308~309日目【パナマ】パナマシティからコロンへ 限界ぎりぎりでどうにか走り切る フェリー乗船 南米大陸が見えた!

2015年4月13日~14日
カルタヘナ行きフェリー乗船へ。高温多湿のアップダウン80km走行で心が折れかける。危険だという情報を得ていた道…

もう限界だな…

【パナマシティからコロンへ】
 6時半に出発しました。通勤時間とバッティングしたために交通量が多いのですが、この時間に出ないとフェリー受付に遅れる恐れがあります。余裕を持った時間の出発を心掛けました。

 久し振りの本格走行とは思えないほど脚が回ります。強引に割り込むタクシーを鮮やかにかわし、ある時は意図的にブレーキをかけてタイミングをずらす。交通量が多くて渡りにくいところではこれを利用して、渡れるチャンスが来るまでのんびり休む。キレッキレに冴えてます。

 18kmほど走って市街地を抜け、ようやく安定走行に入りました。この辺りから暑さが際立ち始め、停車していても、日陰にいても、体力がジリ貧になっていきます。湿度が高いため汗も引かない。体を冷やしたい。

パナマシティから37km地点の橋。ここまでは調子が良かった

暑すぎてネクタイしてられない。もう限界でコロンがものすごく遠く感じている
カティバ走っているあたりはもう覚えていない。コロンの星印がフェリー乗船場所

 50km超えた辺りから頻繁に「もう限界だな」と思うようになりました。食べ物と水を飲んでも胃に溜まる一方で消化吸収に至らない、満腹な感じがずっと続いていました。走れなくなる一番の原因はエナジー不足。食べた分がちゃんと吸収されないと困ります。

 この道は危険だという情報を得ていました。ローカルバスは使うな、4WDを手配しろと。ただ、走ってみると危険を感じない普通の道です。幹線を外れない限りは大丈夫と思います。


コロンは中米一危険というレッテル。結構綺麗な町だがなぁ…

 意識にサーッとしたものを感じながら、若干ハッキリしない感じでどうにかコロンのフェリー乗り場に到着しました。胃腸はまだ本格走行にビックリしていて食べ物の吸収が遅いのですが、限界からの粘りは流石です。自分で言うのもなんですが…


【フェリー乗船、そしてコロンビアへ】
欧米人バックパッカーが多いな

寒いほどエアコン効いてるロビー

預かりの証にダウンチューブにシール貼られた。自転車料金は75ドル

 さてここからが長かった。Puerto colon 2000横のHome portが乗船場所です。入ってすぐに列ができていますが、そこは車とモーターサイクルの受付なので通過しましょう。建物入り口へ行くと向こうへ行けと言われるので従います。長蛇の列に並びチェックインを済ませ、自転車を預けてフェリーに乗り込むだけとなったものの、パナマの出国手続きがのんびりしていて時間が掛かりました。フェリーの出港予定時間は19時なのに、結局3時間遅れ。

コロンの夜景


船内図

 一番安いクラスには部屋は無く、リクライニングチェアのみです。自由席で適当なところを選びます。晩飯にとパンを持ち込もうとしたら荷物検査で没収されました。水やジュースの持ち込みはOKです。船内は喉が渇きますので、水を持っておきましょう。

 お腹が空きましたが船内レストランは高い。一晩辛抱して朝食を食べようと寝たのでした。

コストパフォーマンスは少し悪い

 朝食はプレートだけなら7.90ドル。そこに100%オレンジジュースとパンを追加すると10ドルになりました。プレートだけでお腹いっぱいになります。


白い泡とともに浮かぶ淡いブルーがとても綺麗

もうすぐカルタヘナだ

遠くにカルタヘナが見えてきてみんな騒ぎになった

 出港から17時間後に遠くの方にビル群が登場しました。カルタヘナどんだけ都会だよと、恐らく誰しもが思うでしょうが、実際はこのビル群はボガグランデ地区のものであり、カルタヘナセントロは居心地の良い普通の街です。

ここに着いた

よし、南米だ

 さてカルタヘナに降り立ちました。コロンビアイミグレはどうなることやら…

走行距離: 83km
積算走行距離: 10814km

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