80~81日目【メキシコ】エル・ロサリオ、そしてアカポネタへ 高速道路を走る 長距離無補給区間での暑さとの戦い

2014年8月28日
マサトランからエル・ロサリオ

 Walmartで水と朝飯・行動食・晩飯用のパンを買いました。ここで警備のオッサン2人に声をかけられ、どこへ行くのか、旅の期間は、タイヤは何度交換したかなど色々話しました。

 カナダ・アメリカもそうですが、道の路肩にタイヤの残骸が転がっています。制限速度100㎞なんて普通で、おまけに道も綺麗ではないですから、タイヤがぶっ壊れます。だからオッサンはタイヤの交換頻度を聞いてきたのだと思います。

 私はこれをパンクの回数と勘違いして「Once. (11回)」と答えてしまいました。オッサン達は妙に納得していましたが…

マサトランの隣町、Villa Union。ここから15D号線高速道路へ

この交通量の無さは何だ。笑える

自動車への視認性を増すためにヘルメットに反射シールを貼った

 さて、今日は高速道路を走ります。今までは補給地点が無いことから敬遠してきましたが、マサトランからTepic (テピク)までの300㎞を4日で走ることにしたため、まぁハードにはならないだろうという考えです。

 メキシコは高速道路を走れます。西海岸沿いでは15D号線が高速道路です。料金所の脇を走り抜ければ、係員に何も言われず進入できます。路肩は広く、交通量激減で、快適過ぎて笑えます。

 しかし、この暑さで服はびしょ濡れ。体を冷やしたくてもストアは無く、何の準備もなく高速道路は走れません。ポイントは橋の下の日陰で休むこと、十分な水と食べ物を用意することです。魔法瓶があれば、冷えた飲み物を入れておけます。

 エル・ロサリオには15号線沿いにパッと見3つのホテルがあります。OXXOで何処にするか思案です。

「一番ボロい所が一番安い。でもどのホテルも立派な建物だな。難しいな。取り敢えずひとつひとつ様子をうかがうか」

 すると第4のホテルを見つけました。Hotel Baluarte。一泊270ペソです。恐らくエル・ロサリオではここが一番安い…と思います。

鶏肉。ラドラーのツマミだ

積算走行距離: 6256㎞


2014年8月29日
エル・ロサリオからアカポネタ

 エル・ロサリオから15D号線へ向かいますが、この町は複雑でGPSを見ながら抜けました。

 途中、15号線に乗り換えました。地図を見ると、アカポネタへは15号線で行く方が走行距離を10㎞ほど短縮できそうだと判断しました。

シナロア州からナヤリト州へ

 荷台のある車のオッサンに「荷台に乗れ。この暑さじゃ大変だ」と言ってきましたが断りました。親切はありがたいですが、特別な理由も無しに轍を切るわけにはいきません。これは自転車旅行者の習わしです。

アカポネタのエントラーダ

セントロ

 アカポネタは思っていたより大きな町でした。ホテルはHotel Plazaという所で、エアコン無し一泊275ペソを選択しました。シーリングファンが強めの風を起こすので十分涼しいです。ちなみにエアコン有りだと+60ペソです。

 こうしてホテルばかりだとキャンプをしたくなってきますが、治安の問題から下手な場所に野宿はできませんね。ガススタンドや警察署、消防署の敷地内がベストでしょうから交渉次第。私は8月の蒸し暑いメキシコで汗だくキャンプはしたくないのと、ビジネスホテル好きであるということ、人的No Troubleを目指しているということでホテルです。

 テレビで天気予報をみると、グアダラハラは最高気温27℃でした。高地へ行くと涼しいようですね。ただ、数字上の気温と体感気温は違います。日差し如何によって、27℃でも暑いと思います。冬の日でも陽だまりにいれば暑いのと同じことです。

積算走行距離: 6350㎞

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