4日目【カナダ】Bostonbar(ボストンバー)へ 雨天ロッキーハンガーノック
2014年6月13日
雨天のロッキー走行。山岳コース、ハードワーク
未明から雨が降り出し、雨中のテント撤去。WiFiのあるマクドナルドへ行って朝マックをしながらロッキー山脈のTCH沿いのホテルやキャンプサイト、フードストアなどを検索しました。このマクドナルドも注文がむずかしい。
「ろくなもの食べてないし、疲れてもいる。雨の山中で野宿は辛い」
雨天でGoal Zeroによるソーラー充電ができずスマホの電池が残り少なくなってきたのと、溜まった旅行記をアップするため、服を洗うためにホテルかモーテルに泊まることにしました。
![]() |
厳しい上りは無いものの、疲労の蓄積から弱気な走行 |
いよいよロッキー山脈越えです。しかしレインスーツ着用で暑いのと、エナジー切れと疲労があり、登坂がかなりキツイです。食事量と睡眠が少ないからでしょう。加えて出だしからパンクもして、雨の降る中でのパンク修理。原因は小さな針金でした。
「路側帯にはタイヤの残骸があって、これがパンクの原因、針金の供給源になっているというわけか」
![]() |
ラフティングは北海道で経験したっけな。ロッキーも水しぶきとスリルが楽しそうだ |
![]() |
路側帯は山道になると狭くなる |
先制パンチを受けましたが、歩いて登りつつ休憩しながら自転車を転がすの繰り返しでタフに進んでいきました。
ロッキー山脈でもTCHはハイウェイということで制限速度70㎞/hです。山道でこの速度は日本では有り得ませんね。しかし自動車のマナーはとても良いです。
道の各所にはキャンプサイトやガススタンド併設のフードストア、レストランがあるので、いつでも休めます。ロッキー山脈は全体が観光資源となっているので、無人の場所は少なく安心できます。
![]() |
マナーの良い自動車と広い道と大自然。最高だね |
とにかく道がデカイ広い長いです。流石北米。キツイ登坂もやたら長く続きますが、その後の下り道も長いです。一見平地でも後ろを振り返ると結構登っています。平地だからって調子に乗って飛ばしているとボディーブローの様に効いてきますので注意です。
途中、私と同じく自転車旅行をしている外国人が反対車線から走ってきました。「Hi.」程度の軽い挨拶で別れてしまいましたが、同志として嬉しい出会いですね。もっと英語ができたなら、楽しく会話をできたろうにな。
![]() |
ボストンバーにて体力の限界 |
![]() |
今日もろくなもの食べてない。ジャンクフードを無性に食べたい |
68㎞程走ってもう限界です。ボストンバーという街で食料を買い出ししました。とにかくカロリーがほしいので、普段食べることのないポテチや、アップルパイ、ミックスナッツを買いました。
購入は簡単です。商品を手にしてレジに行くと店員さんが料金を言ってくるので支払います。この際、「Do you need the bag?」と聞いてくることがほとんどで、要するに袋は要るのかということです。Yes.と答えるとビニール袋に入れてくれますので、Thanks.と言って受け取りましょう。
限界なのでモーテル (Canyon Alpine)に駆け込みました。受付に「Excuse me, I'd like to stay here tonight.」と言うと、「Could you fill out this form?」と言って紙を出してくるので、名前と住所、あとはSignature (署名)をします。するとクレジットカード払いかキャッシュか聞いてきて、答えると料金を言ってくるので、支払うとルームキーを貰えます。これでチェックイン完了です。
予約をしているなら「Excuse me, I'd like to check in.I have a reservation.」と言うと「May I have your name?」と聞いてくるので、「My name is Karino, Tamotsu Karino.」などと言います。身分証の提示を求められることがあるので、その際はパスポートを渡せば済みます。
ここで受付の姉ちゃんからどこから来たか聞かれて「バンクーバー」と言ったら、「バァンコゥーバァー」という具合に発音を直されました。
モーテルだと自転車ごと部屋に入れます。ドロドロに汚れているなら外に置きます。部屋に入るなり先ほど購入した食料をガツガツ食べました。手が震えているあたり、ハンガーノック手前になっていたということです。
ここのモーテルはフリーWiFiがあるのですが何故かIPアドレスの取得ができず繋がりません。山奥だからでしょうか?またしても旅行記の更新が滞ってしまいました。
「ひとまず安定走行のできる所まで来れた。あとは走るだけだが、走り初めはやはり疲れるな。情報が無くてこの先も不明瞭だけど、走るしかない」
走行距離: 75km
積算走行距離: 310㎞