408~411日目【ペルー】Churín (チュリン)、そしてHuancahuasi (ワンカワシ)へ フリーク発狂の秘境温泉を堪能! その②昇天編

2015年7月22日~25日
ワンカワシ・大統領の湯!日本人好みの熱々温泉。プールと個室でまったり昇天!

山間の温泉、秘境温泉ワンカワシ

 ワンカワシはフジモリ大統領が整備した温泉。日系人が手を加えているということで、日本人好みである期待が大きいですね。先に結果を書けばこういう具合でした。↓

ホンマ♨(*´Д`)♨エエ湯ヤデシカシ…

 ホテルを朝8時に出てチュリンからワンカワシへ向かうバスを探しました。どうやらワンカワシへはツアー形式となり、途中で近辺の見物を巡りつつ、温泉を堪能するというもののようです。料金はバスの往復代18ソルで、温泉入浴代は別途現地にて個々に支払います。

切り立った壁の様な山間を行く

 9時出発でガタガタの未舗装を2時間。途中休憩ありで、運ちゃんのガイドを聞きつつ山間の景色も楽しみながらワンカワシに到着です。

石造りの立派な建物が「大統領の湯」


 ぱっと見、温泉は2つありましたが、2時間の滞在ということでどちらか一方を集中して堪能したほうがのんびりできて良いでしょう。どちらへ行くか。もちろん大統領の湯です。フジモリ大統領が通ったという温泉です。5ソル。

温泉フリーク達で賑わう

大統領の湯

はしゃぐフリーク達

 プール形式が3ヶ所と個室形式が1ヶ所があります。先ずはプールへ。ペルー人温泉フリーク達がキャッキャ発狂している姿を見て期待値急上昇。はやる気持ちを抑えて水着姿となり、いざ入浴。

「は…ハアあぁァァ (*´Д`)………コイツぁ気持ち良すぎて三途の川が見えるなぁ…死神のガイド無しであの世行けるわ」

 プール形式は個室 (密閉系)と違って開放系なので湯温が下がりやすい。実際、後述の個室よりもぬるめではあります。しかし十分温かく、長風呂で汗が出てきます。たぶん39度くらいあると思います。

「さていったん上がって体を冷ますか。このまま浸かっていると老人どもより先に昇天しそうだからな」

Hace buen tiempo.

 熱々になった体を涼しく冷やしてくれるいい風が吹いていました。青空の山間を目の前にして最高のリラックス感を得た瞬間でした。


 汗が引いて次に向かったのは個室。素っ裸で入ろうと画策するも、扉のカギが閉まらず断念。個室の湯はプールよりも熱々で、入浴して3分で汗が吹き出てきました。のぼせて本当に昇天しないために汗の吹き出しと共にいったん上がって体を冷まし、再び入浴するということを繰り返して堪能したのでした。

天国すぎてハイテンションの日本人フリーク

「半密閉型個室ということで景色は見えないけれど、プライベート感が心地良い。人目が無いと一層のリラックス感があるな」

 ほんのりほんわか香る硫黄の匂い。湯気の室内循環でむわっとした空気。この時想起したのは草津温泉の大滝の湯にある時間浴。普通の湯船エリアから地下へ入った先にあるあの密閉空間は異世界でしたね。44度の湯で断念したことを思い出しました。

 こうして過去の温泉体験を思い出すと、心も身体も温泉で満たされて他のことを一切考えなくなります。温泉との一体化。世間の道理と一体化し、道理そのものとなった人のことを解脱していると言うのなら、温泉と一体化した人は最早温泉そのもの。温泉的に解脱を果たしていると言えるでしょう。この時の私は確かに温泉解脱の境地を体験していたのでした。

熱々の滝が流れている。この湯が個室へ供給されていく


「5ソル200円でこの入浴体験は安すぎる。道が優しくて自転車で来れたなら、テント泊で数日滞在してもっと入浴したいくらいだったな」

 2時間のワンカワシ滞在はアッという間に終わり、チュリンへの帰途についたのでした。

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