605~607日目【オーストラリア】Sydney (シドニー)へ 来た道を戻る 中華街春節開始

2016年2月3日~5日
Back to Sydney。中華街春節開始というGoodタイミング。

これ見たら「中華街行くしかない!」って思った

 キャンベラからシドニーへ。ホステルで相部屋になったライダーと話をしました。お互いどこ行くんだ?と。私がシドニーと答えたら、彼はえ?みたいな顔をする。Back to Sydneyなんですよ。

 彼は私がシドニーから来たということを知っています。だから何で戻るん?という疑問を持ったことでしょう。北上するんですよ。

 往復600kmの寄り道。こんな距離の寄り道なんて二度とする機会もないでしょうね。ただし、タウンズビルという町から西へ向かうことになりますが、この町の北300kmに有名なケアンズがあるんですよね。スケジュールに余裕があって、ケアンズで安いホステルに泊まれる確かな保証を作れれば、再びの寄り道600kmもあり得る。


【3~4日: 野宿】
3日

4日

 高速道路はどうってことない道のり。アップダウンの繰り返しはあるのですが大きい上りでも標高差は50mくらい。南米を突破してきた人にとっては緩すぎる。

野生のカンガルーは一度だけ見ました

 レストエリアで野宿をするのですが緊張感無くて、オーストラリアは今まで走ってきたところに比べたら治安が良いし、旅の終盤ともなるとクレジットカードとパスポートを死守できれば何盗まれたって問題無い。荷物の大半は中古でボロいし、金にならないものばかりだから、泥棒にとってはハイリスク・ノーリターンという不幸。

アメリカでもそうでしたけど、オーストラリアでもお金をよく拾います

 Back to Sydneyの初日の3日は野宿中にデカい蜘蛛がテント内に入ってきて焦った他に、ウッドガスストーブに使った薪が蟻の巣になっていたみたいで、燃やしたら薪の中からうじゃうじゃ出てきて可哀想なことをした。もうどうしようもないのでそのまま燃やしましたけど、後味悪い。



 4日は1月31日に野宿したセブンイレブン付きのレストエリアでまた野宿。シドニー行きを上り線とすれば、下り線側のエリアのほうがテントを張りやすい。高速道路の地下にトンネルがあって行き来出来る。


メリノウールの産地なのかな?

走行距離: 211km (2日分)
積算走行距離: 23638km


【5日: シドニー】

 シドニーの隣町のLiverpool (リバプール)に着いてしまえばあとはもうダラダラ走れる。到着間違い無しの状況だから。

春節に関連した十二支のオブジェクトが中華街を中心に設置されている。クイーンビルディングには虎



ビルに草を生やしている。環境に敏感なオーストラリアらしいビル

 街中に来るとビル群がお出迎え。シドニーに来ると帰ってきたという感傷がある。オーストラリアで最初に知った街だし、走りやすくて好印象でもあるし、住んでも良いなと思った数少ない街。

 取り敢えずは2泊して、明日1日をフリーにする。美術館、中華街を探索するつもり。

走行距離: 85km
積算走行距離: 23723km


【中華街春節】
今記事2度目の登場

 シドニーは5日からダーリンハーバーでMonth of Love (愛の1ヶ月間)という期間に突入。これは知っていたので行ってみようかと思っていました。

 でもシドニーに帰ってきてよく見たのはChinese New YearやYear of Monkey (申年)の宣伝。街中の至るところにのぼりが立っていて、相当な力の入れようです。開始日は明日6日から。良い時に帰ってこれました。中華街ライフ開始ですね。楽しみだ。( ´∀`)


【中華料理バンザイ】
中華街のフードコートにて。中国人のぶっきらぼうな店員が良い。写真一番右のお店がお気に入り

揚州チャーハン。美味い。油切ったチャーハンに強気を感じる。横浜中華街のチャーハンは生やさしい

 中国人って世界中どこ行っても嫌われていますが、必ず根付いているという事実。嫌いなら追い出されるのでしょうけど、そこは中国人、図々しく居座るのです。

 それにたとえ嫌われていても影響を与えているのも事実。ペルー料理なんてもろに影響受けてますし。他国からすれば、嫌いだけどもたらされる良い文化的影響も無視できないのでしょう。

 中国という国の文化は料理に限ってはさすがと認めざるを得ませんね。中華料理は強大です。日本食以上に。これは今旅で気が付いた事の一つです。

 世界で本当に流行っている日本食なんて寿司・ラーメンくらいなものです。日本食は完成度は高いのですが、他国の料理への影響度は小さい。それに高額でしかも量が少なくなりがちです。

 シドニーの回転寿司屋ではマグロの握り2貫一皿500円します。カッパ巻きが一皿250円とか、こんな回転寿司屋ではお腹いっぱいになる前に財布が空っぽになります。日本人の感覚からすれば回転寿司屋では寿司で腹一杯にしたいものなのです。だから一皿が安くなきゃいけない。これだったらヤケクソでも高級寿司店に行って食べたほうが満足度高い。

 海外の日本食というのは満足度を上げるためにはそれなりにお金を出さなきゃいけない。だから先進国や金持ちの間でしか流行らないし、根付きにくい。

 逆に中華は完成度高く、そして多大な影響を与えやすい。量も多いし、量から見たコストパフォーマンスも安い。だから中華料理というのは世界中で根付きやすい。

 故郷の味を食べたくて日本食レストランを眺めるも、結局味とコストパフォーマンスの良い中華料理屋に行きます。

 まぁ私は浜っ子なので、中華料理もある意味故郷の味と言えるかもしれませんがね。

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