57日目【アメリカ】ホワイトスパーキャンプ場へ 3700フィート 峠越えの最高獲得標高更新

2014年8月5日

晴れてるよなぁ。何で晴れるんだろうなぁ。晴れ男って何なんだよ

 ローローマイキャンプ場を9時半に出発してコットンウッド方面へ向かいました。「天気は快晴だが空気は冷たいな」3350フィートまで下っていきます。最近は身辺が怪しいため、警戒しています。

 今日はコットンウッドから西のプレスコットにあるキャンプ場を目指します。途中に峠越えがありますが、これがまた難所でした。





 コットンウッドが3350で、この峠越えの難所の最高地点が7023で、標高差3673フィート (1120m)です。かなりキツイですよ。一気には絶対上れません。峠越えの途中で行動食等で昼飯を食べるなどしないとハンガーノック起こします。私はリンゴ3個を食べました。結構腹一杯になります。

 昼飯の途中、上の方からロードのおじさんが颯爽と下って行きました。見た目は岩城滉一さんのようなダンディなおじさんでした。

 「まだか…まだ上るか…クソだな」

 峠越えの時は頭に血が上っています。俺vs峠の勝負ですから、少し汚い言葉が出やすいんですね。

少し走ってGPS確認という繰り返し。気持ちが切れている証拠だ

 7023まで登り切ると疲労困憊。プレスコットバレーという町まで下りますが、明日以降の走行を考えるとこの町で走行終了とはいきません。プレスコットのキャンプ場まで粘る。

 「あちぃあちぃあちぃあちぃあちぃ…」

 かき氷食いてぇーーーーー!!!自動車の騒音の中で叫んでみました。誰にも聞こえてないでしょう。もうキツイわ〜などと暑さにだれて下を向きながら走っていたら、地面に茶色い光る物が。1セント拾いました。なんだか急に元気が出始め、地面を見ながらグングン走っていきます。地面しか見えてません。光るものを見るたびにムッと反応します。


 ガス屋に飛び込んで1リットル炭酸とサンドイッチで放心休憩をして体を冷やします。ただこういう休憩をした後は脚が動かなくなります。ペダルを踏む脚が一層重くなりましたが、鞭打って進みます。

 ロ、Road Work…。あと少しでキャンプ場だというのに。しかも何だと。ちょうど今日から始まった工事だって?ツイてねぇなぁ。もう立ってるだけでキツいっす。はよ、はよ休ませてくれい。

 片側一車線のため交互通行です。待っている間に二人組のロードバイカーに話しかけられましたが、覚えてません。それにもう声が出ません。

 プレスコットから少し山奥に進んだ先にある政府系キャンプ場、White Spar Campgroundに到着しました。Feeは14ドルですので、小銭を作っておくことです。ATMでは何故か20ドル単位でしか引き出せないため、小銭を作るためには20ドル札で何か買い物をする必要があります。お金を使わせようという巧みな仕組みですねぇ。


 トイレとゴミ箱、ドリンキングウォーターがあります。ドリンキングウォーターがあるのでお茶を飲みたいだけ煎れて飲みまくり、暗くなる前に自炊して就寝です。寝る時は下着姿で寝袋に入らず寝始め、寒くなっても少し我慢してから寝袋へ入ります。体を冷やそうということです。

積算走行距離: 4294㎞

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☆Naturehike|自転車旅行とソロキャンプどちらにも使いやすい軽量テント。前室もあるから荷物スペースや雨天時の調理もできます。環境になじむ色合いにすれば、周囲の目から隠れたブッシュキャンプも可能

☆OneTigris|地面の影響を受けずに寝転がれるコットはテントでの快適な就寝に効果的です。夏場は熱気から、冬場は冷気から遠ざけてくれます。キャンプマットとの併用でさらに快適になります。

☆GoalZero|AC電源のない僻地やサイトに寝泊まりするときに手持ちの電子機器の充電をするのに太陽光を使えるようにすると助けになります。ゴールゼロは少し高価ですが、実際に私が自転車旅行で使って確かめましたが品質は間違いないです。

☆Greeshow|コンパクト軽量な電動式携帯浄水器で、約1000リットル浄化でフィルター交換をする。水の確保の問題は必ず直面する。海外渡航時の水道水やキャンプ時の河川の水を飲めるように出来たら水を買う必要がなくなる。電動だから長期間の僻地旅には向かないが、町から町への数日間なら持つでしょう

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