452~454日目【ペルー】Cusco (クスコ) クスコの生活面を紹介 

2015年9月4日~6日
クスコは観光だけじゃない。生活にも良い街。


【生活の場としてのクスコ】
 クスコに来て、すぐにマチュピチュへ行き、帰って来た翌日に他の都市へ移動するという短期バックパッカー達にとってはクスコは単なる観光都市です。一方で、肉体労働でクスコに来て、体を休めるうちに出発がかったるくなり、何だかんだ長期滞在してしまうチャリダーにとっては生活の場なのです。今回は観光都市クスコの生活面や色々をお話しましょう。

【メルカド】
 メルカドという場所には安食堂街から青果売り場、土産物屋、さらにはあらゆる生活雑貨品が売られています。中南米では現地人の生活面を簡単に知ることのできる場所です。メルカドに全てが集約されている、というわけです。

 そんなメルカド。クスコのアルマス広場周辺には主に2つあります。ひとつはサンペドロ市場、もうひとつはワンチャク市場です。

サンペドロ市場の場所

 サンペドロ市場は観光客向けの特色を備えた所です。アルマス広場から向かって入るとまず土産物屋が並んでいます。奥に進んで市場中央付近には焙煎されたコーヒー豆やチョコレートといった嗜好品が、さらに奥には大規模な食堂街が並んでいます。小麦粉やマカ、キナ等の粉物や、各種豆類、当然ですが精肉店や魚屋もあります。

 サンペドロの食堂街でおすすめなのはロモサルタードとセビーチェです。特にセビーチェは塩辛くなくてとても美味しい。価格も8ソル程度と安いです。

 食堂街は最安4ソルです。ただ、価格と質・量は素直に比例しますので、お腹の空き具合と相談して多めに出してもいいかと思います。ロモサルタードは標準5ソルですが、たくさん食べたいならもうちょっと高いものを狙いましょう。どうせそれでも7ソル程度ですから安いものです。基本的にボッタクリ無しの誠実商売がされているので、サンペドロの食堂街は利用しやすいです。

 サンペドロ市場は市場外にもグルメがあります。チチャロン、パイナップル、アイス、ケーキ、パンとたくさんあります。どれも1~2ソル程度のもので、ファストフードのようなものです。

ワンチャク市場の場所

 もうひとつの市場、ワンチャクは庶民的な市場で、規模は小さめですが一通りのものは簡単に揃います。この市場はなんと言ってもチーズが良い。チーズ売り場が広めでたくさんの種類がありますし、売り子によっては試食を勧めてきますので、そういう売り子を見つけてそこで買うのがベストです。私はこのワンチャク市場へはチーズ目当てのみで通いました。チーズ1個は結構大きいので、半分 (Medio)とか1/4 (cuarto)、場合によってはグラム単位でも買えますので、予算に応じたり試し買いとしても都合が良いですね。


【スーパーはOrion】
 ペルーのメジャーなスーパーであるTottusはセントロから遠く離れた場所にあり通い悪いです。代わりにサンペドロ市場の正面や、その他町中の至るところにはOrionというスーパーがありますのでおすすめです。

 新鮮な内臓系の肉を安く買えます。レバーが最安で、1kgで3ソル程度です。これをフライパンで焦げ目がしっかり付くくらいよく焼いて塩を振って食べてみて下さい。レバーってこんなに美味いのかと感動することうけあい。


【路上販売商】
 メルカド近辺にたくさんいて、中には普通には手に入りにくいレアものを売っている人もいます。そのひとつとして紹介するものはこちら。

栓抜きも兼ねる研ぎ器

 これは刃物の研ぎ器です。ナイフ、包丁からハサミも研げます。小型で使い勝手が良く、性能も悪くありません。10ソルです。私は今持っているビクトリノックスのナイフが切れなくなったので研ぐために買いました。小さめの砥石を探しましたが高額で、その時見つけたのがこれなのです。実際使うとトマトも潰れずにサッと切れてしまうほど、新品時の切れ味が復活しました。これは買って良かった。

イグレシア・サンタクララの近くに大抵いつも居る

 おじいさんが実演と共に売っていて、大抵いつも居ますが、土日は居ないことが多いです。


【Bembosというバーガー屋】

 アルマス広場に面したハンバーガー屋さんです。広場にはマクドナルドもありますが、Bembosのほうが遥かに良いです。パティが肉厚で、バーガーの大きさを選べます。グランデがおすすめです。思いっ切りかぶりついてやりましょう!

 メルカドの食堂街に比べると高く付く食事になりますが、たまの贅沢として是非おすすめします。


【センティーモを使い切るために】
 ソルの下位貨幣はセンティーモですが、スーパーで買い物を繰り返すと増えていきます。しかし大抵のものはソル単位で売られているし、国境通過の際の両替もソル単位。つまりセンティーモは使い勝手が悪い。そこでそれを消費するいい手段を紹介します。

 アルマス広場からサンペドロ市場へ行く通りにはソフトクリームやコーヒーを1ソルで売っています。こういう1ソル系の商品を買う時にセンティーモを使うのです。と言うか、センティーモが溜まったら1ソル系を買うのです。どうせ両替で機能しないのですからどんどん使ったらいいのです。ちなみにソフトクリームはバニラ、チョコ、ミックスの3種類あります。


【ほぼ毎日何処かでイベント】
 クスコの街では毎日何かしら必ずイベントがあります。アルマス広場での音楽パレード、食イベント、花火など色々です。特に花火は毎晩打ち上がっています。日本ほどの美しさはありませんし大規模でもありません。テンションの上がったクスケーニョ達が勝手に上げているのです。


【ラフな格好にサンダル履きをしろ!】
 道を歩いているとツアー勧誘や靴磨き屋がたくさんいて正直話しかけられるのが邪魔だったりします。それを回避するには地元民と言うかクスコ在住感のある格好をすることです。ツアー勧誘は観光客にだけ話しかけています。むしろ「いかにも観光客といった格好の人」に話しかけていると言ったほうが正しい。また靴磨きは革靴やスニーカーを履いている人に話しかけています。サンダル履きの人には目もくれない。

 また実際どうなのか分かりませんが、スリの類は観光客に目星を付けていそうな気がします。格好をラフに地元民風にすることで、彼らの狙いの外へいける気がします。

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