2015年4月7日~9日
総計50時間のバス移動。Tica Busと国境と入国審査とファミレス・デニーズ。パナマ入国のための注意点と対策。
総計50時間のバス移動。Tica Busと国境と入国審査とファミレス・デニーズ。パナマ入国のための注意点と対策。
長文になります…が、後進の旅行者のためになる情報満載でお送りします。
【Tica Busとは】
星印がTica Busのターミナル兼オフィス |
上記拡大図 |
メヒコのタパチュラからパナマシティまでを結ぶ中米の国際バス。乗り降りは国境と専用バスターミナルのみで、乗車の際にはスタッフによるチェックがあるので、バスの治安は良い。各国の主要都市での途中下車もできる。クラスは2種類あり、ツーリストクラス138USドルと、ツーリスト+エグゼクティブ178USドル。前者は食事の提供無しの移動のみ。後者は3食+おやつ・飲み物・座席テレビでの映画鑑賞のサービスがある。
私はツーリストクラスを希望しましたが空きが無く、観光滞在期間が迫っていたのでエグゼクティブクラスを選ぶことになったのでした。
予約の際にはTica Busバスターミナルのカウンターにて希望の日にちと人数を告げると空きを探してくれます。支払いは現金 (ドルまたはケツァールなどの現地通貨)かカードでできます。予約にはパスポートが必要です。以下、役立ちそうなスペイン語の例文です。
- 「Quiero reservar el bus. (バスの予約をしたいのですが)」
- 「Quiero ir a Panamá. (パナマへ行きたいです)」
- 「El siete de Abril. ((Cuando?といつが希望か聞かれて) 4月7日がいいです)」
- 「Puedo pagar por tarjeta de credito? (クレジットカードで払えますか?)」
- 「Tiene el asiento libre de la clase turista? (ツーリストクラスの空きはありますか?) 」
【7日: グアテマラシティ】
Tica Busターミナルへ自転車に乗って移動。平日のためか交通量が多くて立体交差のジャンクション越えに手惑いましたが、私も一応自転車旅行のプロ。安全第一で時間を掛けて通過。メヒコのケレタロのジャンクション越えよりは楽でしたね。
Tica Busターミナルへ自転車に乗って移動。平日のためか交通量が多くて立体交差のジャンクション越えに手惑いましたが、私も一応自転車旅行のプロ。安全第一で時間を掛けて通過。メヒコのケレタロのジャンクション越えよりは楽でしたね。
11時半頃到着してあとはチェックイン開始の13時まで待つ。ただチェックインは別に待つ必要が無かったらしく、13時までにチェックインをしてくれという意味だったようです。
14時乗車。預け入れ荷物は2つ、各15kgというルールはありますが基準は緩く、私の自転車は荷物無しで19kgあるのですが難なく積めました。他のバッグ類はアタッチメントやらをお互いに結び付けてひとつの塊にまとめました。オルトリーブのパニアは本当に便利ですね。
グアテマラシティからサンサルバドルまではツーリストクラスのため、食事は出ません。乗車前に水くらいは買っておくと良いでしょう。エル・サルバドルとの国境でケツァールとUSドルの両替を両替商でしましたがレートは悪かったです。Q8=$1。ここの両替商の持っている電卓は要注意です。例えば200÷8を計算すると答えが16なんていうアホな電卓です。何か細工されてます。
グアテマラ出国はバススタッフから必要書類を渡されるので記入して、パスポートと共に渡すと代行してくれます。エル・サルバドル入国では係員がバスに乗って来るのでパスポートを見せてお終い。私の場合中米4国での滞在期間が迫っていたためツッコミを受けましたが、明日にはコスタリカに入国すると説得しました。Tica Busのコスタリカ行きチケットを見せればもっとすんなりだったでしょう。
サンサルバドルのサンベニートに到着。次のバスがエグゼクティブクラスの人はここで降りることになるはずです。時刻は19時。次のバスは3時です。ホテルに泊まっても寝過ごすと怖いし、数時間のためにホテル代を払うのは勿体無いので、24時間営業のデニーズへ入店し、夕飯を摂りました。
