2015年6月1日~4日
上り下りにうんざりな道。犬がうるさい道。小雨ぱらつき気温が下がる。MSRドラゴンフライ、点火しなくなるピンチ。世界遺産の街、クエンカへ。
上り下りにうんざりな道。犬がうるさい道。小雨ぱらつき気温が下がる。MSRドラゴンフライ、点火しなくなるピンチ。世界遺産の街、クエンカへ。
いい天気だなぁ〜、と思っていたらこの後雨天 |
【1日: Guamote (グアモテ)まで】
エクアドルでの高級クラスのホテル (38ドル)でビュッフェ形式の朝飯を頂きました。と言ってもこちらの文化は朝飯は軽めのため、パンとかシリアル、ハム、チーズ、フルーツ、ジュースなど簡単です。それでも腹いっぱい食べ放題なのはありがたい。お金出しただけにワンランク上の美味しいパンだったし。アメリカの同価格帯のホテル、Super 8より断然良い。余談ですが、Super 8はインド系のスタッフが多かった気がする。
エクアドルでの高級クラスのホテル (38ドル)でビュッフェ形式の朝飯を頂きました。と言ってもこちらの文化は朝飯は軽めのため、パンとかシリアル、ハム、チーズ、フルーツ、ジュースなど簡単です。それでも腹いっぱい食べ放題なのはありがたい。お金出しただけにワンランク上の美味しいパンだったし。アメリカの同価格帯のホテル、Super 8より断然良い。余談ですが、Super 8はインド系のスタッフが多かった気がする。
リオバンバからグアモテまでは40km弱と見積もったため、ホテルでのんびりしてから出発。道中の道も気持ちに余裕を持ってゆっくり走っていきました。
柵もないし、穴場かと |
グアモテ入りする下り道前には野宿ポイントありましたね。木陰に隠れてちょうどいいかと思いますが、車道から近い事が難点です。
グアモテの通り |
グアモテの広場 |
グアモテは寂れた町・時代に取り残された町という前評判でしたがそうなのかな?私には普通の町に見えました。ホテルは人に場所を聞いて見つけました。1泊13.40ドル。オーナーは英語話せます。
さて、晩飯を作ろうとドラゴンフライを起動してコーヒーを淹れたまでは良かった。この時ナポレターナから雫が垂れて火が消えてしまったので、冷えるのを待ってから再点火したのですが、予熱後に燃料を供給していったところで青い炎が不安定に燃えて火が消えたのです。何度繰り返しても同じことに。
一通りメンテナンスはしました。火力調整棒のススも取ったし、それでもやっぱり火が消える。
分からんなぁ〜なんでやね〜ん、と色々試した結果、燃料フィルターの劣化か目詰まりが原因で、青い炎を安定させるほどの燃料供給ができていなかったということが分かりました。付属の予備のフィルターに交換したらちゃんと点いてくれたのです。
ちなみにこんなモノ見つけました。ドラゴンフライの爆音を静かにするアイテムで、熱効率も良くなるとか。これあればウィスパーライト買う必要ありませんね。もっとも、何も持っていないならウィスパーライト買ったほうがいいのは言うまでもなく。
走行距離: 49km
積算走行距離: 13076km
積算走行距離: 13076km
【2日: Chunchi (チュンチ)まで】
グアモテから先の地形データをダウンロードしていなかったため、どういう行程になるか分からないまま出発。アップダウンは当然と分かりますが、標高何メートルまで達するか、獲得標高はどの程度か分からないと、今日どこまで走ったらちょうど良いか目標に欠けるので、テンションの上げ方が難しいんですよ。自転車で走るというのは精神力が大きな要素ですからね。
グアモテから先の地形データをダウンロードしていなかったため、どういう行程になるか分からないまま出発。アップダウンは当然と分かりますが、標高何メートルまで達するか、獲得標高はどの程度か分からないと、今日どこまで走ったらちょうど良いか目標に欠けるので、テンションの上げ方が難しいんですよ。自転車で走るというのは精神力が大きな要素ですからね。
