554~556日目【チリ】Puyuhuapi (プジュワピ)へ 雨、雨、雨

2015年12月15日~17日
プジュワピ缶詰3泊。早く進みたい気持ちと、進みたくない弱気。

雨天で冷たい湖。寂しさを感じた

 アウストラル街道を走行中。今回はLa Junta (ラフンタ)からPuyuhuapi (プジュワピ)を目指します。

【15日: Puyuhuapi (プジュワピ)へ】

 ラフンタから舗装路で20数km進むとまた未舗装路になりました。そして雨が降り出し、急傾斜アップダウンが続く。

このくぼみが厄介。自動車の通行で出来たもので、大抵写真のようにまとまってできる。ひとつできるとまたひとつというように増えていくのでしょう。

キツイな。寒いし…

 今日はプジュワピから17km先にあるキャンプ場を目指していました。でも雨降ってるしどうしようかなと走り進めていると、プジュワピ入り直前の下り坂でパンク。しかも珍しくフロントが。

「これはプジュワピで終えろという神のご意思か」

 などと勝手に解釈してホテルを探しました。実際は単にパンクと疲労と雨で心折れたというだけのことですがね。

 この町のインフォメーションにはフリーWifi飛んでます。ホテルは町に入ってすぐに目に入ったこの宿。



 1泊8000ペソでWiFi、キッチン、ガス式のお湯シャワー。

 案内されたシングルの個室は狭いのですが居心地良くて、昼寝したらぐっすりでした。


 この町のパン屋は一見閉まってますが、呼び鈴鳴らすと開けてくれます。ストアは価格普通、品揃えも悪くない。レストランもあるし一通りのものは揃ってます。

走行距離: 48km
積算走行距離: 21187km


【16日: プジュワピにて】


 さて出発するか、今日は90km先のVilla Amengualだ。と出発準備をしていると雨が降ってきました。この時なぜか溜まった疲労を意識しだす。準備中は気にかけなかったのに。これは…

「…もう1泊して様子を見よう。この先もしばらく未舗装路だし」


 心折れてもう1泊。すると"運が良い"ことに嵐になりました。この延泊に関して自分を納得させるだけの理由ができました。


【17日: プジュワピにて ②】

 未明から雨が降り続いていました。

「あ~こりゃもう1泊だな!」

 完全に弱気。

 延泊分の代金を支払ってゴロゴロしていたら雨が止んでしまいました。雲の隙間から青空が…

「…(^_^;) 自転車のメンテナンスでもするか。ブレーキシューとチェーンの交換を」


 天気予報を信じるべきでしたね。この日以降は降水確率が低かったんですよ。雨の降らない日は貴重だというのに走らないムズムズ感。

 進むと辛いのは分かっています。進まなければ楽ですよ。でもその反対もある。道のりは辛くても進むと楽になることもある。

 宝石の道とか、アウストラル街道とか、ひとエリアの括りで数日かかる行程ないし目標を持っている時には、進むほうが楽。目標の達成に時間がかかるほど、精神的に辛くなる。

 さて、部屋でゴロゴロしながらYoutubeを観る虚しさったらない。スペイン語の勉強にも熱が入らない。

 スペイン語に関してはチャリダーである限り伸びしろは知れていますよ。大部分の時間が喋ることのない走行中や野宿で占められているんですから。だから頭の中で仮想して会話するしかない。

 やはり本格的に極めようと思うなら、旅後にシェラかリマかどちらかに行って、現地で学ぶしかない。

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