567~568日目【チリ】Cochrane (コクラン)へ 高橋せんまるさんに遭遇

2015年12月28日~29日
日本人チャリダーに出会うと嬉しいね!高橋せんまるさんに再会。

【28日: Puerto Bertrand (ベルトランド)へ】

 トランキーロから1km先のキャンプ場から出発。天候は微妙で、降ったり止んだり。テントを乾いた状態で仕舞えたのは良かった。


 昨日、トランキーロの町でリマで会った日本人チャリダー、高橋せんまるさんの自転車を発見していました。彼が今日出発するなら、ベルトランドまでの道中で会えるかも。楽しみ。

 せんまるさんは自転車世界一周をニコ生で放送しながら走っています。ブログ書いたり、Youtubeへの動画アップ、フェイスブックのコメント返信など、走っていない時も忙しい人です。

 以下に彼のブログへのリンクを張ります。Youtubeの動画も注目ですよ。





 トランキーロからベルトランドまではかなりハードなアップダウンで、終盤は豪雨にも降られ続けて散々でしたので、ずぶ濡れの寒さの中たまらずホテルINしました。

 当初の予定では、ベルトランドから1km先にある「最高の野営地」で野宿と決めていましたし、楽しみでもありました。とても残念です。


 結局道中でせんまるさんに会うことはありませんでした。今日は来ないのかな?とホテルで夕食 (7000ペソ)をとっていると訪問客。せんまるさん登場!

 お互い再会が嬉しくてワイワイしました。その時の様子が彼のYoutubeにアップされてました。私は当ブログとブログ関連動画の他では顔出しNGですので、足しか映ってません。


 その夜、彼のこれからの走行スケジュールを聞いて驚愕しました。1月1日にアルゼンチンのEl Chalténに行くと。…え?

 今日は28日。29, 30, 31, 1日。つまりあと4日間でベルトランドからエルチャルテン…

 アウストラル街道の終点オイヒンスからエルチャルテンへはトレッキングコースがあるので、どう考えても2日は掛かる。となるとベルトランドからオイヒンスまで2日で走るわけです。距離にして280km。未舗装だし、急傾斜登坂多数だし、アウストラル街道で280kmを2日で走破なんて無謀過ぎる。でもそれは彼も承知の上。

 彼は燃えてました。エルチャルテンに友人がいて、1日までに行ければ会えるのだと。無謀な走行スケジュールですが、燃えている彼を見ていたら、彼ならやれそうな気がしました。

 後日談になりますが、彼はベルトランドからオイヒンスまで2日、48時間で走りました。そうです、やってのけました。徹夜で走り続けたそうです。これがいかにとんでもないハードワークかは、アウストラル街道を走ったことがあろうと無かろうと、分かると思います。公式記録というのはありませんが、これたぶん世界初、ワールドレコードだと思います。

走行距離: 67km
積算走行距離: 21709km


【29日: Cochrane (コクラン)へ】

 昨夜、せんまるさんから「年末年始どうするんですか?」と聞かれたので「まぁこのまま走ります。たぶん年越しは野宿かと…」と返すと「コクランでホテル泊の方がいいですよ、絶対。笑」

 ふむ、そう言われればそうだな。ということで年末年始はコクランで過ごすことにしました。

Vブレーキシューを使えることを初めて知った


 私はブレーキシューの調整をしてから出発したので、せんまるさんは先へ。彼からシューを前後セット頂いたのです。すごくありがたい。

せんまるさんの自転車。ケルビム。良いフレームです

せんまるさんはハードワーク開始の時。緊張感漂ってます

最高の野営地を見学していく

リオベーカー。空より青い



登坂開始の谷

 コクランまでは下流へ向かっていく道。普通に考えれば楽なはず。でも実際は上りまくって、コクラン到着で燃え尽きる。

彼はまだ走る。とんでもないガッツだ…


 せんまるさんに追いついてスーパーでの買い出しを見守り、出発を見送る。彼はここからさらに70km先を目標にしています。「一緒に行きますか?笑」と言うので「いやぁ…」と苦笑いで断る。私はせんまるさんほどガッツが無いのでもうこれ以上走りたくない。



Ana Luzはココ

 ホテルを探してウロウロしていると、遠くからおばちゃんが呼んでくる。何やろ?と思いながら行くとそこはホテルで、1泊7000ペソだけど泊まっていかない?と言うので決定。ここがまた居心地良かった。

走行距離: 50km
積算走行距離: 21759km

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