ロードバイクやMTBなど、自転車のインナーワイヤーの末端は新品の時には焼いて処理されているのか、ほつれることがありません。しかしワイヤーを交換するなどした場合は一度ワイヤーカッターで切ってしまうと以降はほつれるようになりますし、ワイヤーが劣化してくるとほつれてしまいます。
そこで末端処理をして修復ことが望ましいわけですが、普通はワイヤー末端にインナーキャップをかぶせて潰して固定する方法がとられます。
でもインナーキャップっていつの間にか取れてたりするんですよ。再利用もできませんし。
そこで巷で知られている他の方法には以下の3種類があります。
- はんだごて
- ステンレス用ハンダ鉄線
- フラックス
まずインナーワイヤーの末端をフラックスで前処理して半田を固着しやすくした後、半田付けします。お金がかかるという事と、作業が簡単ではない、オーバーホール時のバラしが面倒になるので個人的にはオススメしかねます。でも耐久力は無視できないかと思いますが。
【瞬間接着剤】
アロンアルファ等の金属用瞬間接着剤をインナーワイヤーの末端に塗る方法です。最も手軽ですが、私がやってみた感じ、接着面積が狭いので上手く接着できないのか確実ではなかったです。見た目もあまりスマートじゃないですしね。
【ホットボンド】
ホットボンドという接着剤を使う方法です。やってみた感じこれが一番ベストなおすすめの方法です。普通は加熱型のグルーガンとセットで使いますが必要ありません。
用意するものは、100円ショップのホットボンドスティックとライター、ペンチ、インナーキャップです。ライターはコンロの火でも代用できます。
ホットボンドスティックを火で加熱して溶かします。溶かしたホットボンドをインナーワイヤーの末端に少量付けます。そしてインナーキャップをペンチで持ってライターで少し加熱してあたためた後、素早くインナーワイヤーにかぶせます。
かぶせたインナーキャップは潰して固定する必要はなく、接着剤で固定されます。加えてホットボンドは剥がすことができるため、キャップの付け外しが簡単で再利用もできます。