2日目【カナダ】Chilliwack(チリワック)へ フレーザーリバー越えに苦労した

2014年6月11日

いよいよ走行開始で気負う。頑張り過ぎ、警戒し過ぎ、戸惑い過ぎ。

交通量の多い都市部。落ち着いた場所を頼りに休む。
朝早く起きて水だけ飲んで出発しました。実はこの旅ではここまで機内食しか食べていません。チェックアウトはカウンターに空いた穴に入れるだけでした。

「大丈夫だろうか。忘れ物は無いな。とにかくバンクーバーを出よう。雰囲気が好みでない」

ちなみに、この昨日か早朝かにすぐ近くのダウンタウンエリアで発砲事件があり、ニュースで盛んに報じられていました。都市部は怖いです。早く脱出したいです。バンクーバーでの屋外写真が無いのは治安を気にかけての安全対策です。完全にバンクーバーに対して良いイメージがない。

ホテルの外で自転車にホイールを取り付け、荷物を設置しているとオジサンに話しかけられました。25セントでもいいから恵んでくれと言ってきましたが、「No,nothing.」だけで通して追い払いました。

彼らの多くは恵んでもらったお金で麻薬を買います。苦しそうな風貌に情けは無用です。絶対に直接与えてはいけません。困っている人に恵むならユニセフなどを通して与えましょう。

天気は快晴で少し暑いくらいです。右側通行に気をつけて走りました。フルパッキングの自転車は流石に重くてフラつきます。こちらでは制限速度が日本より速く、横断歩道はボタンを押さない限り青信号にならないという自動車優先の国です。トラックがガンガン加速して走り抜けていきます。半端ないです。

ルートとしては東に走り、ホープという町を目指します。そこからロッキー山脈を走ってカムループス、更に東のバンフ国立公園を経て、カルガリーに到着です。2週間以内には到達できるでしょう。
道が広くて走りやすい。東京・横浜並に整地されている
バンクーバーエリアは島で、フレーザーリバーを渡らねばなりませんが、橋は自転車走行禁止で渡れそうにありません。実際にあちこち巡って確認しました。バンクーバーエリアをウロウロしていたら既に走行距離は60㎞を超え、疲れてしまいました。

結局ニューウェストミンスター駅から電車に乗り (自転車ごと乗り込める)、対岸のスコットロード駅に渡りました。自転車旅行の考え方としては、船で川を渡ることと同義です。ここから野営地を求めて1Aハイウェイを走りました。この時点で疲労著しいです。

「水だけで何も食べてない。スーパーとか何も知らないし、こういう盲点があったのか」

途中、エナジー補給を目的に日本にもあるSUBWAYに入店しました。買い方のシステムが分からず拙い英会話で店員さんを困らせてしまいましたが、何とか購入。スープコンボというもので、サンドイッチと野菜スープ、21オンスのドリンクのセットです。

サンドイッチは何故か12インチという半端ないデカさのものになってしまいました。スープは3種類から1つを選びます。ドリンクはドリンクバーから選べます。苦労しましたが買い方のシステムが分かったので良しとします。

スーパーストアという激安系チェーンストアに寄ってみて食料の買い出しをしました。商品が何もかもデカくて小さいサイズがありません。油や塩なんてそんなに量を使わないのに勘弁して欲しいです。買ったのはりんごの袋詰とジャガイモ、タマネギ、パスタ、コーヒー豆です。今思えばインスタントのスープでも買っておけば良かったです。
荷物を積んで更に重くなる。こんなに重い自転車で走れるのだろうか
午後9時を回り日没。Goal Zeroのルナライトを前照灯として走り、アボッツフォードのミルレイクパークという公園の木陰にひっそりとテントを張りました。横になれたのは23時。ガソリンが無いので調理ができません。夜食はりんご2個。フレーザーリバーに苦しめられた一日でした。

「フレーザーリバー越えにこんなに苦労するとは思わなかった。ひとまず朝早く出る必要があるし、早く安定走行に入りたい」

走行距離: 131km
積算走行距離: 131㎞

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☆Naturehike|自転車旅行とソロキャンプどちらにも使いやすい軽量テント。前室もあるから荷物スペースや雨天時の調理もできます。環境になじむ色合いにすれば、周囲の目から隠れたブッシュキャンプも可能

☆OneTigris|地面の影響を受けずに寝転がれるコットはテントでの快適な就寝に効果的です。夏場は熱気から、冬場は冷気から遠ざけてくれます。キャンプマットとの併用でさらに快適になります。

☆GoalZero|AC電源のない僻地やサイトに寝泊まりするときに手持ちの電子機器の充電をするのに太陽光を使えるようにすると助けになります。ゴールゼロは少し高価ですが、実際に私が自転車旅行で使って確かめましたが品質は間違いないです。

☆Greeshow|コンパクト軽量な電動式携帯浄水器で、約1000リットル浄化でフィルター交換をする。水の確保の問題は必ず直面する。海外渡航時の水道水やキャンプ時の河川の水を飲めるように出来たら水を買う必要がなくなる。電動だから長期間の僻地旅には向かないが、町から町への数日間なら持つでしょう

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カナダのロッキー山脈を走った

アメリカのイエローストーン国立公園などを走った