603~604日目【オーストラリア】Canberra (キャンベラ)にて 美術館と旧国会議事堂を観賞する

2016年2月1日~2日
弟と会う。カンガルーを食べる。美術館観賞。ベジマイト。


【弟】
 キャンベラに来た大きな理由の一つは弟に会うため。彼は仕事の勉強と気分転換を兼ねてキャンベラにやって来ました。本格的なバーガーを食いたいというので、Canberra Centreというモール内のバーガーレストランに入りました。

 男兄弟なので必要なことの他に会話は弾みませんが、お互い喋らずにいる時間が長くても「何か話題無いかな…」と探す用や焦燥を感じないのは、コミュニケーションを超えた存在だから。いまさらコミュニケーションを取るまでもないので、喋る必要がない。

 彼はスポーツインストラクターをやっていて、自身もトレーニングを欠かさない。服を着ていても分かる大胸筋の膨らみを見るたびに「俺も大学時代にボディビル部入ってりゃマッチョになれたのにな…」と思わされるのでした。何度も言っているか分かりませんが、チャリダーの裸なんて情けないもんなのです。

 彼は日本からお茶漬けの素やふりかけ、餅を持ってきてくれました。この貴重なアイテムを受け取って、これでサヨナラ。まぁ男兄弟なんてこんなもんですよ。でも1年8ヶ月ぶりに親類を見るのは嬉しい。


【National Portrait Gallery】

 NPGと言えば私にとってはPrinceのバックバンド、New Power Generationのことですが、今回は美術館のこと。

 入館無料でプロの作品を観れるあたり太っ腹。シドニーといい、オーストラリアには美術館が多いですね。芸術に関してオープンな国のようです。













 整美に描いたり雑に描いたり、はたまた意味分からんものから子供の絵のようなものまであります。でも全てに共通しているのは存在感があるということ。壁に飾るには最高だということ。見飽きないということ。

 力があるのでしょうね、作品ひとつひとつに。思わず目を止めて見つめてしまう、想いを巡らすきっかけを作ったり、見る者に何らかの働きかけをもたらすのです。

 この旅を始める前には美術館なんて遠い存在でした。つまり気にかけて行ってみようと思うことが全くなかった。

 見始めるきっかけになったのは中南米での教会群鑑賞。キリスト磔刑をはじめとした宗教画の持つ力に触れて、美術というものに興味を持ちました。

 作品を観ていると落ち着けてとても良い。瞑想のような、そんな雰囲気を得られる。


【旧国会議事堂】
 美術館の方で書きたいことは書いたので割愛。



これが今記事最高の一枚











【カンガルー肉の味とは如何に】

 スーパーの精肉コーナーを物色していたらカンガルー肉を見つけたので買ってみました。早速ホステルで焼いて食べてみる。




 味は牛肉です。牛肉と言われて出されたら気が付かないほどに。ただ旨味の点で劣るかな…

 正直思ったほどの感動は無い。記念です、こういうのは。オーストラリア来たら1回は食べておくと。そういうもんです。


【ベジマイト】

 オーストラリアの国民食と言われるベジマイト。これは主にパンに塗るクリームとして普及しており、どこの家庭、どこのスーパーにも必ず置いてあります。私の泊まっているホステルの朝食にもシレッと置いてあったので「チャレンジ」してみました。

 チャレンジ…こういう表現が正しい。このベジマイトというのは不味くて有名。吐くとかいう評価を受けている。原材料にビール酵母を使っており、ビタミンB群が豊富だそうな。

 香った感じでは醤油の実のような。食べてみると塩っぱい。醤油風味クリームで、ビール酵母独特の香りもある。別に食えなくはないが、確かに美味しいものではない。

 ただ、和食の調味料に使えそうな気はします。味噌に少し加えてみるとか、餅との相性も良いのでは?私はベジマイトに和食調味料としての可能性を感じました。

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