597~599日目【オーストラリア】シドニーへ ウスアイアから飛行機輪行 新大陸始まる

2016年1月26日~28日
新大陸、そして最後の国へ。

シドニー、オペラハウス

 イルダおばちゃんにお別れを言ってウスアイアの空港へ。梱包用のダンボールと共に自走し、屋外でバラして詰め込む。

 今旅を始めた当初は走るつもりだった国。南米を走っているうちに走る気がなくなった国。今は取り敢えず走ってみようと思っている国。オーストラリア、新大陸へ。

【航空券】
 ウスアイア→ブエノスアイレス→オークランド→シドニー

 アウストラル街道を越えた時に、Expediaで予約しました。アルゼンチン航空。ブエノスアイレスからはニュージーランド航空が運行。23万円弱。乗り換えは3回。

ウスアイア空港


【荷物】

 ダンボールに自転車とその他荷物を詰め込めるだけ詰め込んでテープで閉じ、空港内のラッピングマシンでグルグル巻にしてもらいました。100ペソ。



 この他にもう一つ、詰め込めなかった分で預入荷物ができました。


【チェックイン】
 預入荷物は1個までで、追加や重量によって料金を払わなければならないだろうと覚悟してましたが、何も無し。自転車は預入荷物に含まれないのか、不思議です。

ウスアイア空港搭乗ゲートより


【シドニー着まで】
ブエノスアイレス空港

ブエノスアイレス空港搭乗ゲートホール

 ブエノスアイレスから飛び立って、ちょっとだけ感慨深い。座席のモニターで飛行機の現在位置を見られるのですが、南米を離れて海上に出ると南米が終わったと、何か言い表しにくい感覚がありました。

オークランド空港

 ニュージーランドのオークランドで乗り換えるトランジットで先進国クオリティを目の当たりにすると「本気パネェ」なんていう普段絶対使わない言葉で脳内の考えが満たされる。

シドニー空港

 アメリカ以来1年5ヶ月ぶりの先進国クオリティ。それはシドニーに降り立つと更に増して実感したのでした。


【オーストラリア入国審査&カスタム】
 緩かった。パスポートと入国カード、あと南米旅行をしていたのでイエローカードも提示。質問何一つ無くはんこを押される。え?何も無しか…

 バゲージクレームで荷物を回収してカスタムへ。「そのギアは何だ?」と自転車の箱を指差されて聞かれたので自転車ですと答えると、カスタムもすんなり通過。


【シドニー】

 地図を見ると道が複雑で走りにくいかと思いきや走りやすい。交通マナーも車道もめっちゃ良いし、半端ない。感動しまくりで、自転車に乗る楽しさを久し振りに味わいましたね。

 自転車に乗る楽しさっていつぶりだろうか?





【今後のルート】
 東海岸の北上ルートでダーウィンを目指しますが、会う人がいるので一旦キャンベラまで南下します。なので、シドニー観光は置いといて、キャンベラから戻ったら中華街や美術館、オペラハウスに行きたいと思います。首都からオーストラリアの本格走行が始まります。


【淡白な気分】
 記事を読むと淡々としている。オーストラリアは良い所ではありますが、気分が乗らない。人のつながりの濃かった中南米ではコミュニケーションが楽しかったです。でも先進国はおよそその点で希薄だから何を楽しみとするか探している気がします。

 普通の旅行者は海やショッピングで楽しむのでしょうけれど、チャリダーは違う。大きな楽しみの一つである現地人とのコミュニケーションが希薄となって頼りにならないなら、他の楽しみを探すしかない。

 先進国クオリティの場ではキャンプの充実に注目しようと思っています。宿代を浮かせて、その分自炊を充実させる。とは言っても、何を調理するか、あるいはできるのか。

 オーストラリアをどういうスタンスで走るのかについてはまだ決まってないのです。だから気分が乗らない。

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