31日目【アメリカ】イエローストーンへ 炎天下心身消耗戦

2014年7月10日
イエローストーンへ!暑くて長い道のりは、耐え忍んだ者が負ける。

いきなりゴミの写真で申し訳ないが、これひと袋分の装備を軽量化した。1.5㎏

 Livingston Campgroundは居心地が良い。使う機会の少ない装備品(服、輪行袋など)を整理しつつ、約2日間ダラダラ過ごしたこのキャンプ場から出発して、今日は遂にイエローストーン入場を目指し、マンモスキャンプグラウンド泊です。


 89号線でリビングストンから南下して、先ずはギャラティン森林国立公園へ向かいます。相変わらずの炎天下と自動車の騒音とで全く楽しくないライド。豊かな自然があって、鳥のさえずりや風の音を聴きながら乗りたいものですが、それは期待できないでしょうね。

 途中のガス屋でトイレ休憩をして出発しようとするとオジサンが話しかけてきて、

「ここから1マイル離れたイーストリバーロードの方がノートラフィックで、この先15マイルくらいの所で89号線と合流する」

イーストリバーロードはイエローストーンリバー沿いを行く

 と言うので、その通りに進みました。理想的なくらいノートラフィックです (交通量が少ない)。こういう道を求めていたんですよ。

無いんだよ、日陰が…
デビルズスライド。山肌がえぐれている

 日陰がない。アメリカは森林国立公園に入っても案外木々が薄々で日陰がない。ギャラティン森林国立公園入りした時にはもうだいぶ疲れていて、イエローストーンの北口にある街、Gardinerについた頃にはここで走行を終えようかと考えました。でもイエローストーンへの入り口を見ると行かねばならぬと、力が湧いてきました。

いよいよイエローストーンだ

この看板とツーショットを撮る人多数

入場料のレシート

 さてこの門。イエローストーンには門があります。さすがに格が違う。門をくぐって先へ進むと入場チケットの売り場へ行くことになります。この売り場のオッサンが気さくで、この先への期待感が高まりました。イエローストーンとグランドティトンを合わせて、自転車の場合、7日間で12ドルです。



 風景からしてもイエローストーンは他の国立公園とは格が違います。どの角度にカメラを向けても画になる。こういう所はとても少ない。

 車道の路側帯が狭くて自動車のプレッシャーが強いほか、マンモスキャンプグラウンドまで結構な急傾斜登板があります。

 疲労満載でマンモスキャンプグラウンドに到着しました。レジスターボックススタイルのチェックインですが、サイトの殆どが埋まっています。唯一空いていたのがハイカー・サイクリスト専用の86番サイト。ハイカー・サイクリストの料金は5ドルです。封筒に必要事項を書いて料金を入れ、ミシン目のレジスターを壁に貼り付けて、封筒はボックスにインです。

 走行距離は95㎞ということで、だいぶ無理している距離ですね。登りメインの道でここまで走ってはいけません。ただ、今日距離を稼いでおくと、翌日以降の2日間の走行でゆっくり観光できる他、走行距離も各日60㎞程度で済むので楽になります。

「イエローストーン到着までで結構な疲労感だが、明日無事に走行できるだろうか。炎天下では耐え忍んだ者が負ける。刻んでコツコツ行くのが正しい」

走行距離: 95km
積算走行距離: 2362㎞

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