664~666日目【オーストラリア】Larrimah (ラリーマ)へ 蒸し暑くなってきた

2016年4月2日~4日
テナントクリークとダーウィン間の中間地点へ。


 北上するごとに森の密度が増してきました。緑があるとハエは少なくなる。逆に荒野だと多い。食べ物の多そうな緑より、少なそうな荒野のほうが多い。不思議です。

 ノーザンテリトリーの北はインドネシアに近いこともあって湿度が高く蒸し暑いです。不快で、精神消耗が激しい。ハエがいなくなったと思ったら湿度が上がり、緑が多いことでアリが増えた。ひとつ消えると、別が増える。

 さて地名を見ると○○Creekなんてのが多いんです。ついこの間までCreekの意味を知らなかったし気にすることもなかったのですが、休憩中に調べてみたら小川という意味だそうです。

 川にも3種類あるみたいで、大きい川はRiver、中くらいがCreek、小さいのがBrookだそうです。以上、ミニ知識のコーナーでした。


【2日: Dunmarra (ダンマラ)へ キャンプ】

 いつも通り寝起きはキャラバンパークだし、道もどうってことないので、考えていたことを書きましょうか。


 嫌韓について考えました。問題の根底はともかく。嫌韓の人達のブログ見たりすると韓国のことについてよく調べてあります。嫌いな相手のことをよくここまで調べたものだというほどに。執拗に嫌っているということは分かりました。あとは嫌うということを「真っ当である」と正当化するものの考え方もあるように思いました。この働きはつまり、嫌韓についての第3者からの承認欲求だったり、批判回避だったりするわけです。

 嫌いなら自分の生活や思考から一切を除外したらいいんです。キムチ買わないとか韓流の音楽聞かないとか。そうして韓国のこと一切を無視し切ると、今まで嫌韓に費やしてきた時間が浮きますよね。だからその時間を好きなこと・好きな相手に使ったらベストじゃないかなぁと思うのです。

 嫌いになるのは仕方ないです。何かきっかけがあったのなら尊重すべきではあります。でも嫌いな相手のことに人生の貴重な時間を割いているのは滑稽です。これと同じことをヘイトスピーチってやつにも言えますね。

 怨憎会苦 (おんぞうえく)、憎い相手とも会わねばならない苦しみか。ごく自然な苦しみのひとつで、どうしたってそういう苦しみは出てくる。これはもうどうしようもない。そういう世界だから。嫌韓になるのも、嫌日になるのもしょうがない。でも幸せになりたいなら、憎きものを乗り越えなきゃいけない。

 私はオーストラリアで憎きハエどもを乗り越えましたよ。笑

走行距離: 106km
積算走行距離: 26862km


【3日: Daly waters (デイリーウォータース)へ キャンプ】

 Dalyってデイリーと読むのか、デリーなのか、ダリーなのか。たぶんダとデを同時に発音する感じでリーでしょう。デイリーではないと思いますが、グーグルマップにはそう書いてありますので従っておきます。


 町の経由で、あるいは飲み物を得られる場所経由で堅実に進んで行きます。蒸し暑い中でブッシュキャンプの走行を続ける人はマゾです。私はノーマルなので、今日はデイリーウォータースまでの42kmで終了。


 つまらん道と言えども、こんなに何も無い場所を走る経験は貴重であるとも、無理矢理考えられます。日本にはこんな場所無いですからねと自分を納得させて、毎日頑張る。

走行距離: 42km
積算走行距離: 26904km


【4日: Larrimah (ラリーマ)へ キャンプ】

 オーストラリアの道を走っていると緩〜い上りが延々と続くんですよ。ところが休憩のために立ち止まって周りを見るとそこは平地だったりします。ミステリーです。



 昼間は風があるので、日陰に入れば汗は引くんです。問題は風の止む夜。日差しの無くなったテント泊は涼しそうですが、風が無くなってもいるので熱がこもる。この熱は紛れもなく自分から出ています。

 テント内と外の気温差をはっきりと感じるくらい、テント内が蒸し暑くなっていて、横になってひたすらジッとしていないと汗だくになります。

 ようやく冷えて普通に過ごせるようになるのは深夜3時頃。もう夜明け近いし朝7時には暑くなってくるので、24時間中涼しく過ごせるのはたったの4時間。熱帯です。さすがの湿度です。

 ラリーマでダーウィンまでの行程の半分が終了。不吉な666日目を4月4日に迎えた今日でしたが、何事も無く終了。良かった良かった。

走行距離: 92km
積算走行距離: 26996km

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