367~370日目【エクアドル】Loja (ロハ)へ バースト未遂 クエンカ以南は傾斜が増す上級者コース

2015年6月11日~14日
クエンカ滞在最終日に自転車をチェックしたらタイヤがバーストしかけていた。登坂で時速1kmの差は大きい。

クエンカはいい街だけど、住むところじゃないな

【11日: Cuenca (クエンカ)】
 10日間の滞在予定を8日間とし、2日繰り上げて出発する事に決めました。MSR取扱店があるので行ってみると現物は置いていなくて取り寄せになりそう。この事実を知ったことで最早クエンカに用はなくなったのです。ちなみに現物取扱店はキトのアウトドアショップにあるようです。

 明日出発ということでブレーキ調整とチェーンの油差しをやっておこうと、自転車のメンテナンスを始めました。どうもパンクしているようですが、チューブを確認しても穴が見つかりません。スローパンクというものです。3日ぐらいかけて空気抜けが分かるくらいになります。騙し騙し空気を入れて走れば、1日でぺしゃんこになることは無いので良しとしました。

 そして空気入れの最中に見つけたわけです。リアタイヤのサイドウォールにバーストしかけの穴を。恐らく石と強く擦れることでもあったのでしょう。タイヤ内部の繊維が見えています。

バーストでパンクすると厄介なことになります

 穴は小さいのでパンク修理パッチを2重に内と外に貼ることで補修しました。取り敢えずロハまで走ってみて、問題ありならリアだけ交換ですね。(結果、問題無く走れています。できればペルーのリマまで保たせたい)

 シュワルベのタイヤは良いなって思いますよ。確かマラソンシリーズはサイドウォールも強化されていたはずです。レース向けタイヤは軽量化のためにサイドウォールが薄いので使わないほうがいいでしょう。


【12日: 野宿】
 クエンカを8時半に出発してロハ方面へ。特別観るものなく淡々と走っていきますが、何か傾斜がキツイ気がします。

「8日間だらけて脚が鈍ったのかな?」

 これまでは時速6km前後で上ってこれていたのに、クエンカ以降は時速5km前後。脚が鈍ったって時速1kmダウンは大き過ぎます。これは傾斜がキツくなったとしか考えられません。

 標高700mアップってこんなにキツかったっけ?1000m以上上げてるんじゃないのか?という感覚。おまけに雨まで降ってきました。長雨にはならないのが救いでしたが。

うまく死角になる場所に張れた

 この日は通過する町にホテルは無いので野宿場所を探して走行終了。張れるところはたくさんあるのでよく厳選する余裕がありました。しかしこの辺はトゲのある植物が多いので、テントに穴が空かないように注意です。

走行距離: 84km
積算走行距離: 13378km


【13日: Saraguro (サラグロ)へ】
 朝 (5時)起きるとお腹の調子がおかしい。こりゃ出るな、出すなら暗い内がいいなということで、携帯ウォシュレットに水を入れてテントの外へ。野糞しましたよ、2度も。MIOX処理しない水飲んだのがいけなかったかな、それとも繊維質が足りないのかなと考えつつ朝食の準備。

 7時半に出発して標高1900mの川まで下ったあと3000mの峠まで上る。やっぱり傾斜はキツイまま。川から峠越えまで25km。休憩込みで5時間掛かりました。強風が走る方向によって追い風となったので多少は救われました。

2600m地点。あと400かぁ〜…遠い

 私は坂を上るときは1km単位で走行と休憩を繰り返します。もちろんキツイ区間は500m以下で諦めることもあります。25kmなので25回以上負けて、結果的に峠越えを果たして1回勝つということを目指します。峠は越えたもん勝ちなので、過程でどんなに負けようが気にしてはいけません。素直に負けて休んだらいいのです。

 3000mの峠越え以降2300mまで下り、サラグロという町まで200mアップ。その途中で南米北上組と出会って少し談笑。とても嬉しい出会いです。

 この日はサラグロで終了。泊まったホテル (Residencial)がトイレ・シャワー共有の個室ドミトリーでしたが、そのトイレ・シャワーは客が使える唯一のトイレで、それは別の個室にありまして、その個室にお客さんが宿泊すると扉に鍵をかけられてトイレに入れなくなるわけです。小便したい時どこでしたらいいのよという変な構造のホテル。結局オーナーの部屋のトイレを借りることになりました。こういうホテルは怖いですね。

走行距離: 64km
積算走行距離: 13442km


【14日: Loja (ロハ)へ】
 クエンカ以降のロハまでの3日間でこの日が一番キツかった。獲得標高は普通でしたが、途中で飲水が無くなって、補給も「しなかった」ので、体力をかなり消耗しました。8時間の走行で500mlしか飲んでません。まぁ完全なミスですよね。サラグロ出る時に買っておけば済んだことです。途中の町で補給すれば済んだことです。下り道に町があると面倒になって補給を怠りやすいという癖があるんですよねぇ…

ロハはエクアドルミュージカル界の中心だそうです

 この日は日曜日ですのでロハのセントロは基本お店やってません。でもホテルとスーパーはやっていたので助かりました。思い出すのは、リオバンバは酷かったということ。中南米の「日曜日完全休業システム」はとても厄介です。どうも神が世界を7日間で創ったという説話が関係していそうですね。7日目は休んだそうですから。

 泊まったホテルはトイレ・シャワー共有。最近トイレ・シャワー共有のホテルに泊まることが多いですね。何でしょうね、この流れは。

 ロハはセントロの場所がいまいち分かりにくくて、だいぶウロウロしてしまいました。走行距離は+10kmくらいになったと思います。

セントロ。この周辺には安ホテル多数

走行距離: 77km
積算走行距離: 13519km

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