117~119日目【メキシコ】ラスチョアパス、そしてベリオサバルへ 145D 最凶クラスの道 珍しく野宿

2014年10月4日~10月6日
  • ミナティトランからラスチョアパス
  • ラスチョアパスからタバスコ州境
  • タバスコ州境からベリオサバル

ミナティトランから145D高速道路へ

 パレンケの遺跡を観ようと思っていましたが、どうも気乗りしなくて、メキシコはお腹いっぱいです。グアテマラ入国を目指すことにしました。

 つまり、ミナティトランからはビリャエルモサ方面へ向かわずに、トゥストラグティエレス方面の145D高速道路を行くわけです。この145D高速道路、厄介です (;´Д`)

 取り敢えずはミナティトランからラスチョアパスという145D高速道路の入り口にある町を目指します。走行距離は70㎞程度のちょうどいいスケジュールです。

 道中何事も無くラスチョアパスに辿り着いてネタが無いので、この町の重要度を説明いたしましょう。

 ラスチョアパスから145D高速道路でトゥストラグティエレスの幹線190までは200㎞あるわけですが、その間ひたすらアップダウンを繰り返し、標高は100mから最高1000mに達します。獲得標高の半端ない道です。この道は後述の理由から3日はかけられません。2日で突破したい道です。

ネサワルコヨトル。ここの雰囲気は好きだった

 200㎞の間、飲食の補給ができるストアはネサワルコヨトルという湖近くのガス屋1つだけで、他レストランが数軒あるのみです。ホテルは湖近くに1軒ありますが、ここは距離的に通過することになるであろう立地に問題のある使わないホテルです。

 つまりこの区間は野宿必至であり、最後の町であるラスチョアパスで充分な飲食物を買い込んでおかねば「絶対に」突破は不可能です。この記事を書いているときはトゥストラグティエレスにいて突破した後ですので、その経験から言い切れます!

 私がラスチョアパスで買い込んだ食料は水4リットルとお徳用クッキー。あとは自前の食料のオートミールがあります。これは少なかった。食べ物は問題ありませんでしたが、水は8リットルくらい欲しかった。なにせ汗をかきます。湖までは標高100~200mの低地のアップダウンで暑い。

 ラスチョアパスから2日の行程で初日に3リットル消費しましたので、湖にガス屋があって本当に良かった。残り1リットルで幹線190までは到達不可能。

 この道の問題点は他にもあります。電話の電波が届かないので助けを呼べないということ。何が起こっても自分自身で解決する必要があります。

 このように145D高速道路は最凶クラスの道ですので、ここを通ろうと思うならラスチョアパスには必ず寄ることです。ちなみにこのラスチョアパスは145Dから10㎞外れることになるため、地味にキツイです。往復20㎞ですからね。

久しぶりのテント泊。ドキドキだ

丸見えです

 野宿場所はたくさんあります。私はタバスコ州境から登坂を2つ越えた先の草むらに張りました。道路から丸見えですが、暗くなれば見えないので問題ありません。ただし草むらというのは地面が見えないだけに危なくて、池になっていたり崖だったりと、地面を確認しながら踏み入りましょう。

標高1000m。暗くなってきた

 ベリオサバルに着いたのは暗くなる直前。野宿で朝7時に出発し、着いたのは18時半です。久しぶりに頑張りました。

 何だかんだ色々書いて分かりにくい記事になりましたが、とにかく145Dは最凶ということです。

ストアで買ったラスクを食べていたら、ヨダレを垂らしてジッと見てきていた。幾つかあげた

ベリオサバルの宿で。ジーパンに浮いた汗の塩が過酷さを表す

野宿上がりの朝焼けと雲海


ミナティトランからラスチョアパス: 72㎞
ラスチョアパスからタバスコ州境: 100㎞
タバスコ州境からベリオサバル: 104㎞

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