13日目【カナダ】To Banff(バンフ)へ② キッキングホースパス越え レイクルイーズ、そしてバンフ

2014年6月22日

早朝のキッキングホースパス越えで熊出現。レイクルイーズと、そしてバンフ


カナダってなんて美しいのか
キッキングホースパスという1630mの峠越えを控えているため朝早く撤収して出発しました。朝のフィールズは美しい。また自動車も少なくて走りやすい。
日差しが強い。空気が冷たい
ここから急傾斜登坂が6㎞続きます。時速6.5㎞でジリジリ登っていきます。




登っている途中で対向から来た自動車のオッサンに「Bear ahead!!!」と警告されました。進んでいくと、あ、居ました、熊が。子熊ですぐ居なくなってしまいましたが、親熊も近くにいるでしょうから、熊出没エリアを静かにサァっとシレっと通過。しばらくは後ろを振り返るなどして警戒しながら走りました。朝方は熊が出やすいのかも知れません。
ここが頂点。下っていく
キッキングホースパスという明確な表記はありませんが、ヨーホー国立公園とバンフ国立公園の境が峠の一番上です。つまりバンフエリアに入ったということで、キッキングホースパス (1630m)を越えたことになります。

以降はバンフまで多少のアップダウンを挟みつつ基本平地か、下っていきます。私は途中で離脱してレイクルイーズ方面へ向かいました。
寄る予定は無かったが、見てみることにしたレイクルイーズ
ところがレイクルイーズって山の上なんですね。ロジャーズパスやキッキングホースパスに匹敵する急傾斜登坂5㎞をやらされました。前述2つのパスでは自転車を押して登ることがなかったのに。レイクルイーズへの登坂は半端ないです。

「観光バスなどの乗客に見られているなぁ。でも嫌味はない」

バンフでツアーバスでも利用して来れば良かったと後悔しましたが、一目見て来て良かったと心変わり。
おぉ~、美しい。苦労して見た景色は格別美しい
美しさと共に。こういう写真はとても大事。離れればすぐ忘れるから
あぁ~スゲぇなぁ~等とボーッとしていると、「Could you take a picture?」とオッサン4人に声を掛けられ撮ってあげました。君のも撮ってあげるよと言うので撮ってもらいました。ただ突っ立ってるだけです。ポーズ決めろよ。

いやしかし何故オッサンばかりと縁があるのか。Girlsはどこに居るのか。自転車旅行ってモテないんだよなぁ。やはり女はロマンより現実重視なのか。
さてあまりゆっくりできません。レイクルイーズからバンフまで55㎞あります。何の変哲の無い道をひたすら55㎞。バンフが遠いし、眠くなってきました。しかし走行距離がここで1000㎞を突破。旅の予定走行距離の40分の1を達成しました。

そしてついにバンフ。
カナダ有数の観光地バンフ。先ずはビジターセンターへ行って情報収集です。

バンフには日本人宿があるらしく、その場所を調べるためです。日本人、味噌汁、米、そして日本語によるコミュニケーション。飢えています。

あれ?無い。おかしいな。取り敢えずWiFiスポットを探してネットで調べるか。地図によると向こうにマクドナルドがあるからそこで。
ここにマクドナルドは無い
あれ?無い。おかしいな。ここにマクドナルドがあるはずだが。もう散々走らされて疲れているところに飛び込んできたのは、日本食レストラン併設のホテル (Swiss Village)。しょうがない。ここで良いか。

2泊で部屋を取ってもらい、先ず3日ぶりのシャワーを浴びてスッキリした後、目当ての日本食レストラン三喜 (みつよし)へ。

おおっ、店員さんに日本語が通じる!と言うか日本人ではないか。頼んだのはサーモン親子丼と味噌汁、そして酒を飲まない人なのにキリンビールを注文。久しぶりに故郷の文化に触れて嬉しくなってしまいました。値段はまぁ海外の日本食レストランだなという感じ。

バンフの日本人宿を調べたら20㎞先の隣町のキャンモアにあるということでした。何だ、そりゃ無いわけだ。

明日は自転車を忘れてバンフ巡り。目当てのレストランがあるので、経験を積むためにも思い切って行ってみましょう。

「バンクーバーからここまで連泊せずに頑張ったご褒美を自分自身に。明日はのんびりしたい」

走行距離: 98km
積算走行距離: 1060㎞

新しい装備をお探しですか?なら私が選定したものもチェックしてみてください。


☆Naturehike|自転車旅行とソロキャンプどちらにも使いやすい軽量テント。前室もあるから荷物スペースや雨天時の調理もできます。環境になじむ色合いにすれば、周囲の目から隠れたブッシュキャンプも可能

☆OneTigris|地面の影響を受けずに寝転がれるコットはテントでの快適な就寝に効果的です。夏場は熱気から、冬場は冷気から遠ざけてくれます。キャンプマットとの併用でさらに快適になります。

☆GoalZero|AC電源のない僻地やサイトに寝泊まりするときに手持ちの電子機器の充電をするのに太陽光を使えるようにすると助けになります。ゴールゼロは少し高価ですが、実際に私が自転車旅行で使って確かめましたが品質は間違いないです。

☆Greeshow|コンパクト軽量な電動式携帯浄水器で、約1000リットル浄化でフィルター交換をする。水の確保の問題は必ず直面する。海外渡航時の水道水やキャンプ時の河川の水を飲めるように出来たら水を買う必要がなくなる。電動だから長期間の僻地旅には向かないが、町から町への数日間なら持つでしょう

ソロキャンプの魅力が詰まったキャンパーの情報はこちらから

自転車で世界を旅する強者たちの情報はこちら

ウユニ塩湖でコーヒー淹れたら最高すぎて飛んだ

自作ウッドガスストーブでさばカレーキャンプ!

カナダのロッキー山脈を走った

アメリカのイエローストーン国立公園などを走った