633~636日目【オーストラリア】Morven (モーベン)へ 頑張ったってしょうがない理論

2016年3月2日~5日
基本はルーティンワークな走行を続けるだけでいい。


【ルーティンワーク】
 まず、朝の体力充実している間にちゃちゃっと40km弱走ります。2時間半~3時間かかります。これでちょうど1日の走行距離の半分を消化するわけで、12時前には前半戦終了だから気持ち的に余裕ができます。レストエリアで昼食とネットをしながら1時間ゆっくりします。

 残り半分の走行は消化試合みたいなもの。ダラダラ走る。といっても最低20kmは継続して走ります。継続走行距離を延ばすのがマイブームだからです。

 16時半頃にはゴール。スーパーで買い物後にキャンプ場やレストエリアに入って夕飯。21時就寝。これが最近のルーティン。

 意図としては、1日をあっという間に感じさせること。今日が終わったらもう明日。長距離を見物のない中、心を保って走り続けるにはこれが一番。


【頑張ったってしょうがない理論】
 自転車旅行は1日単位の短期で見た時は頑張ってもしょうがないので、1日80kmを目安にします。長期単位で見た時は頑張ります。じゃないと目標達成がかったるくなるから。

 頑張らない1日を長期間継続するよう頑張ると、1万kmとか走れます。短期も長期も頑張ってたら、中途やゴールした時に燃え尽きますよ。燃え尽きは人生にマイナスです。

 ゴールした先を見ていないと、自転車旅行が目的になってしまいますからね。ゴール後の人生のための手段としての自転車旅行なのに、ゴールして燃え尽きるとかナンセンス、と私は思います。

 ただしこの「頑張ったってしょうがない理論」は自転車旅行に適するのであって、仕事や芸事には当てはまりません。他のことはゴールが無いから、毎日頑張ることが求められます。


【2日: Roma (ローマ)へ キャンプ】

 前述のルーティンワークにより、あっという間に1日が終わる。走行距離は100kmジャスト。結構走ってた。


 氷とコーラを買ってキャンプ場へ。明るいうちにシャワーと洗濯、夕飯調理を済ませる。コーラに氷を入れてキンキンに冷やして飲むと最高のリフレッシュ。毎日暑いですからね。

 夕飯は調理後、しばらく放置して冷めてから食べます。暑い日に熱いものは食べたくない。

 脱線しますけど、例えばラーメン。熱々で出されても味分からなくないですか?食べやすい温度のほうがいいと思うのです。口の中火傷しなくて済むし。かわりに麺伸びちゃいますけど…

牛乳パックの開け方の英語

K-1の新しい解釈

走行距離: 100km
積算走行距離: 25147km


【3日: Mitchell (ミッチェル)へ キャンプ】

 ローマのキャラバンパークには冷蔵庫があったので、昨晩氷を冷凍庫に入れておきました。おかげで溶けずに保ってくれた。

 氷を持ち運ぶ利点は休憩時の飲み物を冷やせるということ。サイクルボトルの水は日にあたってお湯になるのでそのまま飲むのは辛い。暑い陽射しの下で氷を入れて冷やして飲む。夏って感じですよ。


サボテンのつぼみ


 ミッチェルの北西の郊外にレストエリアがあります。住宅地から離れているのでキャンプしやすい。

走行距離: 92km
積算走行距離: 25239km


【4日~5日: Morven (モーベン)へ キャンプ連泊】

 昨晩深夜にテント近くでスプリンクラーが作動したようで、定期的に「雨の降る」状態になっていたのでした。スプリンクラーがあるなんて思ってもいなかった。その上にテント張ってたらと思うとゾッとする。

一見何もないが

芝生に埋もれていたスプリンクラー

 ミッチェルにはミッチェルベーカリーというパン屋さんがあります。Whole Wheat (全粒粉、Whole Meal, Whole Grainとも言う)の食パンを買っていきます。


ミッチェルベーカリー、ホールウィート


 早速休憩時に食べる。全粒粉の食パンで衝撃を受けたのはアメリカを走っていた頃。スリーフォークスというところにあるWheat Montana Farmというパン屋さんが絶品を売っています。あれは美味かった。食パン美味けりゃ他も美味い。最高のパン屋さんでしたね。


 モーベンには一晩5ドルでキャンプできる町営グラウンドがあり、ホットシャワーと電源もあります。この町はスーパーの他には何もないですが、6走1休の原則に従い、ここで休養します。


ウッドガスストーブ内部。木材を余すことなく徹底的に燃やすシステム。灰は恐ろしく少ない

米に豆とツナ缶を加えた炊き込みご飯

炊き込みご飯をカメラのエフェクト「ロマンチック」で撮ったら不味そうになった。米がしらすに見えなくもない

走行距離: 90km
積算走行距離: 25329km

コメント

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☆Naturehike|自転車旅行とソロキャンプどちらにも使いやすい軽量テント。前室もあるから荷物スペースや雨天時の調理もできます。環境になじむ色合いにすれば、周囲の目から隠れたブッシュキャンプも可能

☆OneTigris|地面の影響を受けずに寝転がれるコットはテントでの快適な就寝に効果的です。夏場は熱気から、冬場は冷気から遠ざけてくれます。キャンプマットとの併用でさらに快適になります。

☆GoalZero|AC電源のない僻地やサイトに寝泊まりするときに手持ちの電子機器の充電をするのに太陽光を使えるようにすると助けになります。ゴールゼロは少し高価ですが、実際に私が自転車旅行で使って確かめましたが品質は間違いないです。

☆Greeshow|コンパクト軽量な電動式携帯浄水器で、約1000リットル浄化でフィルター交換をする。水の確保の問題は必ず直面する。海外渡航時の水道水やキャンプ時の河川の水を飲めるように出来たら水を買う必要がなくなる。電動だから長期間の僻地旅には向かないが、町から町への数日間なら持つでしょう

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