33日目【アメリカ】イエローストーン② グランドプリズマティックとオールドフェイスフル 呼吸法をマスターしろ

2014年7月12日

遠くの地面から湯気が上がっている

 イエローストーン国立公園、マディソンキャンプグラウンドにて自炊をして出発しました。隣のサイトにいた自転車旅行者のオジサンはハンモックでした。夜中の雨ではハンモックの上に天幕を一枚。布切れ2枚です。どんなに軽量なテントでも敵いません。ただし夏の装備で、木のあるところ限定でしょうね。ある意味究極です。

最近、自炊の献立はいつも一緒です。パスタをブイヨンスープで茹でて、パスタを食べた後はスープにパンを付けて食べ、ジャガイモを皮付きで茹でてマヨネーズと和えて食べ、皮付きリンゴ2つとコーヒー、締めは紅茶かグリーンティーです。

 私は基本、食材は皮付きで食べます。生ゴミをあまり出さないため、健康のためです。皮に健康成分があるとか。ちなみにバナナは辞めました。炎天下のバッグの中では傷みやすいようです。振動もありますし。

 走行に関しては脚がよく粘るということと、今日はイエローストーンのメインと言えるものを観るので、心持ち楽です。

 今日はイエローストーンレイクのグラントビレッジキャンプグラウンドを目指します。途中、グランドプリズマティックとオールドフェイスフルを観ます。



下からでは全体がよく分からない

グランドプリズマティックのパノラマ写真

 グランドプリズマティックは上から撮ると全体像がよく分かるのですが、そのスポットに行くのはスルーしました。多くの方々がすでに撮っていますし、動画も含めて撮れ高充分だと判断しました。



 オールドフェイスフルでは熱水の噴出が見物ですが、その前に腹ごしらえをしました。腹ごしらえの際中に噴出したようで、炎天下で約1時間待つことになってしまいました。動画を撮ることに集中して、良い写真が撮れませんでした。詳しくは動画をお楽しみに。


 さて、もう実践している方には不要ですが、この記事で最も伝えたいことは「呼吸法」です。これ、物凄く大事です。まだ知らない方は是非マスターしてください。標高にして200~300m登る登坂でも息切れせずに登れるし、平地でも筋疲労が起こりにくく、延々ペダリングを続けられ、平均速度もアップします。

 オールドフェイスフルからイエローストーンレイクへ行く道ではCraig Pass (2518m)という峠越えがあります。この峠越えの時目覚めてしまいました。

 特別なものではなく簡単です。(鼻で)吸って吸って、(口で)吐く吐く。これをペダリングのリズムに合わせて行うだけです。スッスッ、ハッハッの繰り返しです。肺の容量の半分くらいで抑えて、深く吸わず吐かず。

 これに加えて、よくロードレーサーの方々が言っている、回すペダリングですね、踏み込まず回すことに集中するということです。私のペダリング法、踏み込まないペダリングを参考に感覚を掴んでください。

 呼吸法と踏み込まないペダリング、この2つを組み合わせると絶対息切れしないのでマスターをオススメします。当然、急傾斜登坂が長くなれば筋疲労はしますよ。しかしそんなことはどうでもよくなります。勾配が緩くなったところで、走りながら休めますので。

Craig Pass 8262フィート

名も無き最高地点 8391フィート

イエローストーンレイクまで下る

 Craig Passを息切れ休憩無しで突破。筋疲労はあるものの、その後の下りで回復。次の登坂に突入。急傾斜が連続して、筋疲労の限界で2度休憩を要しましたが、これまでの最高標高2558mに到達。あとはイエローストーンレイクまで下ります。

 グラントビレッジキャンプグラウンドに到着しました。ハイカー・サイクリスト料金7.96ドルです。キャンプグラウンドから離れた所にシャワーとランドリーがあります。ランドリーは使いませんでしたが、シャワーは3.51ドルでした。チケットを買って、受付に渡すスタイル。

積算走行距離: 2488㎞

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☆Naturehike|自転車旅行とソロキャンプどちらにも使いやすい軽量テント。前室もあるから荷物スペースや雨天時の調理もできます。環境になじむ色合いにすれば、周囲の目から隠れたブッシュキャンプも可能

☆OneTigris|地面の影響を受けずに寝転がれるコットはテントでの快適な就寝に効果的です。夏場は熱気から、冬場は冷気から遠ざけてくれます。キャンプマットとの併用でさらに快適になります。

☆GoalZero|AC電源のない僻地やサイトに寝泊まりするときに手持ちの電子機器の充電をするのに太陽光を使えるようにすると助けになります。ゴールゼロは少し高価ですが、実際に私が自転車旅行で使って確かめましたが品質は間違いないです。

☆Greeshow|コンパクト軽量な電動式携帯浄水器で、約1000リットル浄化でフィルター交換をする。水の確保の問題は必ず直面する。海外渡航時の水道水やキャンプ時の河川の水を飲めるように出来たら水を買う必要がなくなる。電動だから長期間の僻地旅には向かないが、町から町への数日間なら持つでしょう

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