前回の記事(【名作】だいたい四コマ以上漫画「旅のコマんドー」が面白い)にて、私が旅の間で出会ったタミオさんの四コマ以上漫画を紹介した。
そのタミオさんは「タミオ―日記」という旅本も出版している。
全4巻、Vol.5まで存在する。
私は個人的に彼は精密描写・デザインの天才だと考えていて、その才が存分に表現されているのがタミオ―日記だ。
精密描写は表紙にも表れていて、是非写真をクリックして拡大して見てもらいたいのだが、全四巻の単独写真を撮ってみた。
細々したなにやら点のようなものがあるが、これは全て文字です。
肝心の中身はどうなのかというと手抜きが一切ない。
これは口で説明するよりも実際に見てもらおう。
こんな感じのページが各巻約300ページ展開されている。
正直1ページ読むのにどれだけの時間がかかるのだろう?
こういうものを書くにはまず性格的に丁寧でなければならないし、根気や忍耐といったところの精神も整わなければならない。
書き手の性格がにじみ出ている。実際タミオさんはゆったり丁寧な方でした。
購入して届いたのはつい昨日(2019/1/25)なのでまだVol.1の初めの初めまでしか読めていないが、じっくり読むと1冊を読み終えるのに1か月はかかるのではないか?
タミオ―日記をパラパラめくって見ていくと、未だかつてこれほどの意味内容・メッセージ・そして著者の旅人生の過程が詰め込まれた本は他にあるまい、そう思った。
旅っていいなと思ったし、旅人にとって刺激を与える本でもある。
一人の男がその旅の過程や感じたことを事細かく記録し、デザインして製本した本。
各地の切手やイラスト、スクラップまでも張り付けたヴィジュアルブック。
この本は確かタミオさんが旅先の上海やチェンマイで自分で印刷しているので、恐らく限定数しかないだろうかと。
今回私は恵文社一乗寺店のオンラインショップで購入した。
⇒恵文社一乗寺店オンラインショップ タミオ―日記のページ
他にも…
- 「みんげいおくむら」
- 「シカクオンラインショップ」
- 「タコシェ」
といったところで販売されている。
Sold Outが出てきているので気になったらマストバイだ。
こういう本が出版社から全国区へ出回らないのが”惜しい”と思う。
それはこの本に触れることなく生きてしまうのが惜しいということ。
これは過大評価ではなく本当にそう思う。
旅人ならこの本は必ず読め!強くおすすめします。