管理人の勤務時間は8時~20時ですが曖昧です。二人体制 (男女)で分担して仕事をするので、のんびりと作業できます。しかしそこは大人なのですから、効率よく仕事を片付けていくことがスマートというものです。
例えば先ず洗濯機を回し、洗い終えるまでの時間で買い出しへ行く。帰ってきた頃には洗い終えているので、干しの作業をするなどです。米を炊いている間におかずを作るようなものです。
- 宿泊客の案内 (宿泊名簿、館内、WiFi、喫煙場所など)
- 宿泊代金の回収や管理、計算、鍵デポジットの受取
- 野菜や肉、消耗品の買い出し
- シーツや枕カバーの洗濯
- マットレスと布団を天日干し
- 宿泊部屋の掃除
- ゴミ袋の交換
- トイレットペーパーの交換
- 電話応対 (時にスペイン語で)
- キッチンとシャワーに使うガスボンベの交換と購入
- タカさんと管理人の昼飯調理
- 学校のおやつ購入とお届け (毎週金曜日のみ)
- 晩のシェア飯調理
- タカさんのコントロール
その他細かいこと |
以上がやる事です。数が多いように見えますが、急がなくても効率よく仕事を片付けていけば勉強や昼寝、ネットサーフィン、ちょっとメルカドへ行って古着を買ってくるなどの自由な時間は充分にとれます。
買い出しは毎日午前中にメルカドへ行って野菜や肉、米、卵、消耗品を買ってきます。Cuanto cuesta? No mas barato?などと聞きまわって安い所から買っていきます。野菜は大小様々が多いので、小さいものが欲しければmas pequeño.。大きいものが欲しいならmas grande.。大抵Libra (リブラ: =460g位)という単位で購入します。
欲しいものが見当たらないならDonde esta~?とか、売っているかどうか聞くときはTiene~?あるいはHay~?とかでいいわけです。もちろんそれにはスペイン語で食材の名前を知っていなければいけません。
買い出しの際に大事な事は大きなお金を崩すということ。シェラに来た旅行者の多くはATMでお金を下ろしますが、100ケツァレス単位で受け取ることになります。つまり宿泊代金を100ケツァレス紙幣で払うということになります。
この100ケツァレス紙幣はとても使いにくいので、先ずスーパーのようにCambio (お釣り)のある所で消耗品の類を買って崩し、それから野菜売りのようなお釣りを持っていない所へ買いに行く。それに大きなお金を崩さないと、宿泊代金のお釣りや鍵デポジット (40ケツァレス)の返金の際に困ります。
ベッドメイキングは宿泊者のセルフに任せていますが、シーツを洗ったり布団を干したり、ほうきをかけたりなど、次の宿泊者の受け入れを出来るように準備をする必要があります。
ガスボンベはキッチンとシャワーに使っています。早々無くなりませんが、空になったら近くの商店まで買いに行きます。台車を転がしていきますが、ガタガタの石畳を行くため、車の往来やガスボンベの転倒などに注意を払う必要があります。
お金の管理や計算、部屋の割り当て、食料庫の管理、シェア飯作り、タカさんのコントロールのような大事な役割もあります。
お金の管理とは買い出しや宿泊代金の受け取りなど、お金の出入れ、つまり収支を記録するということです。
シェア飯とはタカハウスの晩飯システムです。晩飯を食べに夜の街へ出かけることはトラブルの元なので、タカハウスにて宿泊者全員分の晩飯を作ってしまおうというのです。食べない旨の申告のない限り基本的に全員分作りますので、食べていなくても予め申告していなければ食事代が発生します。
タカハウスのシェア飯代は材料費のみですのでとてもお得に、しかもお腹いっぱい食べられます。外食すれば腹八分で20~40ケツァレス掛かりますが、シェア飯では満腹で10~15ケツァレスで済みます。このシェア飯は管理人が作ります。
タカさんのコントロールというのは主に健康管理です。タカさんは野菜が嫌いなので「食べて下さいね」と釘を刺したり、飲酒喫煙をさせないように、ラーメンを控えさせたりなどです。
タカさんと管理人の昼飯の調理は義務ではありませんが、タカさんの分を含めて作ると管理人の昼飯がタダになるという有り難いシステムです。タカハウス所有の食材を使えるので、管理人にとってマイナスがありません。
タカハウス管理人のメリットとは…
- 宿泊費無料
- 洗濯機を使える
- 管理人二人の内どちらかが個室を使える
- 昼飯をタダにできるチャンスがある
- 11人分以上の晩のシェア飯を作ると、晩飯がタダ。10人分以下の場合でも、管理人一人分がタダになるため折半、つまり半額で食える
- タカハウスのスペイン語学校の授業料が安くなる
- 管理人という滅多にない経験をできる