167~169日目【グアテマラ】サンペドロ・ラ・ラグーナ ヒット&ラン 名刺を作る

2014年11月23日~25日
名刺作成のためにシェラからサンペドロ・ラ・ラグーナへ行って帰ってくる

久し振りに陽射しを浴びるHEAD610

このスタイルは崩さない

 26日からタカハウス管理人を務めることになったため、予定は1泊2日。サンペドロで名刺作成の用事を済ませたらシェラへ帰ります。もちろん自転車で。ミニ自転車旅行の始まりです。

 装備は軽めです。食べ物と水を少し。朝晩の冷え込みに備えてウルトラライトダウン。雨天のためのレインスーツ。工具はパンク修理用諸々と、クランクブラザーズのミニツール。ハンドルバーバッグとフロントパニアひとつにまとめました。替えの服は無しです。

シェラの大門。次にこの門をくぐるのは出発の時だと思っていた

 毎度久しぶりに自転車に乗るとフワフワした感覚で嫌ですね。5週間ぶりの自転車ですか、ほぉ…。体力全快なんだからアウターでグイグイ回せるかと思いきや全く回らない。全く。

 軽い装備のくせしてフルパッキングの状態と同じくらいのスピードしか出ない。時速16kmはショックだ…



3000m。草原地帯

 パンアメリカンハイウェイを進んで行きますが、まぁ走りやすいのは良いとして、傾斜がキツイ。キツイのは明らかに鈍った脚のおかげですが、ヒィヒィ言いながらどうにか3000mまで上りました。シェラが2300mなので、標高差700m。ウェウェテナンゴからシェラへ走ってきた時の脚なら「おっしゃ、越えた」程度の登坂です。

ゆっくり去って行った。彼らもパタゴニアへ行くだろうな

 この3000m地点はパンアメリカンハイウェイの最高標高地点です。ここからナワラ2300mまで時速40kmで延々下って行きます。そのナワラで欧米人とみられる自転車旅行者カップルを発見しました!…なんか嬉しいな。

雲に飲まれた。視界真っ白だ

 パンアメリカンハイウェイを離れてアティトラン湖方面へ向かいます。サンペドロが1600mにあるので下るのかなと思いきや、いったん2600mまで上らせてくる。もうなんか、もうね、疲れたッス…

 下り道は恐ろしくなってくる。「何これ?大丈夫?帰りはこの坂上らなきゃいけないんだよ?」と思うほどの急傾斜で落ちていく。道も舗装路が崩れて穴だらけになった舗装オフロードだし、シャーッと下りていけない…

アティトラン湖

サンペドロは夜歩きできる

夕飯はカレーを食べた


「ダメだなこりゃ。帰りはチキンバスに自転車載っけて帰ろう」

 サンペドロについた頃には冷静にこう思いました。この道は自転車では帰れない。絶対に。

アティトラン湖 2

いい雰囲気の街です


 翌24日。サンペドロ滞在中の友人であり、そして私の名刺をデザインしたタミオさんに再会し、ともにネットカフェへ。メモリーに入っている名刺のデータを厚紙に印刷してもらいました。

慣れない作業

根気がいる。Animo!

コーヒーだよね。グアテマラだもの

 そしてカフェでコーヒーを飲みながら、厚紙から名刺を切り取る。おぉ~…感動!

 その後は彼オススメのレストランで食事をしながら色々話し、良い時間を過ごしました。

ま、壊れたらそんときゃそん時ということで…

チキンバスの例。これはガテシティ行きのため乗っていない

 25日。シェラへ帰るべくチキンバス乗り場でシェラ行きを待つ。待っている間に自転車のペダルを外し、ステムを90度回転させてハンドルバーを曲げたりして車体全体のスリム化を施しました。これで荷台に載っけやすくなったはずです。

 チキンバスは揺れます。振動もあります。自転車は壊れないのでしょうか?まぁそんな心配したってni modoですよ。取り敢えずシェラ行きゃあ何とかなるもんです!

 シェラのミネルバのテルミナルに着いて車体を確認しましたが損傷無し。組み上げてタカハウスまで走ってゴール。

 サンペドロ・ラ・ラグーナへフルパッキングの旅行車で行くのは無謀ですのでお気をつけ下さい。

走行距離: 82.3km
Xela → San Pedro 79.79km
Xela minerva → Takahouse 2.51km

積算走行距離: 9088km

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【近況報告】1級時計修理技能士になっています【仕事・趣味・旅行】

もう自転車旅行から帰ってきて8年半も経つとは驚きで早すぎると思うし、一方で旅の記憶は少しずつ薄らいできており、この点で年月の経過を感じる。 だからこうしてブログとか、Youtubeに旅の様子を残してきて良かったなと思う。苦しいことばかりだったと思うが、今ではいい思い出。 さて現在...