道志箱根周遊自転車旅行 4日間240km

自転車旅行フル装備

【きっかけ】
横浜草津伊香保温泉間自転車旅行から3ヶ月後。現在の愛車HEAD610を手に入れたため、また暫くキャンプツーリングをしていなかったため行うことにしました。世界ツーリングへ向けてのノウハウを作れればと思います。

【ルート】
横浜から厚木、宮ヶ瀬湖を経て道志川へ行き、山中湖方面へ進む。さらに山中湖から南下して御殿場市、芦ノ湖、箱根湯本を経て湘南、鎌倉、そして横浜着ゴール。

【一日目】
久しぶりのフル装備で早朝に横浜を出発しました。フラつきましたがすぐに慣れました。ペダリングは重いため、時速18㎞程で軽く回しながら進んでいきました。

ちょっとした登り坂がキツく、2011年の自転車旅行のときの脚力が信じられなく思いながら走ります。この重量の自転車で1000mまで登ったのかと。

厚木から宮ヶ瀬湖への土山峠は登りきれず、休憩しては登りの繰り返し。この峠は荷物を積んでいなければ休憩なしで走り切れる道なだけに、ショックが大きかったです。

自転車旅行宮ケ瀬湖

宮ヶ瀬湖を経て道志川のキャンプ場に着いた頃にはすっかり脚が売り切れていました。キャンプシーズンを過ぎていたため、私一人でキャンプ場を独占しました。

【二日目】
自転車旅行キャンプ

朝食後雨が降り出し、レインスーツ着用でテントを畳み、出発しました。道志みちを進んで山中湖のキャンプ場へ向かいますが、途中に標高1100mの山伏峠があります。

国道413号線神奈川県内最高地点

序盤から初日の疲労の影響で心身ともにヘロヘロな走行です。もう既にヤバイ、道志みち最悪な選択だわ。ネガティブな考えしか浮かんできませんでしたが、こういうのは峠さえ越えれば吹っ飛ぶということを私は知っています。

山伏峠
山伏峠最高地点。トンネルが目印

峠直前になると急傾斜になり、常に勾配12%以上はあるでしょうか、ロードバイカーでさえ悲鳴を上げる坂道を登っては止まりの繰り返しで進んでいきます。

限界です。押して登り、山伏峠を越えました。山中湖まで長く下って湖畔のキャンプ場に泊まりました。

【三日目】
自転車旅行山中湖でキャンプ

晴れて良い天気でした。ヘロヘロな脚にいきなりの難関、籠坂峠1104mがありました。山中湖が700mくらいですから400登らなければならないハードな展開。

御殿場市までの長い下り道で時速50㎞を記録しました。幅の広い道で錯覚が起こり、ここまで出ているとは思っておらず危険でした。

御殿場市から乙女峠を越えて芦ノ湖へ向かいますが、乙女峠の標高は1100m。御殿場市が450mですから650m登らねばなりません。考えてみれば、西日本一周自転車旅行の時はこんな峠坂の応酬はありませんでしたね。

乙女峠途中からの眺望

乙女峠を登るときは日が照って暑いコンディションで売り切れた脚。飲水が尽きた厳しい登りとなりましたが越え、芦ノ湖湖畔のキャンプ場に泊まりました。

【四日目】
自転車旅行芦ノ湖でキャンプ

深夜に雷の鳴る豪雨で眠れず、テントの床が雨水でタプタプになるというウォーターベッド状態の怖い一夜を過ごしました。

自転車旅行箱根峠

芦ノ湖沿岸の道を進み箱根峠に出て以降は箱根湯本まで下り一方。湘南に出るとどこからともなく力が湧き始め、疲れ切った体とは思えないほどペダルが回りました。私はこういう体の反応を「スイッチが切り替わった」と呼んでいます。

【まとめ】
道志みちは自転車乗りなら走るべきと思います。脚力を試すには良いコースです。

やはりフル装備の自転車は重いです。ストップアンドゴーの多い街中の平地メインの走行経験では、この自転車で走るのは厳しいです。ヒルクライムやサイクリングロードでのLSDトレーニングの併用で、踏み込みの力の持久力を付けるべきです。

売り切れた脚に鞭打って走るのは良くないと感じました。総走行距離でマイナスになると思います。ただし、旅の序盤に短期的に脚を作るなら、数日後の連休を予定して売り切れさせていいと思います。

上体の強化が必須だと感じました。旅前には腕と背中の筋力トレーニングはやっておいたほうがいいでしょう。走行後の疲労度に差が出ます。

西日本一周自転車旅行その1 旅のきっかけ
横浜草津・伊香保温泉間自転車旅行 7日間450km

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