実験的にブルホーンバー仕様にしていた |
【西日本一周自転車旅行から1年】
世界を走るためにはそろそろ走行経験をという思いから、この旅を決行しました。これまでの1年は仕事と身の周りの整理で忙しく、自転車旅行が出来ませんでした。実際走ると学ぶことが多いです。
【横浜から草津温泉へ】
野宿無しのため軽装でした。3日分の着替えとメンテナンス用品、行動食だけです。何故か使わないフロントラックを装備しています。
荒川サイクリングロード着 |
朝早くに横浜を出発して、東京23区北部の和光市から荒川サイクリングロードを走りました。出発時は雨天、荒川サイクリングロードに到着した時は陽が照ってきました。
日照りと向かい風がキツイ長い道のり |
荒川サイクリングロードは自転車乗りには最高の道だと思います。しかしこの時は日照りのために日焼けし、また向かい風で体力を失いました。
埼玉の熊谷付近で公道へ。午後2時で100㎞に到達し良いペースでしたが、久しぶりの長距離走行で力が入り、脚が売り切れました。この日は熊谷から高崎方面にある本庄のホテルに宿泊しました。
2日目のルートは高崎から草津温泉へ向かいますが、須賀尾峠という1000mの峠越えを経ることにしました。獲得標高を増やし、脚力をつけるためです。
須賀尾峠頂上 |
しかし雨天の峠越えと初日の疲労がたたり、須賀尾峠途中で限界に達しました。走っては止まりを繰り返し、押して登りました。
雨天の中必死の思いで須賀尾峠を越えて、草津温泉の足元、標高600mの長野原についた時は、フロント34t-リア27tの最小ギアを回すのが限界でした。ここから標高1250mの草津温泉まで登らねばならず、絶望しました。
「回せなくても歩くことはできるだろ」
この様に心身にムチ打ち、草津温泉のホテルに着いた時には、太腿は使い物にならない状態でした。
【草津温泉に滞在】
この様に心身にムチ打ち、草津温泉のホテルに着いた時には、太腿は使い物にならない状態でした。
【草津温泉に滞在】
3日目は快晴で気分良く観光出来ました。
バス乗り場から湯釜までの上りは疲れた脚にはきつかった。でもちょうどいい晴れぐあいの湯釜は最高に綺麗だった。雲の流れる影が湯釜にかかると、ビジュアルとしてかなり風流を感じる。
昔は湯釜の真ん前まで行けたそうだが、現在は火山性ガスがあるとかで遠くの展望台から眺めるのみ。
白根山湯釜 |
バス乗り場から湯釜までの上りは疲れた脚にはきつかった。でもちょうどいい晴れぐあいの湯釜は最高に綺麗だった。雲の流れる影が湯釜にかかると、ビジュアルとしてかなり風流を感じる。
昔は湯釜の真ん前まで行けたそうだが、現在は火山性ガスがあるとかで遠くの展望台から眺めるのみ。
草津温泉湯畑 |
西の河原露天風呂。だだっ広い湯船は超気持ちいい |
湯畑前の熱の湯におけるショー |
さすが温泉街はほのぼのしていていい。西の河原露天風呂で体を温めた後は、湯畑前でベンチに座ってソフトクリーム食べながら、湯の流れる様と音を聞く。これほどのリラックス感があろうか?
熱の湯のショーはおばちゃんに混じって若い娘が2人ほどいた。湯をかき混ぜるのに力が無くて、しぶきがあまり上がってなかった。かたやおばちゃんは強いこと。バンバンしぶき上げてる。
【草津温泉から伊香保温泉へ】
4日目。2日目の雨天走行でメタルブレーキとなったため、ブレーキシューを交換してから、下り一方の道を進みました。草津を下った長野原から八ッ場ダム方面へ。
八ッ場ダム方面への道は走っていて心地良い |
脚の疲労は完全には癒えていませんでしたが、自動車の少ない道を走れたのは幸運でした。登り坂でもがきながらフラついていたからです。
押して登った |
伊香保温泉入り口の道は急傾斜です。ひぃひぃ言いながら登り、ようやくホテルへ着いた。泊まったホテルは松本楼の姉妹ホテル、洋風旅館ピノン。スタッフさんに自転車で着た旨を伝えたら、建物裏に止めてくださいねと丁寧に案内された。好印象。
温泉街ということで浴衣姿で街を歩けるかスタッフさんに聞いたらもちろんですと言われ着替えたものの、そんな恰好で歩いているのは私だけで浮きまくってた…
【伊香保温泉に滞在】
地理が詳しくないので水澤観世音まで歩いていったら結構な距離があって参った。
寺社仏閣での参拝に慣れてないので、作法について学んでから行くべきだった。
水澤うどんは山菜温うどんを食べた。ウマいにゃウマいが、そもそもうどんをそんなに食べる人ではなかった。味の感想はそんなにない。でも香川のうどんなどと食べ比べしてみたいところ。地域ごとに違いがあるだろうから。
【伊香保温泉から横浜へ】
6日目は伊香保温泉から埼玉の深谷までです。ちょうど深谷七夕祭りをやっていたので見学しました。
にぎやかだが、ヤンキーもチラホラいる |
七夕祭りは結構な混みようでにぎやかだった。ただ、横浜ではすでに絶滅しているヤンキーが、ここ深谷にはいた。目を合わさないように、からまれるのだけはめんどくさ過ぎるので回避したい。浴衣きている女の子は可愛かったが、カワイイ女の子は例外なくヤンキーだったりするのが痛い。
最終日は深谷から荒川サイクリングロードで横浜までです。
長い道を戻る |
走行距離は短いですが、脚力の限界を知ることができた質の高い旅でした。
観光するために野宿無しだったので資金はそれなりにかかりました。次はキャンプツーリングをしたいと思います。
⇒道志箱根周遊自転車旅行 4日間240km