97~98日目【メキシコ】メキシコシティ オーバーホールその②とヴァスコンセロス図書館、世界遺産ソチミルコ、独立記念日前夜祭

2014年9月14日
オーバーホールDAYその②とヴァスコンセロス図書館



 今日はブレーキの掃除と緩んだヘッドパーツの締め付け、その他各所の増し締めをして終了です。


 綺麗になりました。ォォ~(*´∀`*)ぇぇゎ~

「隅に入り込んでいた汚れにはロッキーマウンテンやイエローストーン、グランドキャニオンの砂もあったでしょう。汚れと言えど、汚れた分だけ走ってきたわけで、それらは言ってみれば歴史なんですね」

 …何ちょっとカッコイイことを。綺麗になった愛車を眺めていると、頭の中のもう一人の自分が感傷に浸る。まぁ気持ちは分からんでもないなぁ( ̄ー ̄)フム…

 ペンションアミーゴ、イイっすねぇ。静かで黙々と自転車をイジれる。無の境地とも違いますが、アーラーラ仙人の非想非非想処 (何か想うわけでも無く、想わないわけでもない)の境地が近いかもですね。そういえば旅の最中は頭の中が雑音で溢れていました。

 峠を上れば、
「まだか、まだ上るか、クソだな」

 何もない荒野を走れば、
「つまんねぇ道造りやがって」

 日照りが強い猛暑なら、
「野朗 (太陽)殺すつもりか!」

 …苦難に遭遇した時のこの煩いは何でしょうね?想いたくないのに湧いてくる。衆縁和合の道理から考えれば、心理に想いの原因があって、それに峠や何もない荒野、猛暑などの条件が和合することで、雑音という煩い (結果)が生じている。原因を取り除けていないのは、努め励みの緩さが問題なのは明らか。

 アミーゴに来てのんびりしていると雑音が無いことに気が付きました。たぶんリラックスできてんだろうなぁ…

 オーバーホール後、有名な図書館があるというので、アミーゴから近いし行ってみました。ヴァスコンセロス図書館です。




 カッコよすぎです。SFの世界にいるような感覚になります。


2014年9月15日
ソチミルコと独立記念日前夜祭

 前日の夜。ソチミルコに行かないかとのお誘い。まぁ行ってみるか、夕方までに帰れれば独立記念日の騒ぎを撮れるだろうしと、軽い気持ちで受けました。ソチミルコについてあまり知らなかったので、正直どうなんだろうなぁと思っていましたが、とんでもない。ソチミルコ半端ないッス。何かとてつもない充実度を感じたのです!

 運河を進む船代が高いので、船代の割り勘のために数人募集していくということで、私含めて6人が集まり朝食後、出発しました。


カラフルな船。この船に乗ったわけではない



Queso、Pollo、Chicharronの3種類

 船を扱う業者は複数あって、幾らで乗れるのか、向かう人形島は本物かなどの交渉をしていきます。どうやら人形島は偽物があるようですね。船代1200ペソで交渉が完了し、船の上での食べ物などを買い込んで、いざ!



 船頭が木の棒を川底に衝いて進んでいきます。モータースクリューではないのでのんびりのんびり。徐々に町中の喧騒が消えて自然の景色と静けさに入ると、何この癒やし効果。超絶半端ない。

 母親に抱かれている赤ん坊が感じているのと同程度ではなかろうか。人生史上最高ランクの癒やしと言っていい。柔い風、水音、風音、鳥のさえずり…何コレ(*´Д`)すげぇ〜

オジサンが人形島の経緯を説明


一番古い人形。70年前の物らしい

ミッキーマウスもいる。ガンダムはいなかった

 マッタリしていると人形島に着きました。どうやら本物のようです。人形達は亡くなった少女の鎮魂のために飾られたもので、ホラーではなく神聖です。雨ざらしでだいぶ年月が経っているので、怖い見た目になってしまったのでしょう。


 人形をバックに撮ってもらいました。皆で集合写真も撮って船着場まで帰りました。

 夜。独立記念日の前夜祭ということでセントロのソカロまで数人で行きました。卵や泡スプレーをかけられることがあるというので、レインスーツの上着着用です。

一番奥がソカロ。遠い…

仮装がいる

 人だらけです。ソカロへ入るであろう列に並びましたが、Policiaがバリケードを作って入場不可でした。もう定員になったんですね。


 大型ビジョンで模様を見学しました。大統領が演説しているときはビバメヒコの大歓声で大騒ぎ。花火もボンボン上がるし振動が伝わってきます。

 いや、今日は充実した最高の一日になりました。良い時にメキシコシティに来れました。動画も撮りましたので、メキシコ編をお楽しみに。

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