冷たい風が吹く |
景色よりも野宿ポイントばかり目に入る |
グアモテを出て8km程走って以降しばらくは最高の野宿ポイントが続きます。昨日頑張ってここまで走って野宿というのもアリでしたかねぇ。
谷から雲が湧く |
アラウシ |
Alausí (アラウシ)は山間の良さそうな町でしたが、お昼頃ということでもう少し先へ行ってみることに。下って町に着いたので、上って町を出ます。
Nariz del Diablo (悪魔の鼻)という観光地らしいところを通過しましたが、ここの谷は深くて恐ろしい上に、強風が吹いていて吸い込まれそうでした。
チュンチという大きめの町に着いたのでホテルを探して走行終了。セントロ近くのホテルで1泊12ドル、朝食付きで15ドル。
走行距離: 80km
積算走行距離: 13156km
積算走行距離: 13156km
雲が続々と湧いてくる天候不順な山道 |
この日覚えている事は大きめのアップダウンをひたすら繰り返したということ、犬に吠え立てられること数え切れなかったということ、強風と雨にイジメられ続けたということ。辛い走行で大して覚えてませんね。淡々と耐えて耐えて走っただけです。
カニャル、翌朝撮影 |
El tambo (エルタンボ)という町に着いてホテルを探してうろつきましたが見つからず。人に聞いてもよかったのですがなんか面倒だったし、明日の走行を少しでも楽にしたいということで、この町を諦めて先の町のカニャルを目指しました。
町入りは急坂、町に入ってからも上り坂。空が暗くなりかけで幹線沿いのホテルに入って熱々シャワーを浴びて本日終了。色々よく耐えた一日でしたね。シャワー浴びると苦労もどこへやら。
走行距離: 70km
積算走行距離: 13226km
積算走行距離: 13226km
気温は低く、雨は霧雨程度になったものの降り続け、冷たい風が吹き、ハーフフィンガー着用のために指先は凍えて感覚なくなり、鼻水ダラダラで辛い峠越え。カニャルから標高3500mまで500m上げます。
寒い寒い。早く標高落とさないと。峠越えを果たすとあとはクエンカまで下りメインのコース。この下り序盤でブレーキ鳴き発生のため、冷たい雨と強風と、自動車の上げる飛沫とに耐えつつ修正を行い再度下り開始。
レストランで温かいスープでも頂こうかと思いましたが、それよりもペダリングしたほうが身体は温まるだろうと、とにかくもうクエンカクエンカとも思っていたので先へ急ぎました。
平地と長く緩い上りの道に入ると、今度は汗だくになって暑い。レインスーツを脱いでやれやれと走っていると雨が降り出して、さっき脱いだレインスーツを再び着ると雨は止みました。
「落ち着け。空のお遊びは俺をイラつかせる罠だ。まぁ落ち着いて、特に何も思わずにレインスーツを脱ぎ給え」
寒くて暑くて雨に降られて向かい風強くて犬がウザい。空もからかってくるし、クエンカが遠い。あ~遠い…。でも「それはともかく」ということで、苦しみは受け流すのが大事。苦行とは受け流しの鍛練みたいなもので、苦しみを苦しみと思わないようになるためのものではありません。だってどんな鍛練積もうが苦しいもんは苦しいでしょうに。わざわざ苦しんで生きることもなし、背負ったものは捨てて、受け流すのが幸せのコツ、と仏は申しております。
クエンカ綺麗だな~ |
青色のドーム、カッコいい |
午後3時クエンカ入りして目当てのホテルへ直行。セントロ付近に来ると雰囲気の良さに「この街もう好きだわ」とテンション上がる。メインのカテドラルを観るとこの街での長期滞在は正解と確信。明日以降の散歩を楽しみに今日を終えたのでした。
走行距離: 68km
積算走行距離: 13294km
積算走行距離: 13294km
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