445~449日目【ペルー】Cusco (クスコ) クスコ探訪とマチュピチュ調査

2015年8月28日~9月1日
マチュピチュへの行き方を調べる。クスコの日々。


 今頃はウユニ塩湖を通過して宝石の道を走っている予定でした。大幅に遅れていますが自転車旅行ではよくあることです。走行距離だけでスケジュールは立てられないし、疲労度も関係して連泊の機会も多い、あとは単に出発がかったるいとか、自転車旅行は特に出発がかったるいもので、この要素が大きい。

クエンカに長く居すぎて、あそこは4日で十分な街でした。メデジンとポパヤンには足の治療で長かったですね。リマにも予定より1週間長く居て、お宿桜子が良かったのと出会いがあったからですね。

 以下に紹介しようとしているクスコもまたいい街なんです。まぁ宝石の道のボリビアとチリ国境はあんまり早く行っても降雪等で閉鎖して通れなかったりするらしいので、予定通り行ってたら厄介なことになっていたかも知れません。たぶん9月下旬に宝石の道でしょうかね。

【28~30日: クスコ探訪】
クスコ・セントロ

アルマス広場にて


 通常、私がする探訪と言ってもアルマス広場を中心にメルカドを巡るだけで終わるのですが、今回はカサデルインカで出会った方、石神さん (21歳)にいろいろ案内されたのでした。彼は21歳とは思えないほどしっかりしていて、何と言っても賢い。自分より若い世代にこういう人がいるのはとても安心できます。

メルカド・サンペドロの食堂街

Saltado con Frijol con sopa con jugo 6ソル

 ということで私は彼の後ろをテクテク歩いて完全におまかせ。教会やイグレシア、オススメのレストラン・パン屋・チーズ屋を回ったりしました。そして私は私で、彼にカレー粉の作り方を伝授。最低限揃えるべきスパイスと買い場、購入量、調合バランスを教えました。



12角の石

精巧な組み上げ方は見ていて飽きない

 そんな彼もアレキパへ旅立ち、クスコぶら散歩をほぼ毎日共にしていた私には、どこかポッカリと穴が空いたのでした。アレキパで美味しいカレーライフを送ってくださいと祈る。


 マリアさんに遭遇。相変わらず綺麗だ。

有名なサイクリスト宿のHostal Estrellitaの正面向かいの建物に自転車屋あり。チェーンとオイルを購入

私特製、トマトチーズカレー


【31日~9月1日: マチュピチュを調査】
マチュピチュ

 マチュピチュ観光へ向けて個人で行く場合に揃えるべきものは以下の通りです。

☆鉄道を使う場合☆
  • マチュピチュ入場チケット
  • 鉄道往復チケット
  • マチュピチュ村でのホテル予約
  • 村からマチュピチュ遺跡までのバス往復チケット

☆トレッキングの場合☆
  • マチュピチュ入場チケット
  • クスコと水力発電所間の往復バスチケット
  • マチュピチュ村でのホテル予約


マチュピチュの位置。アグアスカリエンテス (通称マチュピチュ村)が遺跡ふもとの町

 マチュピチュ入場チケットは必須。マチュピチュ村でのホテル予約は事前にしておくほうが無難。

 鉄道はペルーレイルの場合等級によって3種類あって、クスコでもマチュピチュ村でもチケットを買えます。行きだけクスコで買って、帰りはマチュピチュ村で買ってもいい。

 クスコと水力発電所間の往復はシャトルバスを予約するという方法になります。

水力発電所からマチュピチュ村へのトレッキングルート

 トレッキングの場合、先ずは水力発電所とマチュピチュ村は片道距離8kmほどの線路沿いトレッキングです。未舗装で線路の敷石ゴロゴロのため、8kmと思えないくらい、体感では長い距離です。これを行きと帰りの往復。観光で疲れたならマチュピチュ村で水力発電所までの鉄道チケットを買ったらいい。

マチュピチュ村から遺跡までのトレッキング&バスルート

 次にマチュピチュ村から遺跡までの標高400mアップのトレッキングです。こちらも片道距離8kmくらいで未舗装。バスも通る九十九折の坂道です。こちらも疲れたならマチュピチュ村か遺跡でバスのチケットを買ったらいい。

☆ツアーで行くのが簡単☆
 個人では準備段階から観光まで面倒で疲れます。私のおすすめはツアーで行くということです。私はアルマス広場から少し離れたツアー会社で1泊2日の以下の内容を予約しました。
  • マチュピチュ入場チケット
  • ホテル
  • 3食付き
  • クスコと水力発電所間のバス往復
  • マチュピチュ村から水力発電所までの鉄道片道
  • プロフェッショナルガイド

計130米ドル (430ソル)

 これにはマチュピチュ村から遺跡までのバス往復チケット (片道12米ドル)は含まれておりません。

 ツアー会社で聞くと鉄道チケットや遺跡までのバス往復が付いたプランは1泊2日の一番安いのでも220米ドル。マチュピチュ観光というのはとんでもなくお金が掛かるのです。

 メヒコのテオティワカンは入場料600円くらいだったのに、マチュピチュは128ソル (4800円)掛かります。また、遺跡ふもとの町のマチュピチュ村はホテルから食事、軽食、水に至る全てが破格であります。例えば水2.5リットルは普通4~4.5ソルが相場ですが、マチュピチュ村では8ソルします。レストランでは最低でも30ソル出す必要があります。クスコのメルカドなら5ソルで食べられるのにです。そこで大抵の旅行者は「ぼったくり」と呼んでいます。日本より高いです。

 そこで私はクスコでパンと水、果物等を揃え、マチュピチュ村での食事はツアーに含まれているものの他は一切しない選択をしました。荷物は必要なものだけに限定してこじんまりとまとめました。そうでないとトレッキングがありますから厳しくなります。バックパックなんて宿に預けて持って行かないことです。

 また、トレッキングルートは虫が多いので虫除けスプレーかクリームを。さらに雨が降ることがよくあるのでレインウェアも必要です。日差しに備えて帽子か、サンクリームも。

 さてあとはマチュピチュへ行くのみ。正直色々面倒で、出発前に気持ちが萎えておりますが、まぁ面倒と苦労をさせる遺跡です。どんなものか、マチュピチュの実力ってやつを確かめて来てやりますよ。

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