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