2014年10月13日
ウェウェテナンゴからケサルテナンゴへ
ウェウェテナンゴからケサルテナンゴへ
ウェウェテナンゴを出発 |
ホテルを出た時刻は8時半です。以前は9時半出発が多かったのですが、最近はアップダウンが多くて納得できる距離を得るには時間が掛かるため、1時間早く出発しています。今日はケサルテナンゴ (通称シェラ)のタカハウスを目指します。
標高はウェウェテナンゴの1800mから一旦200m近く下った後、最高標高2800mに達し、シェラの2300mまでアップダウンしながら下るというハードワークです。
2200m地点。この辺りから視界が開けて良い景色 |
2240m地点。空気が冷たい。下界が遠い |
写真では見えないが、中央付近にウェウェテナンゴを望む |
道中には商店やレストランは随時ありますが、あまり長居できないと思います。時間を掛けて到達した最高標高地点からシェラまでは30㎞あるため、到着が夜になること必至です。シェラは案外遠いのです。
疲れた…休憩しよう |
2700m地点。雲行きが怪しい。パラッと降られた |
最高標高地点2800m。何て事ないゴミの散らかった道 |
標高を上げていくと比例して気温が下がっていくのを感じます。100m上げると0.7℃下がるという目安があるようです。上りでかいた汗は下りで一気に冷え込むので寒いです。
上り道ではディーゼル車が路側帯側に黒煙を吹いて走っていくので排ガス臭いです。特にチキンバスが酷い。道の先が見えなくなるくらい真っ黒な煙を吹きます。しかもこのバスは横転しそうなほどジェットコースター級に飛ばすので怖い。乗っているお客さんも肝が冷えるでしょう。心配です。
この道は悪い事ばかりではなくて、松の香りがほんのりするので癒されます。グランドキャニオンの走行を思い出します。
シェラ入り口 |
カテドラルのある中央公園 |
8時半出発で最高標高地点到達が15時15分。シェラのタカハウス到着は18時でした。山登り7時間、総計9時間半の死闘でしたね。もう太ももに力入らない。
タカハウス到着後、宿泊者名簿に名前とパスポートナンバー、到着日を記入して館内を案内されました。現在宿泊者はタカさん含めて7人。閑散としています。ホームステイ組も数人ということで少し寂しい感じ。
ボビーというマスコット犬が館内をウロウロしているのですが、誰かれ構わずよく吠えて、時に噛み付くこともあるという危険ならぬ「危犬」です。しかし皆が食事中の時はひとりひとりを訪ねてつぶらな瞳を向け、おこぼれをねだるというツンデレぶりを発揮。
ちょうどシェア飯という割り勘の晩飯を作るというので頂きました。米とスープ、鶏肉の何か、そしてお茶です。後片付けはジャンケンで負けた2~3人が行うシステム。
ボビーはテーブル下でウロウロしていました。キュンキュン鳴いてねだっていましたが待ちきれなくなったのでしょうね。ワンワンと吠え始めて皆からお叱りを受けていました。
私は動物の気持ちを理解したい… |
最近は走行中にあらゆる動物たちから鳴かれます。犬はいつものことですが、ニワトリ、ロバ、牛、小鳥、そして人間も反応してきます。
犬は200mくらい離れた見えない所からも吠えてきますし、ニワトリはコケコッコーうるさくなるし、小鳥は騒がしくなる。ロバはひき笑いのようにヒーヒー言うし、牛はモーモー言います。
人間は私を見つけてからの反応が異常に速い。子供たちは追いかけて来てリアラックバッグに載せているソンブレロを引っ張るし (危ない!)、大人は何かしらの掛け声を発する。子供は無邪気なのでニッコリとしてあげてますが、大人は「China, China」うるさいので無視しています。Japonと言ったら手を振ってやろう。
さて、ここで1週間ほど疲労困憊の心身を休めたあと、ホームステイで4週間スペイン語を学ぶ予定です。
走行距離: 90㎞
積算走行距離: 9006㎞
積算走行距離: 9006㎞
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