114日目【メキシコ】サンティアゴ・トゥストラへ キツイ… 暑さと上りと向かい風 

2014年10月1日
アルバラドからサンティアゴ・トゥストラへ

序盤の上り後の湿原。綺麗だった

 いつの間にか10月。日本は涼しくなってきたそうですが、こちらメキシコの低地は涼しくなる兆し無し。

 今日はアルバラドから84㎞先のサン・アンドレス・トゥストラという町を目指しますが、結論を言えば辿り着けませんでした。今日の走行はこれまでのワースト走行の記憶に残るでしょう。

 アップダウン→平地→山登りというコースでしたが、序盤のアップダウンで体力を浪費し、平地の向かい風で追い打ちをかけられ、疲労だらけで挑んだ山登りでは向かい風+凶悪な陽射し。とどめを刺されました。

 アルバラドを出て上って行きます。いつまで上るのだろうか。下りはほんの少しある。「上り切れば必ず落ちる。なんたって下界を見ろよ。あんなに下にあるんだから」(^_^;)

 ところが、その下にあると思っていた下界がだんだん近くなってくる。つまり、私が下っているか下界が上がってきているのか、このどちらかである。

「俺は上っている。落ちていない。嘘だろ?」(;´Д`)

 結局上ったら上ったまま。下界がその標高に追いついて下り無し。そして次の段階、平地へ。ここで急に向かい風が吹いてきました。

暑いし微妙な上りと向かい風で進まない

 時速12.5㎞。頑張ってこのスピードしか出ません。道は長い長い一本道。おまけに暑い。まだ40㎞しか来ていませんが、もうホテルに入りたい。疲れた (-_-;)

 疲労困憊で山登りの段階へ。上る直前の集落でオッサンが「ヘイ!この先上るぜ! (実際には何て言っていたか分からないが、たぶん)」そうか上るのか… (~_~;)

 「上るぜ」と言われたということは「結構上る」ということ。何てことない上りならわざわざ上るぜなんて言うまい…

山崩れ。壁と地表の草木の成長具合から2, 30年くらい前に起きたのかな

標高200mくらい上げる

 前菜的な上りの応酬をした後、本格的に上らせる。急傾斜が2㎞でイージーな様に思えますが、疲労困憊、向かい風ありで陽射しが強くなったとあっては激ハードワーク。m(_ _;)m

 顔に陽射しが当たるとジリジリ痛い。焼かれるってこういうことか。ライターの火を肌の近くに寄せるような感じです。日焼けは火傷である。

木陰いっぱいの下りは癒やされる

 この坂を越えるとサンティアゴ・トゥストラまで下り一方。木々の作る日陰がたくさんで見事。「よくここまで来れたね。おめでとう!」と木々から言われているような気がしてくる。この下りは癒し系でした。(^=^;

 ホテルは道沿いに見つけたものにしました。他を色々と探す気になれませんでした。200ペソでWiFi無し。

カーテン越しの日の光が柔らかかった

ミュージアムがある

セントロ。みんなネットやってます

 冷えた物を買おうと町を歩くと、セントロの広場に公衆WiFiを見つけました。暑いので長居できませんでしたが、メールチェック等を済ませることはできました。

 今日の走行は目標のサン・アンドレスをクリアできなかったこと、無理をした走行という2点で敗北しました。しかし疲労困憊の40㎞時点から70㎞オーバーできたことは良かったです。人間、限界を感じてからも勝負できるようです。

積算走行距離: 8033㎞

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