San Salvador, San Binito地区。星印左がTica Busターミナル、右がDenny's |
「refill」という表示のある飲み物はおかわり自由、というか店員さんがおかわりしますか?と聞いてきてくれます。フリーWiFiあるし、めっちゃ可愛い店員さんがいたりで雰囲気がとても良いです。
サンベニートは夜間にもかかわらず散歩をしている人がいますし、デニーズへも子連れで来ていたりと治安はとても良いです。お店の前の警備員も銃を持っていませんし。
デニーズで時間を潰して23時半頃。お店を出ました。ファミレスで長居することに慣れてないので居た堪れなくなったのでした。Tica Busターミナル前で午前3時まで階段に座ってプチエクストリーム野宿をしました。
【8日: コスタリカへ】
次のバスに自転車を預けるときにホイールを外してくださいと言われました。結構雑に扱われ、ディレイラーとかエンドとか大丈夫か心配しました (泥除けが曲がったくらいで杞憂に終わりましたが)。
次のバスに自転車を預けるときにホイールを外してくださいと言われました。結構雑に扱われ、ディレイラーとかエンドとか大丈夫か心配しました (泥除けが曲がったくらいで杞憂に終わりましたが)。
エル・サルバドル出国はスタッフ任せ、ホンジュラス入国は荷物チェックのためにバスから一旦荷物を出し、係員がチェック。軽めで緩く、厳しくなかったです。
車窓からのホンジュラスの景色はとても悪い。家々はボロく、ゴミが散乱しています。ここは走りたくないと思いました。
ホンジュラス出国はスタッフ任せ。ニカラグア出入国では手続きはスタッフ任せで、荷物チェックのみ。コスタリカ入国では入国審査と荷物チェックのために下車。入国審査ではパナマ行きのBusチケットと書類・パスポートを提示。あとは呆気なくスタンプをくれました。ニカラグア入国時には22USドル掛かります。
サンホセ到着が22時半。バスターミナルでコスタリカ出国に備えてTAX 9USドルを払うことになります。チェックイン後、23時55分にバス乗車、パナマへ。
【9日: パナマシティへ】
午前5時頃、コスタリカ出国審査へ。荷物検査後に窓口にてパスポート提示。呆気なくスタンプを押されました。そのままパナマ側へ向かって行き、パナマ入国審査です。
午前5時頃、コスタリカ出国審査へ。荷物検査後に窓口にてパスポート提示。呆気なくスタンプを押されました。そのままパナマ側へ向かって行き、パナマ入国審査です。
パナマ入国審査の注意点は以下の通りです。
- 第三国への出国チケットのプリントアウト (飛行機あるいはバス。バスはコスタリカへ戻るものでいい)
- 資産証明 (現金500USドル以上あるいは銀行残高プリントアウト)
対策として私の場合、500USドルをシェラ滞在中に両替で持っていたのと、コパ航空でダミーチケットを作りました。コパ航空はクレジットカード情報無しでアカウントが作れてかつ、「48時間以内にオフィスで支払う」というものがあるのでそれを選択するのです。払わなければ自動的にキャンセルになるため便利です。予約票を予めプリントアウトして持っておきます。
難関と言われているパナマ入国審査を呆気なく通過し、荷物検査後にいよいよパナマシティへ向けて出発。16時、アルブルックモール前の国際バスターミナルに到着したのでした。
自転車を組み立て、予約しておいたホステルへ向かいますが、正攻法では交通量の多いジャンクション越えは不可能なので、脇道を使って市街地へ出ます。
国際バスターミナルから一般バスターミナルへはスロープの道があり、自転車を押して歩いていける |
モールの建物の脇道を通り、一般道へ出られる |
モール南側の道は複雑で交通量が多い |
宿泊場所はHostel Mamallena。グーグルマップに載っているので、検索すると出てきます。裏庭があるので自転車置けます。相場の1泊13ドルでWiFiあります。水シャワーですがパナマは暑いので気持ちいいくらいです。キッチンあるので自炊できますし、綺麗に掃除されていて良いホステルです。ACが少ないのが難点。
ヒッピー居ませんので雰囲気良いです |
サンブラス諸島を巡り、コロンビア入りする船旅の募集 |
【次の記事】
0 件のコメント:
コメントを投稿