2016年1月13日~15日
縦横無尽の強風と戦う、耐える走行3日間。
縦横無尽の強風と戦う、耐える走行3日間。
風除けで休憩 |
エルカラファテを出て次の目標はアルゼンチン東海岸のリオガジェゴス。西風が主なパタゴニアにあって東へ向かうのだから、追い風吹かれて2日で行けるかも、という期待は崩壊。
出発すると西風が吹いていて初めの60kmは追い風で良かった。ところが突然向かい風に変わりました。見事に変わりましたね。パッと追い風から向かい風になりました。こんなことあるんだってくらいに。
ここからジリジリ走り進めて午後5時。風除け野宿が可能な場所を見つけたので終了。ここを逃すと次いつ野宿場所が見つかるか分からないし、今日はちょっと作業がある。
1時間ほど昼寝したあと食事を済ませる。火は使わずに缶詰とパンで済ませました。これには理由があります。新しいウッドガスストーブを作るためです。
今回作った2号機はウユニで作った1号機よりもひと回り小さめ。小さくするということは薪の量も少なく、そして燃焼時間も短くなるのですが、2号機は空気の取り入れを少なくして燃焼時間を長くしています。つまり1号機と燃焼時間を同等にしつつコンパクトを実現した改良型なのです。
テント内でコツコツと作業をしていたら日が暮れて、本日終了。
走行距離: 98km
積算走行距離: 22347km
積算走行距離: 22347km
【14日: Esperanza (エスペランサ) ホテル泊】
最初の10kmは普通に走れて、以降は向かい風と横風のセット。11時半に35km走って悟る。
最初の10kmは普通に走れて、以降は向かい風と横風のセット。11時半に35km走って悟る。
「今日はもうエスペランサで終わり」
予定ではエスペランサを通過して、リオガジェゴスまであと100kmというところまで行きたかった。でもあんまり風が強いもんだから諦めました。
エスペランサからリオガジェゴスまでは142km。明日の風次第で1日で到達可能。可能性はある。向かい風なら2日かけて到達になってしまうが仕方ない。
エスペランサに着くと疲労困憊。太ももに筋肉痛を感じます。そこで1泊350ペソもするネット無しの宿にたまらず宿泊しました。あとになって思えばこれは正解。
ペダリング運動の疲労をとるには大腿四頭筋をたくさん伸ばすといいようです。でも一番効果あるのはお風呂。そこで熱々シャワーを汗出るまで浴びまくって擬似的な入浴状態にし、ベッドの上でストレッチを時間かけて行いました。
夕飯はガスストーブで自炊。あるものでとにかく量作って食べます。
南米終了が近いので手持ちの食料は限定的です。飛行機に乗るときには食べ物はすっからかんにしなきゃいけませんからね。ウスアイア到着時にはスカスカにしたい。
走行距離: 65km
積算走行距離: 22412km
積算走行距離: 22412km
【15日: Rio Gallegos (リオガジェゴス) ホテル泊】
朝起きて外を見ると無風。これは行けるかもと希望を持って朝食を頂く。クロワッサン2つとコーヒーという簡単さ。でも不思議と腹にたまる。
朝起きて外を見ると無風。これは行けるかもと希望を持って朝食を頂く。クロワッサン2つとコーヒーという簡単さ。でも不思議と腹にたまる。
ここのホテルで出発前にデカいサンドイッチとクッキー、リンゴを買っていく。かなり高額でありますが、リオガジェゴスまでの142kmを走る気になっているので食べ物大事です。
走り出すと奇跡的なくらいの無風で、進む進む。30km単位の継続走行であっという間に90km達成。リオガジェゴスまであと50km。
でもさすがに休憩後の走り出しに疲労をかなり感じるくらいになっていて、走行速度も落ちてきました。北風が強く吹いてきて煽られるしピンチ。
ここまで来たらリオガジェゴスっしょ!と気合を入れて、疲れにうめく大腿四頭筋に鞭打って走る。
この道路灯が出てきてからの30kmがキツかった |
どうにかリオガジェゴス到達。ここで心折れて、平地で登坂時のギアしか踏めない。目当てのホテルに着くとホッと一息。着いたぁ〜…
Hotel Elcira。ドミトリー170ペソで熱々シャワー、キッチン、共有スペースにてWIFIあり。居心地いい。
近くのスーパーへの行き帰りが辛い。早くコーラを飲みたい。手っ取り早くエナジー摂取しないと倒れる。
走行距離142kmで、9時出発の17時半着。この距離を8時間半で走ったんですね。通常の私なら12時間はかかる距離。
ひとまず明日は休む。脚ガクガクだから。慣れ親しんだペースを大幅に上回って走るのは今回だけにしたいものです。
走行距離: 142km
積算走行距離: 22554km
積算走行距離: 22554km
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