581~583日目【アルゼンチン】El Calafate (エルカラファテ)にて ペリトモレノ氷河へ行く

2016年1月10日~12日
ペリトモレノ氷河へ、個人でバス旅行。


 エルカラファテでは宿にこもって、オーストラリア行きの飛行機や観光ビザ申請など、ネットで色々やってました。観光らしいことはペリトモレノ氷河を見に行ったくらい。

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バスターミナル

 スーパーで飲み物とちょっとした食べ物を買って、ワクワクした遠足気分でバスターミナルへ向かい、氷河行きの往復チケット (450ペソ)を購入。

「Quiero comprar un bolete del bus para Perito Moreno. (ペリトモレノ氷河行きバスチケットを1枚買いたいのですが)」

 国立公園入り口で公園スタッフが車内に乗り込んできて入園料260ペソを払う。国を尋ねられるので答えます。

「De dónde sos? (出身はどちらですか?)」

「Soy de Japón. (日本です)」

("sos"というのはアルゼンチン独自のVOS表現というものです。普通はeresあるいはesを使います)

 連続するカーブをそこそこのスピードで走るために車酔いをして吐きそう。チャリダーがたまにバス移動をすると例外無く気持ち悪くなるんですよね。

 冷たい風が吹いていて、シャツ一枚で行ったら寒くて半端ないというドジをやらかしましたが、グッとこらえて、氷河観光開始です。


 バスが到着した場所にはカフェや土産物屋、トイレのある建物があって、展望通路&デッキへの道があります。ツアーに申し込まずとも、見るだけでも十分、氷河にかなり近いところまで寄れます。






 崩落は1回しか見れませんでしたが満足。山間から扇状に広がっていて、その両端で崩落を見れます。




 氷河というのはゆっくり流れていて、ペリトモレノは1日にたしか1~2m動いているみたいです。そうして押し出された先頭の氷河が、湖とのせめぎあいの中で駄目だコリャとなった時、崩落すると。崩落は気温の高い夏場に多いようです。

 この氷河観光で作文書けと言われても、哲学的とか人生とか、そういった刺激を受けなかったので小学生みたいなのしか書けないでしょう。


 でも満足は満足で、動画撮ったり、独りで内心盛り上がってました。見に行って損は無いと思います。

 動画は今持っているスマホのメモリーが足りなくて編集する以前の問題発生中なので、だいぶ先ですみませんが、帰国後にアップします。


【レストラン】
 レストラン選びって結構苦労するんですよね。観光地に来ると無数にあって、どこにしようか悩みます。でもここアルゼンチンでは迷いなく選べます。と言うのも、以下の理由により大半を除外できるためです。

 アルゼンチンのレストランはカッコつけていてとても入店し辛いです。テーブルに予めワイングラス・ナイフ・フォークがセッティングされていて高級感があり、客を選ぶ暗黙の雰囲気。日本のような気楽なファミレスは100%無いと言っていいです。

 あと海外の接客というのは友達接客が多くて、敬称を使わないことが多いですね。しかも無表情だから、怒ってる、あるいは面倒くさそうに見えます。日本人からすると彼らの接客レベルはとても低く感じるでしょう。客より店員のほうが上な雰囲気と言えば分かるかと。笑顔で接客してくれる店員さんは稀です。日本の接客標準にすら達しない店員がほとんどです。

 こんな感じだからレストランに入店し辛い。メルカドの食堂のほうが接客レベルは遥かに高くて (呼び込み・笑顔・気遣い)、観光地のレストランは努力しなくても客が来るからいけない。日本のガストをアルゼンチンに進出させれば、接客レベルや料理のコストパフォーマンスと相まって人気店間違い無し。ただカッコつけて努力しないレストランは潰れると思う。

 このように入店し辛いレストランが大半のアルゼンチンでは、たとえ無数にあったとしても9割方候補から除外できるので、この意味でレストラン選びを迷うことはありません。とてもネガティブな理由ですね。


 ということで、エルカラファテ滞在中に私が利用した唯一のレストランが以下です。ここは普通に良いです。

Ecco Max

 まず店構え。ポップな色使いで気取ってない。店前のメニュー表も簡素。そしてMenu del dÍa (本日の料理)と書かれたホワイトボードを窓際に掲げて呼び込みアピール。中を除くとメルカドレベルのセッティング。


 店内は普通にリラックスしていて、家族連れが入ってくると賑やかで良い。店員のお姉さんはラフな感じで、会計後に「Estaba rico. (美味しかったです)」と言うと笑顔になってくれた。これ大事。

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