122~123日目【メキシコ】カランサ、そしてコミタンへ 大変だけど何か良い道 標高を上げる

2014年10月9日
トゥストラグティエレスからカランサ


 普通、このルートを通る自転車旅行ではサンクリストバルに行くのですが、私は道中の登坂に敗北した身ですので、サンクリストバルのある山の南を回ってコミタンへ行きます。

 この南回りのルートは交通量が少なくてその点は快適なのですが、カランサという町までは道路事情がよろしくない。

舗装オフロード

 舗装はされていますが、造ってから保全作業を「一度も」してこなかったのでしょうね。アスファルトが削れて砂利となり「舗装オフロード」となっています。

土砂崩れ

うねってます

 また土砂崩れもそのまま放置で、月日の経過で道路表面を覆い、オフロードを形成しています。土の下には舗装が見えます。

 さらに崖ギリギリにある舗装路は崩れ落ちていてそのままです。よそ見して走っていると崖下に落ちます。

なんか心地イイ

綺麗に枝葉を広げた立派な木

 こんな最悪の道でアップダウンしかないのですが、なんかイイ。なんか心地イイ。サイクロクロス車で走ったら最高の道でしょう。

砂利が更に細かく砕かれて砂になると、自動車の起こす風に巻き上げられて砂埃になる

 カランサまであと20㎞という所。突如トラックの通行が増えて、なおかつ砂利道ですから砂埃が酷い。濃霧発生のごとく物凄い砂埃です。

カランサ入り口。奥は鬼の様な傾斜

 ろくに息もできずにカランサ入り口に着きましたが、「え?何この傾斜…」カランサは坂の町でした。傾斜20~30%は普通。最大50%くらいあるのではと思えるほどの坂道。自動車もやっとという坂道。自転車は当然ペダリング不可能なので押して登ります。

疲労困憊

 どうにかホテルを見つけて一息つけました。

走行距離: 108㎞
積算走行距離: 8665㎞


2014年10月10日
カランサからコミタン

カランサの町並み


朝イチでコーラ1リットルを腹にぶち込むのは最高だ

 カランサは標高700mにあります。出発後は下り、以降は山沿いに進み、しばらく平坦路です。小さな集落や町が点在しているコースなので、補給に困ることはありません。道も普通の舗装路で走行に問題はありません。


 しかしコミタンへの登坂に突入すると、標高600mから1600mまで上ります。カランサからこの坂始まりまでは50㎞程度走らされているのでキツイし、傾斜も標高の節目ごとに10%超をぶっこんでくるので、時速4㎞で上ることになります。




 この坂だけで相当量の水を消費しました。尿意が起こら無かったので、飲んだ分は全て汗として出たということです。

ホテルのタオル。いいセンスだ

 コミタンに着きましたがそんなことはどうでもいいのです。明日はグアテマラ入国であるということ、このことだけを考えていました。

走行距離: 81㎞
積算走行距離: 8746㎞

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