455日目【ペルー】名も無き林へ 目標を達成するための走行が始まる

2015年9月7日
クスコを出発、ボリビア入国を目指す。あり得ないパンク。ラパスですること。

クスコ。また来て沈没したい街

 クスコは居心地の良い街でした。活気があるし、治安も悪くなく、夜景も綺麗。でももうすぐ近くに今旅の目標のひとつであるウユニ塩湖がありますので、その達成のために、長居するよりも早く出発したい。気持ちが高まります。

【名も無き林で野宿】
いつも私にはオッサンばかり寄ってくるのに、珍しく女性二人と仲良くなった ( ´∀`)。でも何故だろう…モテ期っぽくはないし、是非法則を知りたい

 カサデルインカを出るチャリダーは先ず、急傾斜の階段を下りなければなりませんが、宿で仲良くなった女性2人が「じゃあ手伝います」というので、ありがたく手伝ってもらうことに。大した苦労もなく済み、こういう気遣いはとても嬉しいものです。

ガソリンを補給していく

 クスコを出ると30kmくらいまで下り。楽々スイスイ行けると思いきやパンク。トルヒーヨのカサ・デ・シクリスタスで新しいタイヤに変えて以来ノーパンクで来ていましたので「あっ、遂に?」と思いながらタイヤを見ると…

え…何これ

何?こんなことあんの?

 これはたぶんシュワルベのマラソンプラスでも防ぎようのないパンクかと。チューブに大きな穴が空いてパッチで塞ぎようがないので予備の新品と交換。予備持ってなかったらどうなっていたことか…

 これは異例のパンクですね。そう考えるとチェンシンタイヤも悪くないです。このパンクは無しと考えると未だノーパンクですからね。シュワルベが海外で手に入らない時は、ロード面・サイドウォール両方とも厚みのあるチェンシンタイヤが一番信頼できる。安いし、どこの都市の自転車屋にも大抵ありますから入手性も良い。チューブもチェンシンが良いと思います。

登坂は憂鬱だ

景色は良い

速く走るな、気を付けて運転しろ、あんたの家族が待ってるんだぞ。家族モノに訴える事故防止看板

 30kmを過ぎると上り開始。今日はどこまで行くか決めていませんが、クスコから4日でプーノを目標にしているのでなるべく進んでおきたい。90km以上を目安に野宿場所を探すことに。

この辺で



この林にはサボテンがいる。テントを張る場所に注意

 適当な林に入ってテントを張る。この辺りは農家や酪農が多い田舎ですので、強盗の危険度は低いという経験則があります。車道から少し見えますが、見ようと思って見ない限り見えないでしょうから問題ないでしょう。

走行距離: 96km
積算走行距離: 16362km


【ラパスですることを考えた】
 第一に、先日紹介した石神さんの仲介により、現地の日本人大好きボリビア人女性とコンタクトを取れましたので、彼女の案内でラパスを見て回ることになりそう。

 第二に、高地でのテント泊が寒過ぎて快適でないので、古着市で防寒具の買い足しと、マットの買い替えをする。今使っているコールマンのエアマットは何処かに穴が空いて空気抜けするので要交換。シュラフの改善としては緊急グッズで見られる、冷気を遮り保温する銀シートがあれば、縫うなり改良してシュラフインナーあるいはアウターとして使える。単純に着増しで対応もできるが、荷物のかさが増えて食料の備蓄スペースに影響しないか心配。何にせよ、シュラフ就寝時の足下の冷気を遮り保温したい。冷えで最も気になるのは足下。


 第三に、火を使わなくても食べられるドライ系の食べ物を増やす。現在の食料はオートミールを除いて加熱調理物9割なので、偏っている。ドライフルーツ、コーンフレーク、ナッツ類、缶詰、お菓子など。

 第四に、積載容量を増やすためにウォータープルーフ系の小さめのバッグを買う。古着市で中古が手に入れば安くてベスト。これにはカロリーの高いお菓子類 (ポテチ、チョコバー、クッキー)で満たし、車両のどこかに紐で括りつける。


 第五に、仮にボリビアINで滞在許可が30日しかもらえなかった場合、宝石の道突破にはギリギリとなるので、滞在延長の申請をする。残り10日くらいになってから申請に行くと、追加で60日 (計90日)貰えるようです。ただ、この場合ラパス滞在が長引くので、ボリビア国境で60日はお願いして貰いたい。これは完全に係員次第。

 第六に、コンセントを利用してお湯を沸かす、携帯湯沸かしコイルヒーターが欲しい。欧米人バックパッカーが持っているのを見てあれはいいなぁと思いました。ホテル泊の部屋でガソリンストーブをこっそり使うのは気が引ける、と言うか本来やっちゃいけないので外で調理しますが、なにせ夜の外は寒い。コイルヒーターがあると堂々と部屋で自炊できます。コーヒー、ゆで卵、パスタなど、炒め物は無理でも結構使えます。

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