159~160日目【グアテマラ】中米最高峰タフムルコに登る!

2014年11月15日~16日
タフムルコ登山。寒さと強風と薄い空気。ハードワーク&感動の2日間。


 登山経験はこれが2回目。八ヶ岳の西岳以来です。まさか2回目にして4000m峰に登るとは思ってもいませんでした。

遠くの三角の山がサンタマリア山

 午前6時。タカハウス前にて、共に登山をする三上さんとピックアップの車を待ちました。時間通り来る期待はしていませんでしたが、アメリカ人 (多分オーナー)によるツアーショップのため、時間通りきっちり到着しました。

 一度ショップへ行き、山岳ガイドのカルロスさんをピックアップし、ミネルバ市場のバスターミナルへ。ここからチキンバスの乗り継ぎをして3時間程度でタフムルコ登山道入り口前に到着です。

登山道入り口

特徴ある山がタフムルコ山頂

シャツにネクタイ、そして帽子

 入り口の標高は3000m。ここからすでにタフムルコ頂上を遠くに見ることができます。初日の目標は山頂の盛り上がりの麓にあるキャンプサイトです。

 テント・寝袋、ストーブにコーヒー器具、水4リットルと食料。これらの入った重たいバックパックを背負いゆっくり歩いていきます。しかし急傾斜でかつ、デコボコした岩場のような道、空気の薄い登り道ということで、少し歩いただけで呼吸が苦しくなります。

足場が悪い

富士山標高ポイント

「キツイ…自転車よりキツイわ。ネクタイしてらんねぇ」

 三浦雄一郎さんが化け物に思えてきました。あの歳でエベレスト登頂ってとんでもない。私は3000mちょいでもうくたびれてきたのに。それにガイドのカルロスさんの登るペースったら速え。流石プロだわ。


 山頂が雲で隠れると、次第に周囲も白く霞んできました。360度見渡すと真っ白で景色が見えません。

キャンプサイト

ペグダウンできない。張り縄で対応

 登山道入り口から5時間。ようやく標高4000mにあるキャンプサイトに到着しました。早く横になりたい。テントを張り始めますが、久しぶりで手こずり、風まで吹いてきて張り終えるのに時間がかかりました。

 翌朝は5時に山頂アタックです。やることも無いし19時には寝始めました。夜中は常に強風に煽られてテントがバタバタいっていて、時折吹く突風でテントが引きずられます。気温もグングン下がってマイナス確実。

 ユニクロのウルトラライトダウンの上からレインスーツを着込み、ジッポのオイルカイロを胸に入れて、寝袋で縮こまって眠りました。

フードの中は両耳を覆うようにマフラーをかぶっている

もうすぐ日の出か…

 午前5時。真っ暗な中、ヘッドライト点灯で山頂アタックです。暗くてよく見えませんが岩場の結構な急傾斜を登って行きます。後ろを振り返ると日の出の橙色が地平線に見えました。

 山頂 (4220m)に到着。ヨッシャー!っとガッツポーズした後は見える景色全てにカメラを向けて写真と動画撮りまくりです。そして御来光。

おっ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

御来光と俺 1

御来光と俺 2

御来光の反対には富士山より大きいという山影

 本当は山頂でダンディなサラリーマン風のお笑い写真を撮ろうと思っていましたが、寒さと風の影響でふざけてる場合じゃなかったので、撮れませんでした。4000m峰でふざけてはいけません。(当たり前か)


こんな傾斜を登り下りした

すぐ後ろが絶壁のぎりぎりに立って撮影

 ここから後は下山するわけですが、登りでは視界一面真っ白で景色が見えませんでした。しかし下りでは晴れていて素晴らしい景色。





タフムルコは画になる

 下りの方が脚への負担が大きくて疲れます。水と食料が減った分荷物は軽いのですが、急傾斜の悪路を下りるのは身ひとつでもキツイでしょう。

 登山道入り口までの途中にある村で残った食料を村人にあげました。チョコレートとクッキーです。

もう脚が痛い。でも良い体験ができたな

 幸い3人とも高山病にならずに済んで良かったです。ひと月で鈍った脚にはかなりのハードワークでしたが、出発へ向けての良いトレーニングになりました。

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