371~372日目【エクアドル】Vilcabamba (ビルカバンバ)へ E682号線 アンデスの難関突破に備える

2015年6月15日~16日
ロハから南へ。ペルー入国コースE682号線はアンデスの難関。突破に備えてビルカバンバで休養。豊臣秀吉が役満・国士無双。

距離標識の廃れ具合が不安をそそる

【15日: Vilcabamba (ビルカバンバ)へ】
 ペルー北部の沿岸部はチャリダー狙いの強盗多発地帯。安全最優先で山岳部を行きますが難関です。調べによると未舗装・雨天・急傾斜という3拍子揃った道だそうです。安全のためとは言え、ある種の覚悟は必要です。

 キツそうな区間はビルカバンバ以降。Valladolid (バジャドリー)までは獲得標高が概算で2000mくらい、走行距離が60km前後。もしこれに加えて未舗装・雨天とくれば、突破するには気合を入れる必要がありそうです。それ以降は地形データ未入手のため分かりません。

 クエンカ・ロハ間の走行ですっかり疲れてしまったため、ロハで連泊も考えましたが少しでも進んでおこうと、40km先のビルカバンバでの連泊を希望に走ることにしました。

 ロハのホテルを出るために荷物を下ろして自転車に積もうという時に、ホテルスタッフから「今日はもう戻って来ないの?もう一泊とか…」と聞かれました。

 愚問ですね。今日戻ってくるつもりなら部屋片付けていませんし、連泊を申し出ますし、自転車単体で出かける準備していると思います。そこで思い出したのが「仙陀婆 (せんだば)」の教え。仙陀婆とはこれ一語で塩・器・馬・水を意味します。人の状況を見て必要なことを理解する。賢いとはこれが良く出来ている人のことを指します。

 簡単にロハを脱出。交通量は少なめで道も分かりやすいため、E682号線へスムースに乗り換えられました。さて、アンデスの難関に入りましたよ。初めは舗装が少し悪くなったなという印象。峠をひとつ越えて下り始めるといよいよ悪くなったなと確信。

 標高は久々の1000m代。随分低い所まで来たものです。3000m前後が普通だったので、この標高まで下りてくると暑くて汗かきますね。2つ目の峠を越えるとビルカバンバまで下り、と思いきや町入り直前に上ります。

 ビルカバンバはツアーショップが何軒がある町で、欧米人がたくさんいます。英語・フランス語が聞こえてきます。レストランも良質なものがあって、山間の小さな町と思えません。ATMも数台設置。雰囲気もとても良い。

 中華レストランもありましたのでチャーハンを頂きました。相変わらずのハイボリュームで食べ切れるか不安になります。ちなみにエクアドルでは中華のことを「Chifa」と書きます。チャーハンのスペルは「Chaulafan」です。

 チャーハンと言っても中南米のは「炒飯 (いためし)」ですね。浜っ子からすれば炒飯とチャーハンは別物です。チャーハンは米粒が卵でコーティングされていなければなりませんが、中南米のチャーハンはされていません。故に、口に含んだ時の鼻に抜けるチャーハン独特の良い香りが無い。

 炒飯としては美味しいと思います。粘り気のない米のためパラパラにしやすく、炒飯には最適でしょう。ただこちらの米は少し固いのが難点か。チャーハンとしては、卵コーティングでパラパラに、かつ粘りのある米でふっくらとがベストと思いますので、日本米を使うのがいいでしょう。ペルーの米が日本米の様な美味しさらしいので、中華レストラン期待できそう。いや、むしろベチャベチャになっている気がする。粘りのある米を卵コーティングでパラパラにするというのは高度なテクニックがいるのですよ。それ故に黄金チャーハンは難しいのです。

 数あるレストランを巡ってもやっぱり中華を選ぶあたり私は浜っ子ですね。京華樓横浜中華街大通り店の五目チャーハンを今食べたら、美味し過ぎて涙出てくると思いますね。食べた後は馬 (マー)さんのザーサイを買って、関内から横浜駅に出て、ベイシェラトンホテルの地下にあるパン屋 (ドーレ: Dorer)でパンをいくつか買って帰り、家でナポレターナコーヒーを淹れ、一口飲んでため息つくと。最高のコースですねぇ〜。特にザーサイはかっぱえびせん並に病みつき必至なので、テレビ観ながらバリボリ食べていつの間にか無くなっているのです。

 あ~、横浜良いですね。中華街最高だし、崎陽軒のシュウマイあり、横浜洋食界を代表するお店「洋食キムラ」あり、そして昔ながらを維持している大衆洋食屋「センターグリル」もあり。そしてドリア・ナポリタン発祥の「ホテルニューグランド」あり。野毛・関内ですね。あの辺りには美味い店集まってます。

 脱線しますが、中南米でコーヒーをちょくちょく飲んでいますが、東京池袋近郊の東武東上線・大山駅にある「レストランオオタニ」。ここで飲んだコーヒーには敵いませんね。雲泥の差です。コーヒー農園の多くはアメリカをはじめとする外国資本なので、良いコーヒー豆は輸出に回されます。だからコーヒーは産地で飲まずとも日本で飲んだ方が美味しいかもしれません。

 さて、前述の通りビルカバンバからバジャドリーへは難関コースですので、1日休養日を作ります。

走行距離: 43km
積算走行距離: 13562km


【16日: 休養日】
 昨晩、最近ハマっているスマホの無料アプリゲーム「四人麻雀」をやりながらベッドの上でだらけて過ごしていたら、豊臣秀吉が役満・国士無双!ツモです。

笑うしかないよ

やばいな信長。秀吉に仇で返されて。ちなみに私は「昭和天皇」というネーミングでプレイしています

 えーーーっ!?うわぁ……。半荘の始めにいきなり大ダメージ。もう終わった。この点差はそうそうひっくり返せない。トップにはなれないだろうなぁ。最終ポイントプラスの2位狙いでいくしかない。

 取り敢えず中断して翌日、お腹を満たすためにまた中華レストランへ行きました。野菜あんかけたっぷりのヌードルを注文しました。目の前にすると食べ切れるのか不安になります。確か中華ではお客さんが食べ切れないくらい料理を出すことが礼儀だったと思います。それからすれば納得のボリューム。

多いよ!

この絵を描いた人は閃輝暗点を見るのだろうか

 あとは昼寝をして、麻雀の続きをやって終了。

私は何とか0ポイントで終えられた

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