347~353日目【エクアドル】コロンビア出国とエクアドル入国 マチャチまでのアンデス走行7日間

2015年5月22日~28日
コロンビアさようなら、エクアドルお邪魔します。道は更に険しくなり、確実に轍を進める作戦!同志と4人でペアラン。

南米2ヶ国目

【22日: 出入国、サンガブリエルまで】

 イピアレスのホテルを出て国境へ向かうこと5kmくらい。道中はほとんど下りで楽でした。そしてコロンビア出国Migraciónへ。

 パスポートを窓口に出したら受付の女性が「Japones?」と聞いてくるので「Si.」と答えますと彼女は「私の名前は○○です」と日本語で返答。おぉ~。だからコロンビア好きなんだよなぁ。出入国が、人が楽しい。

 彼女の自己紹介を聞いた後出国スタンプを押されました。聞かなかったら貰えなかったのだろうか、などとアホなこと考えつつ残ったコロンビアペソをアメリカドルに両替し、エクアドル側入国Migraciónへ。

 建物に入ると貰う書類に必要事項 (名前、パスポートナンバー、滞在予定日数など)を書き込み、パスポートと共に窓口に提出。エクアドルに入国するの?とだけ聞かれてスタンプを押されました。よし、エクアドルお邪魔します〜。

 と思ったらいきなり急坂で参る。この日の目標は50km先の町、サンガブリエル。3100mの峠越えを挟むので楽ではない。と言うかもうウシュアイアまで楽な走行はあるまい。

美しい


ものすごい傾斜を耕してるな

 峠越えに備えて11時半頃レストランに入るとまだAlmuerzoは無いと言われました。まぁちょっと早かったか。12時頃から提供開始ということで、30分待つくらいなら先へ行こう、行動食はあるしということで峠越え開始。

 赤道直下ということで上っている時は標高に関係なく汗だくになります。しかし下りは標高に関係して空気が冷たいのでとても寒いです。レインジャケットを着込む必要があります。上りは暑く、下りは寒い。温冷浴みたいなもので健康になれそうです。

 サンガブリエルではセントロまで上り (斜度20%以上)宿を探しましたが、見当たらないので人に聞くと下った所にあると。ひぃひぃ言いながら上った凶悪な坂を下って安宿発見 (Residencial, 5ドル)。今日を終えたのでした。

ホテルには料理をするのにちょうど良い台があった

パスタ。トマトとアボカドのソースにサーディンを添えて

走行距離: 52km
積算走行距離: 12555km


【23日: イバラまで】

 今日は標高2800mから1200m下ったあと標高2200mまで上るコース。獲得標高1000m以下だからと油断していたらとても疲れた日になってしまいました。

サンガブリエルから先の幹線脇にあるシクリスタのモニュメント

山の方では降っているな

標高1600mへの下り道。区間半分が工事中で未舗装。自動車の通過のたびに砂埃舞う

イバラへの最後の上り。1km走る毎に休憩

 現在この区間のパンアメリカンハイウェイは絶賛工事中で迂回路・未舗装多数。結構な規模でやっているので完成は2017年度か、もっと掛かると思います。この工事のおかげでイバラ到着時には疲労困憊。立地の良いホテルで連泊を決め込んだのでした。

汗の塩で服が汚れる

走行距離: 85km
積算走行距離: 12640km


【24日: イバラで休日】
 泊まったホテルは近くにスーパーとショピングモールがありました。午後になってようやく外に出る気になり、モールを軽く散策して、フードコートで遅めの昼飯を食べて終わった1日。


【25日: カヤンベまで】

 道が険しい。刻んでいこうと決めたのでした。走行距離を60km以内にまとめていくとちょうど町を経由していけそうです。

上りの傾斜標識は初めて見た

シマノ。なんか嬉しい

標高3000m。雨霧に囲まれる

 この日は出発時曇天で、10km走ると降り出しました。以降カヤンベまで止むことはなく、しとしと降る雨の寒い中走るという辛い走行。加えて3100mの峠越えもある。

 カヤンベ到着でホテルイン。18ドルしましたがネット使えるしシャワーは熱いお湯ガンガン出るし最高でした。夕飯は近くの中華レストランで。中華は4ドル位するけれど、お腹いっぱいになれる。

走行距離: 57km
積算走行距離: 12697km


【26日: ピフォまで】

 カヤンベで泊まったホテルの名前はHotel mitad del mundo。地球の半分、つまり赤道を意味しています。



 走行開始してアップダウンをスイスイ進んでいたらいつの間にやら赤道越えていました。記念碑があるらしく、それらしい場所を通過したのですが「ここ?ここなのか?」と考えつつ通過してしまいました。なにせ赤道記念碑という物が設置されているような立派な場所でもなく寂れているし、記念碑ありますよ的な宣伝がされてなかったもので…

「あら、たぶん赤道越えちゃったわ…記念碑もしかしてあそこにあったのか?」

 戻るの面倒なので記念碑見ずに先へ行きました。記念碑と自転車のツーショット撮りたいなと思っていたものの、戻るの面倒に思う時点で自分の中では重要度の低いものだったのだと思います。

走行距離: 57km
積算走行距離: 12744km


【27日: マチャチまで】

 ホテルを出て早々、ブレーキシュー鳴りの調整をしていたら、実質出発時間は10時になってしまいました。それに脚が回らない。

 淡々とアップダウンをこなして、今日の目標のマチャチまで6kmとなった時にはかなりの疲労度。まだ時間はあるし、最小ギアでゆっくり回していくかと走っていたら、フランス人チャリダー3人組に遭遇。Bike Trippersという方々です。私と同じくウシュアイアへの南下組です。

ペアランって楽しい

同志と共に

名刺を貰いました。イイね

 どこ行くんだ、これまでどこ走ってきた、1日どのくらい走るんだ、どういうルートでウシュアイアまで行くんだなど話をしました。彼らも私と同じくエクアドルは走行距離抑えめで刻んで行くそうです。ウシュアイアまでのルートも私とほとんど同じなので、ちょくちょく会うことになるかもしれませんね。

 私は今日はマチャチで終了。彼らは明日アンバト近郊にあるバニョスへ行くそうなのでもう少し先へ進むとのこと。Buena suerte!!!と固い握手をし別れたのでした。

 マチャチで宿を探していると見つけたものの少し高そうだな、20ドルくらいしそうだなとスルーしようとしたら、Hola!!!Hotel?と声をかけられました。誘われるまま入ったのはスルーしようとしたホテル。テレビある、シャワーはお湯、ネットある、15ドルだと言われ、ここで良いかと即決。

 熱々のシャワーを浴びていると心地良い。エクアドル入ってからお湯シャワーは神だと思う。赤道直下の国でも、標高高いから寒い。あ~気持ちいい…と滝行のように頭からお湯を浴びる。もう何分こうしているだろうか?この心地良さホント神だな。

走行距離: 56km
積算走行距離: 12800km


【28㉘日: マチャチで休日】
 朝起きると雨。どうする?今日はラタクンガから少し先のサルセドという町を目指していました。

 ラタクンガまでに3500mの峠越えがあります。マチャチからは500mくらいしか上らないものの、雨天となるとキツイなぁ。

 それに寒いし、風強いし、少し疲れてるし、何かもう面倒だな、延泊しちゃおう!

 延泊決定 (敗北)。まぁこれも旅か。

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