2014年9月23日
トゥランシンゴから ビリャ・ラサロ・カルデナスへ
トゥランシンゴから ビリャ・ラサロ・カルデナスへ
濃霧のダウンヒル |
トゥランシンゴから132号線で北東へ行きます。17㎞進むと、自転車好きのオッサンに捕まり英語で話込むことに。オッサンによると
「この先20㎞で132号線は132D高速道路と合流する」
「そこまでは高速で行ったほうがBetterである」
ちょうど高速道路の入り口が近くで良かった。オッサンにツーショット写真を撮られてお別れ。指示通りに高速に乗り換えて進んで行くが…
オッサンは「この先標高はダウンダウンダウンだぜ」と言っていましたが、下り一方ではありません。下るときはしっかり下るが、上るときもしっかり上る。メキシコお得意の長距離急傾斜登坂ばかりで、標高を落としていく感覚皆無、むしろ上っているのではと思うくらいです。
濃霧で崖下が見えない |
雨も降り出して先行き混沌としてきました。ビリャ・アビラ・カマチョまで下りますが、濃霧発生です。でも自動車は減速することなくガンガン下っていきます。坂道自体は碓氷 (うすい)峠から横川駅までの下り道に似ていて楽しいです。晴れている時に来たかった。
大抵町は谷底にあるので、町に入るときは下り、出るときは上りになります。今日の目的地のカルデナスは逆。山の上にある町です。
ホテルは150ペソでWiFi無し。しかしこのホテル、厄介ですぜ。
積算走行距離: 7595㎞
2014年9月24日
カルデナスからパパントラへ。エル・タヒン遺跡
カルデナスからパパントラへ。エル・タヒン遺跡
朝飯のパンをビニール袋に包んでテーブルの上において就寝したわけですが、翌朝食べようと袋を開けると小さな虫が無数、パンにたかっていました。よく見ないと見えないくらいの、動きの早いダニみたいな虫です。
「…ん?ウオッ、危ねぇ!食うところだったぜ。叩いて落とせば食えそうだが、今たかっているということは一晩中たかっていたということだろ。捨てるしかねぇな…」
さて、パンの問題は終わりました。次は
「何かくすぐったいな…あっ!俺の身体にもウヨウヨしていやがる。畜生、コノヤロ、コノヤロ」
引っ叩いたり払ったり、体についている虫を残らず潰していきます。早くこのホテルから脱出しなければ!ササッと準備を整えて逃げるように出発しました。
道中何事もありませんで、ただ疲労が溜まっていて何てことない坂道がツライ。ポサ・リカという町からエル・タヒン方面へ向かいますが、辿り着ける自信が無い。
今までどれだけの道を走ってきていたとしても、ロッキー越えようが、イエローストーンやグランドキャニオンだろうが、どんなにキツいことを成し遂げてきていようと、「俺に越えられない道はない」などという自信は無い。毎日毎日、目的地に辿り着けるのか、自分の体力に疑念を持っています。でも結局辿り着くわけですが、やはりそれでも自信は持てない。
エル・タヒンを観賞しました。59ペソです。
芝生が美しい。癒される |
適度に崩れた感じが良い雰囲気出している |
メインのピラミッドには上ることができる |
高台からの全景 |
色の明るい所は補修箇所だろう |
平たい石を積み重ねてある。一枚一枚作るのに苦労しただろう |
平日は人少なく癒されますね |
遺跡外の広場で曲芸が始まりました。命綱無しです。スゲェなぁなどと観ていたら、スタッフがチップの要求をしてきました。40ペソくれというので気持ちよく払っておきました。なにせ曲芸の質を考えれば安いですな。
エル・タヒン遺跡を出ると何か疲れが無い?ここに来るまでの疲労はどこへ行ったのか。どうやらエル・タヒンからパワーを貰ったようです。パパントラまで上りますが、「まぁキツイにゃキツイが、こんなもんだろう」長距離急傾斜登坂を何とも思わない。
パパントラは坂道の町です。エル・タヒン観光の拠点ということもあり、小さな町ながら賑わっています。私が確認しただけでホテルはセントロ周辺に4つ。さてどれにするか。
スーパーが目の前にあるホテルにしました。200ペソでWiFi無し。主人が日本語で「ようこそ」と言ってきたので笑ってしまいましたが、嬉しいですね。この一言だけでこのホテルに対する印象がとても良くなる。ホテルっていうのは、フロントがとても大事だな。ホテルマニアとして勉強になりました。
積算走行距離: 7657㎞
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