21日目【アメリカ】ローワーセントメアリー湖へ CARWAYボーダーを越える
2014年6月30日
初めての陸路国境越え。アメリカ初日はカナダの延長と言ったところか。空気の変化を感じず。
初めての陸路国境越え。アメリカ初日はカナダの延長と言ったところか。空気の変化を感じず。
カナダ・カードストンからアメリカボーダーへ向かう道。アメリカボーダーまで20㎞という看板。ボーダー越えの入国審査に備えてホテル予約とか、進路プラン地図とか用意したが、どうなることやら。陸路で国境越えとか、日本人は普通経験しないからな。
一度別れたロッキーマウンテンが再び見えました。走行中は散々嫌だと思ってきた山でしたが、結局山岳走行は精神面で楽でした。肉体疲労だけに気を付けていれば良かったわけですからね。今ではロッキーマウンテン、好きですよ。
ボーダーまでの道はアップダウンを繰り返します。ボーダーの関所は丘の上にあるので、ヒーヒー言いながら辿り着くことになります。
「アメリカか。3.11テロ以降入国審査が厳しいというイメージがあるな」
Carwayボーダーに着きました。写真撮影禁止のため文章のみで説明します。先ず関所に入ると自然にアメリカの入国審査へ行くことになります。カナダの出国審査はありません。入国審査はファストフード店のドライブスルーの様でした。私の前には既に3台の車が並んでおり、その後ろに並ぶこと5分。手招きで呼ばれました。
「何処行くの?」
「これが私の進路プランです (プラン地図を渡す)。メキシコへ行きます」
「アメリカは初めて?」
「はい、初めてです」
「何日滞在するの?」
「30日くらいです」
「これが私の進路プランです (プラン地図を渡す)。メキシコへ行きます」
「アメリカは初めて?」
「はい、初めてです」
「何日滞在するの?」
「30日くらいです」
パスポートを取られ、「この先を左に曲がるとカスタムの正面玄関があるから入りなさい。パスポートはその時に返すから」
詰問されることなくすんなり通過。言われた通りにカスタムの建物に入りしばらく待つと呼ばれ、先ほどと同じ質問の後、
「ESTAは登録してる?」
「いいえ」
「いいえ」
すると担当官が日本語で書かれたI-94Wの紙を持ってきて、「記入して」
記入後、滞在予定先を空欄にしていたため問われ、「明日ですけど、ホテルを予約してあります。Cut BankのGlacier gateway innです」予約したConfirmationを見せると (スマホ画面上)、「じゃあそこの街の名前を滞在予定先に書いて」「はい。Cut Bank, Montana…」
その後、両手の指紋と顔写真を撮られ、パスポートに入国スタンプを押されました。
「9月27日までの観光滞在許可を出すから、それまでには必ずメキシコへ行くように気をつけてね」
「9月27日までの観光滞在許可を出すから、それまでには必ずメキシコへ行くように気をつけてね」
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あ~ぁ、アメリカ入ってしまったな。何かとんでもない事をしてしまったかのような感覚 |
荷物検査無しでした。ともかくこれでついにUSA入りです。新しい国に入った際には空気の変化を感じるものですが、カナダとアメリカは大差無い印象。
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ローワーセントメアリー湖 |
この日はボーダーから30㎞程先にあるローワーセントメアリー湖のキャンプ場、Johnson's of St.Maryに泊。テンティングで28.89ドル。少し高いですが、シャワー用のトークンコイン付きです。
ところがこのトークンコインを無くしてしまい、シャワーを浴び損ねました。もう4日も風呂なしです。
「自転車旅行をしていると良い汗をかいているためか体が臭くなることはないけれど、垢はどうしようもなく出てきてしまう。垢を流して肌の代謝を上げないと」
「自転車旅行をしていると良い汗をかいているためか体が臭くなることはないけれど、垢はどうしようもなく出てきてしまう。垢を流して肌の代謝を上げないと」
走行距離: 31km
積算走行距離: 1588㎞
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